みなさんお子さんには科学に興味を持ってほしくありませんか?
科学はこれからの社会を生きるための教育概念STEAM教育の一角をなしており、文部科学省も推進しています。
我が家でも幼稚園に入った頃から子供をいろんな科学館や博物館に連れて行き、科学に興味を持ってもらおうと頑張ってきました。
ここでは、私たちが子供と実際に行った科学館・博物館をジャンル別にご紹介します。
みなさんのお出かけの参考にしてください!
お子さんと科学に触れ合う!千葉県周辺の科学館・博物館ガイド
生き物の進化と不思議を探る
・ミュージアムパーク茨城県自然博物館
ここはお子さん連れには最高の博物館です。
地球の誕生から生命の進化を辿る内容となっており、剥製や化石の展示が中心になります。
その展示方法が素晴らしく、生きていた時の姿を再現した動きある作りになっています。
動物たちは森の中に躍動感を持ったポーズで展示され、海では餌を求める魚たちがすごい勢いで群れるのが再現されています。
中には水槽展示もあり、ミニ水族館のようになっており、ただ見ているだけでは退屈してしまうお子さんでも飽きることなく楽しんでくれます。
展示と展示の間にも工夫が凝らされており、曲線状の回廊にも展示を置くことで、展示の合間も世界観を崩さないようになっています。
企画展も面白く、動物の糞便や苔といった尖った内容もありますが、入ってみると大人も子どもも大満足できます。
屋外の庭園は公園のようになっており、展示の内容を実地で学べるだけでなく、お子さんを外で遊ばせてやることもできます。
ちょっとアクセスが不便ですが、それだけの価値はあると思います。
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・国立科学博物館
言わずと知れた上野の名所です。
展示内容のボリュームは凄まじく、日本館と地球館二つの博物館がワンセットになっているほどです。
化石や剥製の展示が中心で、中には巨大なカメや双角の恐竜など珍しい化石もあります。
360℃全天周モニターで映像が楽しめるシアターや科学館のようになっているコーナーもあります。
展示は珍しく貴重なものばかりなのでしょうが、躍動感をあふれる動的展示や体験型の展示が少なく、ただ置いてあるだけという印象を受けました。
展示の価値のわからない子どもにはちょっと退屈だったみたいで、途中から早く帰りたそうでした。
子ども向けにはコンパスというコーナーもあるのですが、時間指定の要予約制で予約は概ね1ヶ月先まで埋まっていました。
期待値が高すぎたために、ちょっとがっかりしてしまいました。
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・海の博物館
千葉県の南東部勝浦市にある小さな科学館です。
勝浦周辺の海の生き物を紹介する展示が中心で、すぐ近くにある海中公園とセットという感じになっています。
15分程度で見れてしまうので、近くに寄ったら取り合えず寄ってみる感じが良いと思います。
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科学技術の進歩と仕組みを学ぶ
・航空科学博物館
成田空港すぐそばにある飛行機の博物館です。
フライトシミュレーターなど体験型の展示が魅力で、動かすだけでなく乗る体験もできます。
飛行機のエンジンなんかも展示されていますが、見ているだけだとあっという間に終わります。
体験は入り口側のカウンターで予約になりますので、入ったらすぐに予約するようにしましょう。
屋上からは離発着する飛行機がとてもよく見えます。
乗り物に興味を持ち出したお子さんにはとても良い博物館だと思います。
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・千葉市科学館
お子さん向けの科学館です。
体験型の展示がとても充実しており、遊びを通してお子さんが科学に興味を持てるようになっています。
館内は大きく4つのコーナーに分かれています。
プラネタリウムでは大迫力星空をゆっくりと楽しむことができます。
星空だけでなく映画のように美しい風景を眺めることができるので、大人でも楽しめます。
人間の五感の不思議を知るワンダータウンでは傾いた家がユニークでした。
外から見ると傾いているのに中で寝そべると真っ直ぐに感じてしまう。
そんな五感の動きを体感できます。
機械の構造や原理を知るテクノタウンには深海探査船が展示されており、操作室に入れるようになっています。
さまざまなセンサーを用いたアトラクションやいろんな波長の電波を体感できる展示、モールス信号を打てる展示などもあり大人でも楽しめます。
気候や天文、生き物や鉱物などの自然科学を知るジオタウンは博物館に近いです。
森を再現した展示や水槽展示もあり生き物が好きなお子さんに喜ばれます。
地震に関する展示も、お子さんでも楽しめるゲームになっています。
全体的にお子さん向けという感じで、自分で体験ができるようになる幼稚園から小学校くらいのお子さんにおすすめです。
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・千葉県立産業科学博物館
実演展示が素晴らしい科学館です。
サイエンスステージでは人形劇と科学実験を組み合わせており、さまざまなテーマの実験をみることが出来ます。
エジソンをテーマにした実験では電球が光る仕組みをわかりやすくユーモラスに教えてくれます。
実験ステージでは液体窒素を使ったさまざまな実験をみることができます。
酸素を液体化したり、超伝導を作って浮かせたりと、子供たちがとても興味深そうに見ていました。
大人でもびっくりさせられる実験で、それをこれだけわかりやすく面白く伝えるのはすごいと思います。
放電実験では強力な電気を流す実験を行なっており、美しいアーク放電や避雷設備の効果を体感することができます。
創造の広場にはさまざまな技術を使った遊具がたくさんあります。
解説がほとんどないのでただの遊び場と化している感もありますが、子供たちはとても楽しそうでした。
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生活の中の技術や科学を知る
・東京都水の科学館/虹の下水道館
お台場にある無料の科学館です。
あまり期待していなかったのですが、無料とは思えないクオリティでとても楽しむことができました。
水の科学館では水場の遊び場とシアター、水の力学を体感できる展示があり、体験型の展示が多いため小さなお子さんが喜びます。
水源となる森を再現したコーナーでは、動物園的な楽しみ方もできます。
虹の下水道館では、普段目にすることのない家の下の下水管をみることが出来るほか、合成映像で下水道の中に入ることもできます。
どちらもワークショップやガイドツアーを開催していますので、事前に時間を調べて行くと良いでしょう。
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・日本科学未来館
こちらもお台場にある科学館ですが、ちょっと子供向けではありませんでした。
展示はおしゃれでかっこいいのですが内容が全体的に小難しく、大人でも何がしたいのかよくわかりませんでした。
唯一老化を体感するコーナーは面白そうでしたが、人が多い上に並びの列もどうなっているのかよくわからない感じになっていました。
体感型展示がトラブルで止まってもスタッフは何もせず内輪でヒソヒソ話してばかりで、あまり役に立っていない様子でした。
なんとなく子供連れではなく、大人がデートでくるようなところなのかなと感じました。
オススメは…
いかがでしたが?千葉周辺にはお子さん向けの科学館・博物館がたくさんあります。
中でもオススメはミュージアムパーク茨城県自然博物館で、展示方法に工夫が見られ、大人も子どもも楽しめます。動物や自然な好きなお子さんには特に喜ばれるでしょう。
科学館では千葉市科学館と千葉県立産業科学博物館です。
千葉市科学館は体験型の展示が多いのでアミューズメント施設感覚で子どもに科学を体感させてやれます。
千葉県立産業科学博物館館は実演展示が本当にすごいです。
液体の酸素とか宙に浮く超伝導など珍しい科学を目の前で見ることができます。
東京都は水の科学館が無料ながら高クオリティでした。
逆に有料の国立科学博物館や日本科学未来館は大人向けという感じでした。
みなさんもお子さんと楽しい週末を過ごしてください。
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