【プラネタリウム】「千葉市科学館」の実体験レビュー【STEAM教育】

こどもと一緒!お出かけスポット

みなさんのお子さんは科学が好きですか?
今回は遊びながら科学できる千葉市科学館に幼稚園年長の娘を連れて行ってみました。
子供にはちょうど良い体験型の展示が多いため、帰り際には楽しかったととても満足していました。
ギフトショップで知育パズルを欲しいと言って来たときは、思わず心の中でガッツポーズでした。

みなさんのお出かけの参考にしてください!

【プラネタリウム】「千葉市科学館」の実体験レビュー【STEAM教育】

千葉市科学館はきぼーるという行政機関のビルの7〜10階にあります。
階層ごとにテーマが異なっており、さまざまな科学技術に触れることができます。

7階  :プラネタリウム・企画展
8階  :ワンダータウン 人間の五感などの生物科学 
9階  :テクノタウン  機械の構造や原理などの科学技術
10階:ジオタウン   気候や天文、生き物や鉱物などの自然科学

なお7階まではエレベーターですが、8階から上はエスカレーターのみになります。
ベビーカーは7階に置いておくことになりますので、歩きのおぼつかないお子さんと一緒に行くときは要注意です。
7階には100円返却式のコインロッカーもあります。

7階 プラネタリム

直径23メートルの全天周スクリーンで、200席あります。
座席の幅が大きくとても座り心地が良いです。

メニューが豊富で、毎日複数のテーマで公演を行っています。
定番の今日の星空はもちろん、オーロラ、宇宙などのテーマを全天周スクリーンの大迫力で楽しむことができます。
さらには音楽と星空のみのリラックスタイムもありますので、興味に合わせて内容を選んでください。
幼児向けアニメもやっており、土日祝日には子供向けのキッズアワーも開催しています。

1回の公演は35分程度ですが、料金は公演ごとにかかります。
またどの公演を見るか入場時に予約しますので、あらかじめホームページでその日の公演を調べておき、どれを見るか決めておくと良いでしょう。

週末など混み合うときは、入場後すぐの公演は予約で埋まって見れないこともあります。
時間に余裕を持って行くようにしましょう。

科学館の常設展示とは別料金になっており、プラネタリムのみの鑑賞もできます。

8階 ワンダータウン

人体の五感の不思議を体験する展示です。

鏡に映すと形の変わる図形。
視覚の不思議を教えてくれます。

水平感覚の不思議を知る傾いた家。
寝転んでみると真っすぐに見えてしまうので不思議です。

さまざまな鏡で映り方の変化を楽しめる部屋。
普段見ることのない鏡の部屋なので、子供達が楽しそうにしていました。

他にも多くの体験型展示があり、なんの匂いか当てるクイズや、音の周波数を高めていきどこまで聞き取れるか試すクイズなんかもありました。
これらは私たち親より子供の方が得意なくらいでした。歳はとりたくないものですね…

9階 テクノタウン

身近なものを動かしている技術を知る展示です。

スケルトンボディの車で、その仕組みを知る展示。
これは子供には少し難しそうでした。
すぐそばにボールをさまざまなギアを動かして運んでいくゲームもあったのですが、結構難易度が高い…

海底探査船しんかい6500のレプリカを展示しています。
運転席に入ることができ、ダミーのスイッチを自由にいじることができます。
記念撮影スポットとしても良いと思います。

近くにはしんかい6500のアームを模したクレーンゲームもありますが、これが結構難しい…

古い家電の展示では、家電の進化を追うことができます。
ブラウン管テレビを見た子供に、「これなあに?」と聞いたところ「電子レンジ」と答えていました。ニンマリです。

センサーを使ったアトラクションもありました。
金属棒に通した輪っかが金属棒を触れないよう、慎重に輪っかを運んだりと、昔のバラエティ番組のようでした。
あまり学習効果はなさそうでしたが、子供たちには大人気でした。

昔のおもちゃで遊べるコーナーもありました。
デジタルネイティブな娘にはこういうレトロなおもちゃが逆に珍しく面白いみたいでした。
ここで遊んだ立体パズルが楽しかったようです。
帰りに似たようなパズルをギフトショップでねだられました。

これらの他にもモールス信号を打てる展示、電波の種類を体感できる展示などもありました。
この辺は大人の方が楽しそうでした。

10階 ジオタウン

自然現象や生物・鉱物など自然の不思議を体感する展示です。

ユニークなのは、月の重力を体感できるムーンウォーカーです。
1/6の重力を体感できる機会は、なかなかないのではないでしょうか。
土日祝は10時から15時まで(12時除く)の毎時00分から毎回先着10名で開催しています。
人気なので早めに並びましょう。
身長120cm以上、体重100kg未満という制限があるので要注意です。

ニュートリノの観測装置の模型もありました。
解説に連動して模型が光るので、イルミネーションのように美しい展示となっています。

森を模した展示もあり、うまく擬態した昆虫の模型を探すことができます。
みなさんはこの中に隠れている虫を見つけることができますか?

また、淡水魚の水槽もいくつかあり、ちょっとした水族館のようになっています。
この辺は小さなお子さん向けという感じですね。

火山と鉱物の展示や何の化石か調べることができる展示もあります。

天体のコーナーでは宇宙開発の歴史や太陽と月、地球の動きのわかる模型もあります。
星座や天体の動きを詳しく見ることのできるモニターもあり、天体について知りたいことをいろいろ調べることができます。

これらの他にも、お天気キャスター体験ができる展示や天気ごとの商品の売り上げを予想するゲームなどもありました。
小さなお子さんにはちょっと難しいので、小学校高学年向けという感じです。

企画展

訪問時には写真展を開催していました。なんと写真撮影自由です。
アラスカやアイスランドのオーロラなど海外の美しい風景写真が多数展示されていました。
娘がオーロラに興味を持っていたので、とても楽しんでくれました。
個人的にはウユニ塩湖の夜の写真がすごいと思いました。
企画展はプラネタリウムのみのチケットでも見ることができます。

ランチ

千葉市科学館内にレストランはありません。
10階に無料の休憩所がありますので、お弁当を持ってきてそこで食べましょう。
お弁当を食べれる休憩所は11時から15時までの時間制限あるので要注意です。
またゴミ箱がないので、ゴミ袋を忘れないようにしてください。

千葉市科学館の入るビル、きぼーるの一階にはレストランがあります。
お弁当が面倒ならここで食べても良いでしょう。
3000円以上の利用で駐車場が60分サービスになります。

レビュー

千葉市科学館はプラネタリウムと体験が充実しており、小学生くらいの子供には最適な科学館でした。
軽く遊ぶ程度のつもりでしたが、気がつけば体験をやりつくし5時間程度遊んでいました。
週末でもそんなに混んでいませんので、人気の展示もちょっと待てばすぐに遊べます。
プラネタリウムも全天周スクリーンが大きく迫力があり、星降る空を体感することができます。
小中学生の入場料が極めて安いので、小学生低学年くらいの科学の入り口としては最適なのではないでしょうか。
STEAM教育の一環になっていたら嬉しいなと思いました!

幼稚園くらいだと難しい展示も多い上、常設展にはベビーカーが入れないので、幼稚園くらいのお子さんにはお勧めしにくいです。

STEAM教育
Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学・ものづくり)、Art(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)の5つの単語の頭文字を組み合わせた教育概念

料金

公的施設にしては大人が高めに感じますが、小中学生が極端に安いです。

常設展示プラネタリウムセット券
大人600円600円1,000円
高校生300円300円490円
小中学生100円100円160円

アクセス

公共交通機関

JR総武線      :千葉駅東口➡︎徒歩約15分orバス:中央三丁目下車すぐ
京成ちはら線   :千葉中央駅➡︎徒歩約6分
千葉都市モノレール:葭川公園駅➡︎徒歩約5分

自動車

千葉市科学館のある「きぼーる」というビルの有料駐車場が利用できます。
駐車料金20分100円(8:00−22:00)。駐車後24時間まで最大1,500円。
科学館との提携はなく、割引はありません。

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