【脆弱性ホラー!?】映画「パスワード:家(h0us3)」はどんな映画?【ネタバレなし】

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ITホラー、君は脆弱性の恐怖に耐えられるか!?

2018年のスペイン映画。
主演者はRubén SerranoMiriam Tortosa, Roc Esquius。
未来の見えるアプリを手にしまった男の苦悩を描くスリラー

こんな人にオススメ!
・インターネットセキュリティに興味がある
・未来を知りたいと思っている
・群像劇が好き

映画「パスワード:家(h0us3)」はどんな映画?

あらすじ

学生時代の仲間たち男女八人が集まってパーティをしている。
彼らはIT関係の仕事をしており、とくにラファはネットワークへの侵入を得意としていた。ラファはそれぞれに5つの質問をしてパスワードを当てるゲームをし、ことごとく言い当てていく。

そして話はWikileaksのジュリアンアサンンジが持つ秘密のファイル、インシュランスファイルの話に及ぶ。
その中身をあれこれ想像する彼らだったが、ラファはその中身を持っており、それはスマホ越しに未来がみえるアプリだという。
このアプリで大儲けしようとか、警察に通報しようとか扱いを巡ってもめる彼らだったが、ラファはこの扱いを話し合うためにみんなを集めたと告白する。

そんな中、このアプリの解析を試みるハッカーのモニカ。
彼女は変数を変更することで、30秒しか先の見れないアプリを3時間先まで見れるように改造してしまう。
薄気味悪くなった彼らは一度パーティをおひらきにするのだったが…

レビュー

さて邦題で損しているシリーズですな。
なんだよパスワード:家って‥原題どおりh0us3でいいじゃん、せめてhouseだろ。

このタイトル、よくあるパスワードの作り方である。
oオーを0ゼロにEを3に変換するのですな。
そんなパスワード当てクイズを劇中でもラファが楽しんでいるが、これやられてみてぇw
ランダムに見えるパスワードも必ず当人が思い出せるように法則性をもって構築されているという話。
無意識に行っている自身の思考フローを他人に当てられるって痛快だけど気持ち悪いよな。
そんな気持ちを登場人物ときっと共有できる、ほんとみんな痛快気持ち悪い表情している。

このシーンも含めて前半永遠とITセキュリティの脆弱性の話が続く。
これいわば100物語なんだよな、怪談をひとつづつしていくホラーの定番。
何気なく使っているインターネットの裏側に潜む怖さ。
他人の家のwifi乗っ取って、なにもせずひたすら他人の通信眺めているのとか怖すぎだよなwなにもしないのが怖いwそんなよもやま話が延々と続く、興味がなければ40分くらいまですっ飛ばそう! 

話はWikileaksの話になってから一転、未来がみえるアプリをラファが公開する。
とても魅力的に思えるけど、未来が見えるって目の当たりにしたら怖いことなんだろうね。
回避不能な不幸とか見えちゃったら頭おかしくなりそうだもんな。
幸福な未来も先が見えちゃえば面白くないし、先がわからないって生きている楽しみをつないでいること、みたいな名言があった気がするけどその通りなんだろうね。

映画だってラストがわからないから面白いんだろ!
だからこのブログではラストは教えない。 

話が逸れたが、未来が見えるアプリが出てからの登場人物のおいこれどうするんだよ!?みたいな空気感が実によく出来ている。
未来が見えてしまう重さに耐えられる人間は多くないんだね。
これをどう扱うかでもっと登場人物の意見が割れると面白かったかな、ツール振り回される人間みたいで。 

ラストの評価は分かれるところだが、私は本物だったと解釈している。
もっとよく見れば本物か偽物か判断できるシーンもありそう。
きっとすごくわかりにくいけどwそんなこんなで2周目3周目が面白いスルメ映画だ!

皆さんのスマホは本当に安全かな? 

コメント

  1. Manolo より:

    私たちの謙虚な映画の素晴らしいレビューをありがとうございました!あなたがそれを気に入ってくれてとてもうれしいです! 🙂

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