【実は神アプリ！】映画「カウントダウン」が5分でわかる！【ネタバレあり】

2019年アメリカのホラー映画
出演者はエリザベス・ライル、ジョーダン・キャロウェイ、タリタ・ベイトマン

こんな人にオススメ！
・アプリの利用規約を読まない人
・余命が知りたい人
・運命に抗いたい人

映画「カウントダウン」が5分でわかる！

映画「カウントダウン」が5分でわかる！

あらすじ

不気味なアプリ

パティーで若者たちがカウントダウンという余命がわかるアプリを見つけ、次々にインストールする。
コートニーは乗り気ではなかったが、場の雰囲気に飲まれ利用規約も読まずにインストールすると、残り寿命は3時間と表示されていた。

パーティも終わり、コートニーは恋人エヴァンと車で帰ろうとする。
しかしコートニーは、アプリの寿命が気になり、飲酒していたエヴァンの車には乗らずに帰宅する。

その時、スマホから悲鳴のような通知音が鳴り、カウントダウンのアプリが利用規約違反を訴える。
スマホを見ると余命は7分程度になっており、気味が悪くなったコートニーはスマホの電源を切るが、それでもスマホは鳴り止まない。
コートニーの余命はとうとう0になり、コートニーは何か強い力により全身を強くぶつけて死亡、エヴァンは車で交通事故を起こして入院する。

エヴァンの死

看護師として実習中のクインは、入院患者のエヴァンからカウントダウンに表示された余命とそのアプリ通りに死亡した恋人の話を聞く。
その日の帰り、クインが何気なくカウントダウンのアプリをダウンロードすると、余命はあと2日と表示されていた。

正規の看護師になるため、出生証明書が必要になったクインは実家に取りに戻る。
クインはすでに母を亡くしており、実家には父と妹ジョーダンが二人で暮らしていたが、クインはジョーダンと不仲だった。

手術を目前にしたエヴァンの余命は残り3分となっており、エヴァンが手術を回避しようとすると、彼のスマホに利用規約違反の通知が届く。
エヴァンは鏡に映った怪しい影に驚き、病院の階段室に隠れるが、突如現れたコートニーの変わり果てた姿を見て死亡する。
クインがエヴァンの遺品のスマホを見ると、カウントダウンの余命は0になっていた。

利用規約

クインは医師のサリヴァンに仕事を頼まれるが、サリヴァンはクインに無理やり迫り、クインはそれを拒む。
クインはこのことを看護師長に報告しようとするが、サリヴァンに阻まれてしまう。

クインがカウントダウンの消し方を調べていると、カウントダウンをインストールしてしまった人々の口コミが入ってくる。
驚いたクインはスマホを破壊し捨てるが、それでもカウントダウンは余命を刻々と刻み続けていた。

クインは新しいスマホを買いに行くが、新しく買ったスマホにもカウントダウンがいつの間にかインストールされており、悲鳴のような通知音を上げる。
スマホショップの店長に言うが、店長はそんなアプリを本気にするなんてどうかしているとまともに取り合わない。

その帰りクインは車の中で何者かに掴まれパニックを起こし、車を急発進させ事故を起こしてしまう。
そこにスマホショップに居合わせたマットという男が現れ、クインと事故の被害者を仲裁する。
実はマットもカウントダウンをインストールしてしまっており、利用規約違反で余命は残りわずかになっていた。

クインはマットと相談し、カウントダウンの利用規約を確認するため、たまたま居合わせた男にカウントダウンをインストールさせる。
インストール時に表示される利用規約を読むと、そこには運命を受け入れることと書いてあり、アプリの余命で行動を変えたことが利用規約違反にあたることがわかる。

アプリのコード

クインとマットは一度クインが勤務する病院に向かうが、そこではサリヴァンがクインをセクハラで訴えており、その嘘の通報でクインは解雇される。
クインがその取り調べを受けている間、マットはトイレに入っていたが、突如真っ暗になったトイレの闇から現れた少年のような何かに襲われる。

神父に助けを求めたクインとマットは、その紹介で専門家を訪ねる。
専門家は古文書から悪魔が予告通りに王子を殺した話をし、カウントダウンはこの現代版であるという。

専門家はカウントダウンアプリのハッキングを提案し、クインはスマホショップの店長を再び訪ねる。
スマホショップの店長がカウントダウンをハッキングすると、そのコードには様々な人の余命が表示されていた。
店長は余命のコードを弄り、クインとマットだけでなく残りわずかだったの妹ジョーダンの余命も伸ばす。
その夜、クインのベッドに悪魔が現れ、カウントダウンアプリを開くと伸ばしたはずの余命が残りわずかに戻っていた。
その頃、ジョーダンも部屋に何かが迫ってきているのを感じて慌てて自宅を脱出、ちょうどジョーダンを助けに向かっていたクインとマットと合流する。

クインがカウントダウンアプリのコードを専門家に見せると、そのコードはラテン語の呪いになっていることがわかる。
専門家はアプリの余命より長生きすることで、全てを嘘にできると話し、大量の塩とペンキで魔法陣を描く。
クインらは魔法陣の中に入り、余命が消えると現れる悪魔をやり過ごそうとするが、魔法陣の外に死んだマットの弟が現れる。
マットは弟の姿を追うように魔法陣を出てしまい、屋外に出たところで車に轢かれて死亡する。

モルヒネとナロキソン

儀式で腹部を負傷したジョーダンを、クインは自身が勤めていた病院に連れて行く。
ジョーダンはサリヴァンの治療を受けるが、クインとジョーダンの余命は残り15分程度になっていた。

その時、何かを思いついたクインは、サリヴァンに会い色じかけで復職したいと伝える。
クインはサリヴァンを閉鎖病棟に呼び出しバールで襲撃、さらにモルヒネを投与しとどめを刺そうとする。
しかしジョーダンはクインが人殺しをするのを止め、姿の見えない悪魔はサリヴァンを助けるためどこかに連れて行く。
クインはサリヴァンを追いとどめを刺そうとするが、見えない力によって阻まれてしまう。

ジョーダンの余命は残り1分半となり、悪魔がついにその姿を現す。
そこにクインが現れ、自身に薬物を投与しカウントダウンの余命より早く死ぬことでカウントダウンを嘘にしようとする。
悪魔はクインの亡き母に姿を変え時間を稼ごうとするが、クインが自身に薬物を投与すると悪魔は砂のように崩れ去る。

ジョーダンはクインの死を悲しむが、クインの腕にナロキソンと書いてあるのを見つける。
クインはナロキソンと注射器を密かに持っており、それをジョーダンが投与するとクインは無事息を吹き返し、カウントダウンは余命のカウントも止まる。

その後、クインとジョーダンは父と亡き母の墓参りに行く。
気分良く墓地を後にしようとしたところでスマホに目をやると、クインのスマホにはいつの間にかカウントダウン2.0のアプリがインストールされていた。

レビュー・考察

現代らしいスマホホラー。
遊び半分でダウンロードしてした余命のわかるアプリ。
しかしそれは悪魔のアプリで、そこに表示される余命はリアルな余命だった。

実は神アプリ？

文字通り余命がわかるアプリ。
90年以上生きて天寿を全うする人もいれば、事故か何かであと数日で亡くなってしまう人もいる。

アプリの余命を見て、飲酒運転の車に乗るのはやめようとかすると、「運命から逃げるな」という利用規約に引っかかり通知がくる。
その通知も単に利用規約違反としか表示されないので、どのような行動が利用規約に違反しているのか利用者にはさっぱりわからない。
インストール時に出てくる利用規約とか読まないもんな〜

この通知音がまた不快感バツグン！
利用規約違反を悲鳴で教えてくれるから、寝ても覚めてもスマホがキャーと叫び出す！

短い余命を宣告されたクインには恐怖でしかないが、実はそれ以上でもそれ以下でもない。

アプリの余命は正確なもので、その運命から逃れようとしてもコートニーやエヴァンのように悪魔に強制的にノックアウトされる。
だから利用者には死に方を選べる程度の話でしかなく、運命の日はいつかくる。
その日がいつかわかることで、それまで悔い無く生きることができるはずで、考え方次第では神アプリというほかないのだ！

まさかのバージョンアップ

しかし短い余命を受け入れられないクインは、アプリの余命を嘘にするため、余命より早い死を自ら選ぶ。
看護師の知識を活かしモルヒネを自らに過剰投与、仮死状態でアプリの余命をやり過ごす。
その後自らの腕に残したメッセージで、モルヒネに拮抗するナロキソンを投与させ仮死状態から復活することで死の運命に抗ったのだ。
そのことでクインの余命はまたわからなくなったが、姉妹は死の運命を乗り越えたことで絆が深まりました。

めでたしめでたし…

とはなりませんでしたー！！
カウントダウン2.0が自動インストール！
遅かれ早かれ運命の日は必ずくるってことだね！