映画「クリッシュ」はどんな映画?【ネタバレなし】

Amazonビデオボリウッド

2013年のインド映画
主演者はリティク・ローシャン, プリヤンカー・チョープラー、カンガナー・ラーナーウト
スーパーヒーロークリッシュが悪の組織を倒すSFアクション

こんな人にオススメ!
・スカッとしたい!
・細マッチョが見たい
・キレッキレのダンスが好き

映画「クリッシュ」はどんな映画?

インド式スーパーマンはキレッキレ!?

あらすじ

非正規社員としてムンバイで働くクリシュナは、妻のプリヤーと暮らしていた。
職場を良く抜けるのですぐ解雇されるクリシュナは、今日も飛行機事故のニュースを見て姿を消す。

そして事故現場に風のように現れるスーパーヒーロークリッシュ!
天を駆け、飛行機の壊れた車輪をその身で支え無事着陸させる。

その頃、アフリカのナミビアでは、謎のウイルスによる感染症の被害が拡大していた。
カール製薬がワクチンを開発しこれを収めるが、実はカール製薬こそがこのウイルスを作っていたのだ!

カール製薬の代表カールは首から下が動かない体でありながら、強力な念力を扱う超人だった。
自身と動物のDNAを混ぜ合わせ、その骨髄でその体を直そうとしていたが成功には至らない。

しかしその過程でできた人の賢さと動物の強さを兼ね備えたマンワルを側近として働かせていた!
カールはさらなる利益を狙いマンワル達にムンバイでウイルスを拡散させる。
さすがのクリッシュもウイルスにはなすすべなく、救えない命に絶望する。

しかし科学者であるクリッシュの父ローヒトは、自身とクリッシュにウイルス耐性があることに目を付け、クリシュナの体でワクチンを作ることに成功する。
クリッシュはこれを瞬く間ムンバイ中に拡散させムンバイでのウイルス流行を収め、英雄として讃えられる。

面白くないカールはマンワル達にローヒトの自宅を襲撃させる。
そこに現れたクリッシュ!マンワル達との決戦の火蓋は切って落とされた…

レビュー・考察

スーパーヒーロークリッシュ、その外観は漆黒外套を纏った謎のマスクマン。
その肉体はぽっちゃり気味が多いボリウッド俳優と一味違い、エイトパックに超剛腕。
過度にパンプアップされない肉体はまさに超人のそれ。

だがその中身はしっかりボリウッド!
飛行機の車輪を支えるシーンも、シリアスなんだがなぜか妙なおかしみがある。
ポーズの一つ一つもそれなりにキマっているのだが、口角が緩むのは何故だろう⁇

全力パンチは、片手を上げて相手に向けて体こと突っ込んでいく人間ロケット方式。
シリアスとギャグの絶妙な境目を、狙い撃ちすることに成功しているといえるだろう。

スーパーヒーロークリッシュの最大のライバル、マンワル達…
人と獣の特性を併せ持つ最強の敵だ。四天王(?)の特性をまとめよう
1:カーヤ
女性。でも北の将軍様みたいな髪型。
カメレオンとのミュータントで高度な擬態能力を持ち接近した相手の外観をそっくり真似できる。
声などもコピーできるので本人と判別は困難。

この能力でWHOの偉い人になりすまして、ワクチン情報をリークしようとした裏切り者を始末した。
物語後半ではさらに…
2:長い舌の男性
その舌で女性の食べかけのアイスを盗み食いするのが趣味。
武器である舌は同時に弱点であることに気がつけなかった。
カエルとのミュータントっぽい
3:いかつい顔の男
怪力。ライオン?ゴリラ?のミュータント?ただの怪力の人間説も
4:女
早い。

いやいや、扱い偏りすぎでしょ!?キン肉マンの運命の四王子みたいですよ!
はやい女なんてキン肉マンビッグボディ並みじゃありません?コレ。

カーヤなんて名前付きなのに、一方でなんのミュータントかすらもようわからん奴もいるし、もう無理に4人用意しなくても良かったんじゃね?としか思えない。

でもこいつらのスピンオフとか面白そうなんだよなぁ、キャラも立ってるし。

どんなにできのいい映画でも忘れちゃいけない、ここはボリウッド。
歌と踊りは欠かせない。
今回クリシュナがムキムキなお陰でダンスはキレッキレ!
でもマッチョマンがくねくね踊るからすごいんだけど笑えてくるw

動き自体は過去のボリウッドでも最高かもわからん、マネしたけど10秒でバテたもん。
こんな面白ダンスを飛ばしたあなたはストレス社会に毒されている。休養しろ!

王道ストーリーながらテンポも良く、脇役も魅力的、映画としての出来はネタ抜きにかなり高い。
ボリウッドの新たな歴史を作るスーパーヒーロー、新たな歴史の1ページ目を君も見てみよう!

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