【私の特別な映画】映画「ロッキー・ザ・ファイナル」が5分でわかる!【ネタバレあり】

スタローン式アメリカンドリームは家族とともに!

2006年のアメリカ映画
主演者はシルベスター・スタローン, バート・ヤング, ジェラルディン・ヒュー
人気ボクシングシリーズの最終話、挑戦と家族を描いた感動作

こんな人にオススメ!
・自信が持てず、チャレンジできない
・今の環境が自分に合っていないと感じている
・家族の絆を感じたい

映画「ロッキー・ザ・ファイナル」が5分でわかる!

あらすじ

・過去に生きるロッキー

かつてのボクシングヘビー級王者ロッキー・バルボア。
最愛の妻エイドリアンを亡くした彼は、その命日に義兄のポーリーと墓参りをしていたが、そこに息子ロバートの姿はなかった。
ロッキーはサラリーマンをしているロバートの職場を訪ねるが、ロバートはロッキーが来るのを快く思っていなかった。

引退後ロッキーはレストランを営んでおり、そこでロバートと会う約束をしていたが、結局ロバートは来なかった。
仕方なくロッキーはポーリーとエイドリアンとの思い出の場所を巡って歩くが、感傷に浸るロッキーとは対照的にポーリーは冷淡な態度だった。
ふらりと入ったバーで、ロッキーはかつての不良娘リトル・マリーと出会う。
リトル・マリーには中高生の息子ステップスがおり、ロッキーはステップスをレストランに招待する。

その頃ロバートは会社の仲間と出かけたバーでバーチャルマッチの番組を見ていた。
その内容は現ヘビー級チャンピオンのディクソンがロッキーと戦うというもので、結果はロッキーがKOで勝利していた。
ディクソンは常にKOで勝利しチャンピオンにまで上りつめていたが、相手が弱く本当に強い相手と戦っていないと見られていた。

ロッキーもレストランでその試合を見ており、心の中に燻った思いを抱えることになる。

・情熱を燃やせ

ロッキーはロバートに会い、現役復帰を相談する。
しかしロバートはいい歳して世間体が悪いと反対し、冷たく協力を断られる。
ポーリーにも相談するが、彼にも協力を断られる。

ロッキーはボクシングのプロライセンスの審査を受けるが、ライセンス発給の条件は満たしていたにもかかわらず、審議会の判断でライセンスは発行されなかった。
自身の利益ばかりを追求する審議会に、夢を追いかけることを妨げるなとロッキーは反論、最終的にプロライセンスが発行される。

ロッキーはリトル・マリーを訪ね、レストランのウェイトレスの仕事に誘う。
しかし自分に自信がないリトル・マリーは誘いを断り、ロッキーはもっと自分に自信を持てと励ましてスカウトする。

ポーリーは長年勤めた精肉工場を解雇になり、荒れた様子でロッキーのレストランを訪ねる。
ひとり店を出て行ったポーリーはロッキーの内に秘めた思いの強さを伝え、ロッキーの現役復帰を励ます。

・現チャンピオンと対戦

そんなロッキーを現ヘビー級チャンピオンであるディクソンのマネージャーが訪ねる。
ディクソンは世間から実力を疑問視されており、ロッキーの復活祝いにエキシビジョンマッチをしたいと持ちかける。

試合を受けるか迷うロッキーにリトル・マリーは情熱を燃やすチャンスが得られたのだから、他人や世間体に迷うことなく、自分の信じる道をいくべきとアドバイスをする。

ディクソンとのエキシビジョンマッチを受けることにしたロッキーは、記者会見に臨む。
醜態を晒してでも挑戦したいと語るロッキーだったが、ディクソンはロッキーを終始小馬鹿にして会見は終わる。

その会見を見ていたロバートはロッキーを訪ね、ロッキーは世間の笑い物になっており、自分は迷惑していると怒る。
偉大な父親の影に霞むことを嫌うロバートに、ロッキーは世間の厳しさと自信のなさを他人のせいにするなと檄を飛ばす。

翌朝、いつものようにエイドリアンの墓に佇むロッキーをロバートが訪ねる。
ロッキーといることを決めたロバートは、ロッキーと熱い抱擁を交わす。

ロッキーはトレーナーのデュークのアドバイスを受け、過酷なトレーニングに挑む。
衰えた体は思ったように動かずウェイトも十分に上がらないが、次第にかつてのパワーを取り戻すロッキー。
現役時代のように生卵を飲み、冷凍肉を叩いて、博物館の階段を上り切って体は完全に仕上がる。

・熱狂のエキシビジョンマッチ

そして迎えたエキシビジョンマッチ、第1ラウンドからお互い激しい打ち合いになる。
舐めてかかっていたディクソンは気を引き締めて第2ラウンドに向かう。

第2ラウンドでロッキーはめった打ちにあいダウンを奪われるが、それでも力強く立ち上がる。
そしてディクソンが拳を傷めた隙にボディを攻め、逆にダウンを奪う。

双方互角の戦いが続き、試合は長期戦に突入、とうとう最終ラウンドを迎える。
ロッキーの挑戦を小馬鹿にしていた司会者も、完全な番狂わせに熱狂する。

最終ラウンドでダウンを奪われたロッキーだったが、朦朧する意識の中で聴いたのは自身がロバートにかけた言葉だった。
観客のロッキーコールを受け雄々しく立ち上がったロッキー、打ち合いになったままゴングが鳴り、熱狂のまま試合は終わる。

脅威の粘りを見せたロッキーと終始試合をリードしたディクソンで採点の結果は割れたが、試合はディクソンが判定勝ちを収める。
しかし敗者となってもロッキーは観客の熱狂に支持され、いつまでもやまぬロッキーコールを受けながら退場するのだった。

試合後、ロッキーはエイドリアンの墓参りをし、やり切ったことを報告をするのだった。

レビュー・考察

私史上最高の名画。

そのスタートは最愛の妻エイドリアンの命日から始まる。
雨の中感傷に浸る彼だったが、息子ロバートはロッキーと距離をとっており墓参りに来ない。
義兄のポーリーがついてきてくれたが、彼も退屈そうに早く帰りたそう。
ロッキー自身が語り部を勤めるレストランは流行っており、惨めとまでは言わないが淋しすぎやしないだろうか?

しかしたまたま目にしたバーチャルマッチで自身が戦う姿を見て一念発起、現役復帰を決める。
世間から笑われても、打ちのめされても前に進むその姿はロバートやポーリー、リトル・マリーに影響を与え、彼らを熱狂の渦に巻き込んでいく。
そんな映画。

まずロッキーの息子ロバート。
ロバートは何かにつけて引き合いに出される父親を嫌がっていた。
父親と比較させられて惨めな思いをし続けるのは、ロッキーのせいだと考えていた。
そんな彼にロッキーが送る言葉が実にイイ!

どんなに強く打ちのめされても堪えて前に進み続けることだ、そうすれば勝てる。
自分の価値を信じるならパンチを恐れるな、他人を指して自分の弱さをそいつのせいにするな。
それは卑怯者のすることだ、お前は違う!

It’s about how hard you can get hit and keep moving forward.
How much you can take and keep moving forward.
That’s how wining is done. 
Now if you know what you’re worth then now go out and get what you’re worth.
But you have got to be going to be willing to take the hits.
And not pointing fingers saying you aren’t where you want to be because of him her or anybody. 
Cowards do that and isn’t you. 

Rocky Balboa

最後にお前は違う!と言い切るのが優しさ。

ロバートは自分自身の価値を試されるのが怖くて、偉大な父を言い訳にチャレンジを避けていた。
ロッキーはそんな自分の弱さを他人のせいにするなと喝破する。

この言葉を受けたロバートは、ロッキーファンの上司がいる会社(結構いい会社っぽい)を辞め、厳しくても打ちのめされても自分の力で生きることを決める。
それまで、ひねくれて陰気な表情をしていたロバートだったが、会社を辞めてからは憑き物が落ちたかのように爽やかな表情に変わる。

世間的に言ういい会社にいるのと、自身の幸せとは無関係なことを教えてくれる。
完全に衰えた状態から、笑われても、打ちのめされても、自身の内なる情熱を燃やして現役ヘビー級チャンピオンに挑もうというロッキーが言うと説得力がスゴい!

実は、映画冒頭のロッキーがポーリーに「同じ場所に長くいると、その場所が自分自身になる」と語るが、そのセリフが全てを物語っている。
現在の居場所が、そのまま将来の自分になるのだ。

ロッキーが思い出の中の世界から出て、新たな挑戦を決めたことで、ロッキーは周囲の人々にもパワーを分ける。
自信がなく、紹介したレストランの仕事をためらうリトル・マリーには
もっと自信を持ってきてくれよ。店の格が上がる、この街にも君が必要だ。」と言って全力で励ます。
彼女もうまくいかなかった過去の人生が自分自身になっていたのだ。

ポーリーも最初は冷たかったが、居長年勤めた会社をクビになったことで
倒されると承知で復帰するのは根性いるぞ、でもお前ならやれる」とロッキーのチャレンジを祝福してくれるようになる。
彼は倒されて、復帰する根性はなかった。
まぁロッキーのエキシビジョンマッチで大儲けしているんだけどね!

そして最後はチームロッキーが一丸となって彼を支える。
かつてのライバルアポロのトレーナーデューク、神父になった元ボクサースパイダーもロッキーの力になってくれる。

ディクソンサイドも色々訳ありで、ディクソンは弱い相手としか戦っていないと見られるのが不満だった。
そこでこのエキシビジョンマッチが始まるわけだが、最初ディクソンは完全にロッキーを舐めてかかっていた。
観客や司会者も同じ。
誰も50過ぎたおっさんが現役バリバリのチャンピオンに勝てるとは思っていなかったのだ。

しかし蓋を開けてみると、ロッキーは瞬殺されるどころかディクソンからダウンを奪い、その熱戦は最終ラウンドにまで及んだ。
ロッキーのどんなに打ちのめされても、堪えて前に進み続けるファイトスタイルは全ての人に感動を与え、最後にはディクソンサイドからも本物のボクシングを教わったと称賛される。

結果はロッキーの判定負けだったが、その姿は美しく、勝利に勝る敗北があることを物語っている。
大事なのは試合の勝ち負けではなく、その過程で何を残せるかってことね。
ロッキーのもたらした良い影響はきっと、周囲の人々のその後を幸せなものにしたことだろう。

そしてラストは墓地に眠るエイドリアンの元に帰るロッキー。
残した言葉は「Yo Adrian We Did It.」。
もちろんロッキー2の名言「Yo Adrian I Did It!」のオマージュである。
亡くなった奥さんと一緒に成し遂げたというところがミソ。
おそらくこのWeにはエイドリアンだけでなく、ロバートも含まれている。
家族全員で成し遂げたという、ロッキーが家族の絆を取り戻した宣言となっているのではないだろうか。

そんな名言だらけの名作ボクシングシリーズ最終話。
ロッキーから元気を分けて貰いたいみなさんにぜひ見てほしい!

画家岡本太郎は、自身の著書「自分の中に毒をもて」で成功についてこう語っている。

自分の夢に向かって自分がどれだけ挑んだか、努力したかどうか、ではないだろうか。  
夢がたとえ成就しなかったとしても、精いっぱい挑戦した、それで爽やかだ。

岡本太郎著書「自分の中に毒を持て」より

主演のシルベスタ・スタローンがメガホンをとる本作で、同じ主張がなされたのはきっと偶然ではない。

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