2018年アメリカ製作のホラー映画
主演者はマイク・ハーツフィールド, アイザック・ゴルビッチ
こんな人にオススメ!
・低クオリティ映画を笑って楽しめる
・トイレに悪魔なんて憑くはずがないと思っている
・短い時間で見れる映画を探している
映画「デストイレ」が5分でわかる!
あらすじ
呪いのトイレ
男がトイレに座っていると突然中からナイフが出てきて、股間が切り落とされる事件が起こる。
2ヶ月後、その家に退役軍人のバクスターが引っ越してくる。トイレで亡くなったのはバクスターの弟で、バクスターはその仇を取ることを墓前に誓っていた。
家を調べたバクスターはトイレが怪しいと感じ、配管修理の業者を呼ぶ。
配管修理の業者は何も異常がないというが、バクスターは以前もベトナムで同じような経験をしていたため絶対におかしいと訴える。
バクスターにはトイレから笑い声がするのが聞こえており、トイレに銃を突きつけるがトイレは何も言わない。
トイレエクソシズム
バクスターはトイレのお祓いを依頼すべく教会に電話をかけて回るが、誰にも相手にされない。
最終的にはある神父が依頼を受けやってくるが、相手がトイレであることを知った神父は怒り出す。
しかし神父はバクスターの弟の知り合いだったため、呆れつつもトイレの様子を見に行ってくれる。
神父がトイレを見ても異常は見つけられず、トイレの悪魔祓いをさせたバクスターを叱ってトイレを出ようとしたその瞬間、突然トイレから大爆発が起こる。
トイレからは火柱が上がっており、それを見た神父は懸命に除霊しようとするが、トイレは何度も爆発を起こし神父は気を失う。
その光景を見ていたバクスターにはベトナムでの光景がフラッシュバックしていた。
その後
神父はバクスターにトイレエクソシズムが完了したという。
神父はベトナムから帰還した後誰にも相手にされず、弟まで亡くして気を落とすバクスターを気遣っており、教会に誘い祈りを与えて去っていった。
その後、バクスターがトイレに腰掛けると突然ナイフが飛び出てきて股間を切りとられる。
バクスターはトイレに手榴弾を投げ込むが、今度はナイフが首を切り裂きバクスターは死亡する。
その後、この家には新たな住人が内覧に訪れ、事件のあったトイレを紹介されるのだった。
レビュー・考察
超低予算型Z級ホラー。
舞台はほぼトイレ。登場人物はわずか4人(トイレの配管工含む)。
火柱のCGが大学の映画部レベルなのは何か理由があるのだろうか?
史上初のトイレエクソシズム
バクスターを嘲笑うトイレ。
終いには火を噴き、爆発し神父を苦しめる。
トイレに向かって呪文を唱え、聖水を振り悪魔を祓う。
「父と子と精霊の御名においてトイレから出て行け!」は名言。
エクソシストモノにしては珍しく、この悪魔攻撃が実に物理的。
神父との戦いでは爆発を起こし、火を噴き上げて攻撃し、住人が油断したらナイフで股間を切り落とす。
座ったのが女性だったらどうなるのか実に興味深い。
ちなみに切り落とされた股間のメタファーは目玉。笑うところ?コレ。
謎のビープ音
ピーロピロロー♪という感じの安っぽいファミコン音源のような短いミュージックが特徴的。
劇中で何度も流れ、なんならご丁寧にインターミッションでも流れる。
わずか1時間未満の短い映画でインターミッションが必要なのかが疑問だが、このミュージックその安っぽさゆえになかなか不気味。
さながらバグったファミコンゲームである。
狙ってやっているのならなかなかだが、単に低予算なのかいまいち判別しかねるところである。