鴨川館は千葉県の南部鴨川市にある温泉旅館です。
今回は鴨川館が2024年にリニューアルしたインドアテラスルームに宿泊してきましたので、その時のことをお伝えします。
いつもとはちょっと違う温泉旅館の楽しみ方に大人も子供も満足度120%でした!
「鴨川館 インドアテラスルーム」の実体験レビュー!
鴨川館とは?という方はまずはコチラ!
インドアテラスルームの間取り
インドアテラス
インドアテラスルームは4階の低階層で、窓からは美しい松林が見えるもののオーシャンビューではありませんが、その分室内を楽しめるようになっています。
インドアテラスとは室内にあるテラスのことで、屋内ですがテラスにいるような雰囲気が味わえる意匠が凝らしてあります。
寝室や和室と一体になっていますが、このスペースだけは照明や床の色・材質が異なっており、テラスのような雰囲気になっています。
さらに観葉植物やランプ様の照明が屋外のような雰囲気をさらに盛り立ててくれます。
インドアテラスは、仕切戸とカーテンでスペースを区切ることができ、独立した空間にすることができます。
こうすることで和室から切り離すことができ、屋内にいながら雰囲気の良いテラスにいるような気分が味わえます。
部屋の作りとしてはソファとテーブルのダイニングスペースで、大型の冷蔵庫やコップ類、ポット、御重会席用の保温器なもあります。
夕食の御重会席はこのインドアテラスで食べるようになっていますので、ご家族や仲間とのステキなひと時を過ごせます。
ちなみにこの部屋のテレビは、インドアテラスにある小さめのもの1台のみです。
せっかくのテラスの雰囲気を、テレビで壊すことも無いので使うことはないと思いますが、テレビを見たい方は要注意です。
和室
食事の後は動画を楽しみましょう。
和室には大型のスクリーンとプロジェクターがあります。
スクリーンはリモコンで出し入れすることができるので、使わない時も邪魔にはなりません。
プロジェクターではYoutubeやAmazonプライムビデオなどを楽しむことができます。
ログインもQRコードから簡単にできるのでストレスフリーです。
音響効果も素晴らしく全身で音を感じることができるので没入感が高いです。
三角形のクッションがユニークで、全体重を預けてもズブズブと沈み込むのでとても楽です。
飲み物やちょっとしたスナックを置けるミニテーブルがあるとよかったのですが、やむをえず畳に直接置きましたので、コップを倒さないか心配になりました。
寝室
寝室はローベッドが2つで、枕元にコンセントがあります。
鴨川館全体に言えることですが、ベッドの柔らかさがとてもちょうどよく、不思議なくらいよく寝れます。
2人以上の場合、和室にも布団を敷くことができます。
和室の枕元にもコンセントがあるのは助かりますね。
部屋風呂
部屋風呂はトイレと完全に独立しており、洗い場もちゃんとありますので、小さなお子さん連れでも大丈夫です。
大きさは家庭のお風呂くらいですが、自宅感覚で使えるので使いやすいと思います。
浴槽は楽湯バスとエアブローバスの2タイプのお部屋がありますが、どちらも最高峰のシステムバスです。
非日常の豪華バスで、日頃の疲れを取るにはもってこいですね。
ちなみに写真は楽湯バスタイプで、肩と腰を温める水流が滝のように出ます。
ちなみに幼児用のバスタブを4階のキッズケアルームで借りることができます。
赤ちゃん連れでも安心です。
残念ながら温泉ではありませんので、温泉にこだわる方は大浴場を使いましよう。
大浴場には家族風呂もありますので、小さなお子さん連れの方は気兼ねなくのんびりできると思います。
洗面台・アメニティ
洗面台は脱衣所に1つだけですが、広くて使いやすいです。
アメニティ類は引き出しに入っていますので、散らからないのもGOODです。
アメニティは通常のプランと同じで、どれも良質です。
鴨川レモンの香り芳しいオールインワンゲルのレモーチェもあります。
特徴的なのは脱衣所がウォークインクローゼットにもなっており、荷物置き場と上着の置き場があることです。
和室旅館だと畳に荷物を置くので散らかりやすいですが、目立たないところに置き場があることでいつも居室を綺麗に保てます。
トイレ
トイレは当然ウオッシュレットで、清潔です。
トイレの中にも手洗いがあるので、洗面台が使われていても大丈夫です。
食事
御重会席
夕食はお部屋での御重会席になります。
通常のプランでは部屋食の場合、お部屋係の方が会席料理を一品一品上げ膳据え膳してくれますが、夕食の時間が指定される上、部屋に上がって来られるのを嫌う人もいると思います。
御重会席では、予め用意されている御重を食べるだけなので、好きな時間に食べることができます。
温の御重は保温器に置いてくれるので時間が経っても冷めませんし、冷の御重はお部屋の冷蔵庫に入れてくれるので温まることがありません。
御重以外にもお造りやデザートもありますのでボリュームも十分です。
締めの汁物はスープジャーで置いてかれますし、ご飯は炊飯器ごと来ます。
メニューは通常の懐石料理を御重に詰めた感じで、質が劣るということは全く無いと感じました。
デメリットとしては下膳がセルフなので少し面倒なことです。
玄関には下膳用のパスボックスがあるので、部屋から出ることなく下膳できますので、そんなに手間ではありませんでした。
御重会席は小さなお子さん連れで長時間の会席に耐えられない方や、時間に縛られたくないアクティブ派の方にとてもオススメできます。
朝食御前
朝食はレストランでのビュッフェもしくはお部屋での朝食御前を選べますが、私はお部屋での朝食御前を強く推します。
朝食御前だと当然食べ放題とはいきませんが、メニューひとつひとつの質がビュッフェよりはるかに高く、贅沢な経験ができます。
ボリュームもしっかりあるので、よほどの大食漢の方でなければ十分満腹になると思います。
おかずももちろん美味しいですが、地元鴨川の長狭米のごはんが実は一番美味しいです。
お子さん様の朝食御前もあり、こちらの質にも一切の手抜きがありません。
レストランで子供が騒いだりする心配もないので、お子さん連れには特にお部屋食をお勧めします。
キッズケアルーム
インドアテラスのお部屋がある4階にはキッズケアルームもあります。
乳幼児向けの共用スペースで、乳幼児の遊び場やミルク用の電子レンジやシンク、哺乳瓶の洗浄機まであります。
幼児用器具をレンタルすることもでき、ベビーバスやバンボ、バウンサーもありました。赤ちゃん連れの方はまずこちらで準備をすると良いと思います。
レビュー
鴨川館の新プランインドアテラスルームは、室内にいながらテラスで寛いでいるかのような体験のできるちょっと贅沢なプランです。
テラスの気持ちよさと室内の便利さを兼ね備えたインドアテラスで楽しむ御重会席は最高の一言でした。
テレビが小さく、Youtubeが観れるプロジェクターが大きいも現代的で、ターゲットは若いカップルや夫婦なのだと感じました。
普通の畳の温泉旅館では退屈してしまう方には特にオススメです。