【東南アジアの温かさ】「パプリカホテルです」の実泊レビュー【お部屋・食事・アクセス】

今回は千葉県木更津市にあるちょっと変わったホテル「パプリカホテルです」に泊まってきました。
どこかまばゆいオーラが漂う神秘的なホテルで、家族全員がとても元気になることができました。
ここでは「パプリカホテルです」の実泊レビューをご紹介します。

「パプリカホテルです」の実泊レビュー【お部屋・食事・アクセス】
穏やかな時とあたたかな空気が流れるステキな場所
オススメの立ち寄り

「パプリカホテルです」の実泊レビュー【お部屋・食事・アクセス】

どんなホテル？

「パプリカホテルです」は、2019年にオープンしたホテルです。
元カーディーラーのオーナーが約4億円のお金を借りて始めたそうです。
ホテルの従業員は外国人の方というのが最大の特徴で、その国際色を生かし各国の祭事にちなんだイベントをホテルで行っています。

この従業員のかたがみなさんともて温かく、不器用ながらも親身に接してくれます。
ホテル全体の雰囲気がそんな感じなので、とても居心地が良くずっとでも居たくなる、不思議な魅力あふれるホテルです。

三井アウトレットパークやスパ三日月龍宮城のすぐそばという好立地で、口コミも上々の今注目のホテルです。

アクセス

アクアラインの千葉側木更津金田インター降りてすぐ、駐車場はホテルの向かいにあって無料です。
駅から遠いので公共交通機関ではちょっと不便です。

ロビー

一見社員寮のような建物の玄関をくぐるとそこはもう東南アジア。

その時々のアジアのお祭りを再現しており、ある時はベトナムの旧正月を模したイベントを行っていました。
願い事を入れた封筒とお菓子を入れてランタンに飾り、飾ってあるランタンを一つ取って願い事をロビーの柱に貼るイベントをやっていました。
ランタン一つ一つの装飾も美しく、小さな子どもたちがとても楽しそうにしていました。

カウンターでは東南アジア系の女性がチェックインを担当してくれました。
日本語は上手で、普通にコミュニケーションを取ることができます。
というかホテルのスタッフはとてもフレンドリーで、普通のホテルよりむしろ積極的に声をかけてくれます。
気さくな雰囲気がホテル全体に漂っており、いるだけで楽しい気持ちになれます。

海外旅行気分が味わえることもあり、お客さんの多くはファミリーです。
特に小さなお子さん連れが多く、小さな頃から海外の風に触れさせたいという想いを感じます。

客室

今回泊まったのは、エグゼグティブスイート。
リビングとベッドルームはもちろん別。
映画の中でしか見たことのないアイランド式キッチンにダイニング、バルコニーまで付いてくる超豪華なお部屋です。
部屋はシンプルながらラグジュアリーなので、煩い要素がなくストレスフリーにゆったりできます。

ダイニングは６人掛けです。テーブルとチェアの質感が高級感あふれています。
リビングには大型テレビと座り心地の良いソファがあります。
シンプルな部屋で気分よくゆったりすることができます。

長期滞在やパーティもできるアイランドキッチンには包丁やまな板、なべやフライパンなどを備えており、手ぶらで料理をすることができます。
ガスコンロには魚焼きグリルも備えており、大きな冷蔵庫・電子レンジ・電気ポット更には食器洗浄機と完全に生活できる装備が整っています。
ただし調味料類はないので、必要なら食材と一緒に購入しましょう。
食材は徒歩10分程度のベイシアで買うことができます。

書斎併設のベッドルーム。
こちらにもテレビとリビングとは別のエアコンがあります。

バスルームはトイレと完全分離で、洗い場もあります、。
バス用の椅子や洗面器がありませんが、フロントに頼めば貸してくれます。

アメニティ類の質は普通ですが、パプリカオリジナルタオルがいい感じです。
タオル等のアメニティは添い寝の子供の分は用意してくれないので注意が必要です。
別料金で用意してくれますが、基本的にはお子さん用のアメニティは持参したほうが良いでしょう。

バスソルトがいいものらしく、バラを一緒に溶かすことで泡風呂になります。

パジャマはワンピースタイプで、民族衣装ルンギを着ることもできます。

最近バルコニーが新しくなり、とてもおしゃれになりました。
ソファーやオーストラリアの白砂を使った庭園になり、プランによってはここでバーベキューも楽しめます。
これまではちょっと殺風景だったので、このリニューアルは嬉しいですね。

レストランパプリカ

ホテル1階にあるレストラン。
エスニックですが、とても上品なレストランながら明るい雰囲気に包まれています。

ここではマレーシア五つ星シェフが送るナシゴレンなどを楽しむことができます。
ユニークなのはシェフがその場のノリで料理をするため、全く同じ料理は絶対に出てこないそうです。
マレーシアではそれが当たり前なのだとか。

とはいえ味はちゃんと安定しており、前回と全く同じレシピと言われても多分気がつきません。
おそらく微妙なスパイスの加減などが変わっているのだと思います。

ディナー

マレーシア5つ星ホテルのシェフが送る自慢のマレーシア料理のコースになります。

コースメニュー

前菜：フレッシュサラダルンダンソース添え
スープ：チキンベジタブルトムヤムスープ
サイドディッシュ：チキンルンダン
メイン. ：ご飯（ナシゴレン、ココナッツライス、スチームライスのいずれか）
　　　　もしくは麺（ミーゴレン、ミーフン、ミックスのいずれか）
デザート：アイスクリームクエロース添え
ホテルコーヒーもしくはパキスタン紅茶

ルンダンは世界一美味しい料理の異名を誇るソースで、こちらではチキンのルンダンになっています。
チキンにルンダンソースをかけて食べます。
スパイスの効いた辛いような甘いような絶妙で上品な味付けになっています。

トムヤムスープはエスニックのプロならではのユニークな味で、酸味と辛みがミックスしたここでしかできない味わいです。

アイスクリームに乗っているクエロースとは薔薇の形の焼き菓子で、サクサクとした食感が楽しく子供がとても喜びます。

小さなお子さん向けにキッズメニューもあります。
フライドポテトやフィッシュフィンガーなどスパイスの効いていないものになりますので、お子さんでも大丈夫です。
これにとても美味しいキノコのスープもついてきました。

レストランでのディナーも楽しそうだったのですが、うちは子供が寝てしまうのでルームサービスを利用しました。
ディナー付きプランは¥1,000を追加で、部屋までコースメニューをルームサービスしてくれます。
小さなお子さんがいるなど部屋食したい親御さんには助かりますね。

コース料理のルームサービスはできない日もあるようですので、予約時にホテルに確認してください。

ルームサービスでは、アラカルトの注文も可能です。
写真はシーフードナシゴレン（¥1,980）、サテー（¥1,320）、フィッシュフィンガー（¥1,210）です。
特にフィッシュフィンガーがサックサックのフワッフワでした。

朝食

朝食メニュー
・ロティジョンチーズ
・ベジタブルクリアースープヌードル
・マレーシアパンケーキのメープルシロップかけ
・チキンのおかゆ
・ロティジャラチーズ
・ナシゴレン
・ミーゴレン
・ナシレマッ

デザート（1テーブル1プレート）：スイートロティティッシュもしくはカットフルーツ

朝食は8つのメニューから選びます。
個人的オススメはナシゴレンかナシレマッ、お子さんにはパンケーキ。
珍しいものが食べたいならロティジャラチーズです。

最近、提供方法が少し変わりました。
ナシゴレン等についてくるカレーがベジタブルカリーとルンダンビーフカリーの2種類になり、鍋から自分で盛り付けます。
ベジタブルカレーは辛くないので、辛いのが苦手な方にお勧めです。
ビーフルンダンカリーはビーフとルンダンの旨みが濃厚でとても美味しいので、本格エスニックが味わいたい方にはこちらがオススメです。
どちらか決められないと言う方は、両方少しづつ試すこともできます。