古民家宿「るうふ清之家」の実体験レビュー!【囲炉裏・焚火・サウナで大満足】

楽しいおやどコレクション!

るうふ清之家は千葉県南房総市にある一棟貸しの古民家宿です。
農村の中にひっそり構える、大人の隠れ家るうふ清之家に親子で泊まってきましたので、その実体験レビューをお伝えします。

みなさんも築152年の古民家で、都会の喧騒から離れてゆっくりしていきませんか?

「るうふ清之家」の実体験レビュー!

るうふとは?

古民家を再生した一棟貸しの古民家宿です。
主に山梨県と千葉県をメインに経営しており、その数は今も増え続けています。

古民家を改装しているため、古民家ならではの温かみと現代ホテルの居住性を併せ持っておりまさに過去と現代のいいとこ取りになっています。
お風呂にこだわっており、るうふ清之家には露天風呂やロウリュサウナまであります。

外装

2022年に築150年を迎えた古民家ですが、完璧にリノベーションされており、美しく仕上がっています。
スタッフの方に伺うとリノベーション前はとても状態が悪く、リノベーションには苦労が多かったようです。

周囲は農村で、ポツリポツリと民家がある感じなので昼間でもとても静かです。
周りの音は虫と鳥の鳴き声だけ、人々の喧騒や車の音はほとんど聞こえません。
静かな森の中のキレイな古民家という風情に仕上がっています。

綺麗に手入れされた立派な前庭があり、焚き火や花火が楽しめるようになっています。
薪もたっぷりありますので、数時間はゆうに焚き火を楽しめます。
なんならセルフで薪割りをすることもできます。

焚き火を囲んで家族や仲間と時が経つのも忘れて語り合う、そんな現代人が都会で忘れたものを思い出させてくれます。

土間

玄関をくぐると広々とした土間になっており、奥からは古民家カフェのようなゆったりとした音楽が聞こえてきます。
土間には改装前のものと思われる瓦等が飾ってあり、とても美しく装飾されています。

土間には丸太の足場があり、その先の小さな扉はなんと露天風呂に通じていました。
こういうちょっとした遊び心が嬉しいですよね。

居間

間取りは居室二室、キッチン、書斎、寝室、お風呂と二階寝室となっています。

玄関をあがるとまず木の温かさを生かした板張りの空間が目に入ります。
天井が高いため開放的な上、2部屋続きの板張りでとても広々とした空間になっています。

居間の一角がキッチンになっており、ここで調理が可能です。
居室には囲炉裏があり、食事付きプランではここで炭火のお料理を楽しめます。

書斎

居間の奥は畳の書斎になっており、チェックイン手続きもここにあるタブレットで行います。
スタッフの方とのコミュニケーションはこのタブレットで行うことができます。
Wi-Fiもとても早いので、古民家でもネット環境はバッチリです。

ここには手紙が置いてあり、書いた手紙は1年後の自分に届くようです。

寝室

一階寝室は二人分です。
大きめの布団は畳に直に敷いてあるのではなく、低いベッドのようになっています。
寝具の質はとてもよく、清潔なのはもちろん、マットレスの柔らかさは暖かな何かに包まれているような感触です。
少人数なら一階だけで事足りますが、寝室は二階にもあります。

ちなみに館内着は上下のツーピースで、足袋がセットになっています。

二階寝室

二階は屋根裏部屋のような寝室になっています。
寝室のため薄暗くなっている上、古民家の梁が剥き出しになっているため秘密基地感があり、子供だけでなく大人でも思わずワクワクしてしまいます。

シングルのベッドが四台ありますが、ちょっと小さめで寝具も一階より硬いので、眠るだけなら一階の方が良いでしょう。
疲れている時は一階、童心に返って子供とユニークな体験がしたなら二階と使い分けると良いでしょう。

二階への階段の壁には、改装前の古民家の屋根材が使われているそうです。
木材の質感をそのまま生かすことで、秘密基地への隠し通路のような雰囲気が出ています。

キッチン

古民家ですが、キッチンには現代の設備が揃っています。
大きな冷蔵庫にガスコンロ、電子レンジ、電気ケトル、鍋、塩や胡椒に油など調理に必要なものは揃っています。

二人ぐらいは同時に作業できる広さがあり、各種調理器具やお皿も多くあるため5−6人の素泊まりでも調理に困ることはないと思います。

キッチンの調理器具

るうふにはコーヒー豆とミルが置いてあり、挽きたての上質なコーヒーを淹れることができます。
自身で豆を挽きドリップして飲むという手間をあえてかけることで、ゆっくりとした時間を過ごしていることを実感できます。
自分で豆を挽くのが面倒な方には、ドリップコーヒーもあります。

露天風呂・サウナ

るうふではお風呂にこだわっていますが、清之家のお風呂は特にすごいです。
浴槽は露天風呂になっており、緑に包まれた静寂の中でゆっくり温まることができます。

サウナは温泉旅館にあるような本格的なタイプで、密閉性が高いためとロウリュすることで110℃くらいまで温度を上げることができます。
3種類のアロマも常備されており、好みに合わせて楽しむことができます。

しっかり温まったあとには水風呂です。
井戸水の井戸水はとても冷たく、火照った体をキーンと冷やしてくれます。

水風呂のすぐそばには長椅子二台があり、完璧にととのうことができます。
通常の旅館だと混雑に辟易することも多いサウナですが、るうふは一棟貸しのためそんな悩みとは無縁です。思う存分専用サウナでととのいましょう。
サウナキャップやガウンも備え付けられていますので、サウナーの皆さんにはたまらないでしょう。

シャワールームは屋内で、シャワーの温度はすぐに上がりますし水圧も十分です。
シャワールームの掃き出し窓からは直接露天風呂に行くことができます。

洗面台も広くかっこいいです。
アメニティの質はやや上といったところで、保湿乳液と保湿浸透液が置いてあります。

トイレ

トイレは一階と二階にあります。
トイレも和風で土壁がいい味をだしていますが、便器は近代的なシャワートイレで、使用感はホテルのトイレと全く変わりません。
一階のトイレには手洗い器もあるので、洗面台が混雑していても困りません。

二階のトイレには手洗い器がありませんでした。
手を洗うには一階に降りないといけないのは少し面倒でした。

料理

夕食:囲炉裏で味わう炭火焼

夕食は囲炉裏でのお料理になります。
炭火ですがスタッフの方が焼いてくれますので、火加減で失敗する心配はありません。

料理はるうふオリジナルのさつま揚げのほか、鶏肉、エビ、牛串、サザエ、ホタテ、椎茸、とうもろこし、なす、締めはかぼちゃと枝豆の炊き込みご飯にデザートの桃シャーベットになっています。

炭火で焼くので鶏肉は皮目がパリパリで、牛串も信じられないくらいジューシーに焼き上がります。
素材からいいものを使っているのは明らかで、素材がよければ過度な調理は必要ないことを教えてくれます。
料理は質量ともに満足感がとても高い上、スタッフの方の対応が素晴らしいので、食事はつけることをオススメします。

朝食:ご飯がススム!焼き鮭定食

朝食は和食で、ご飯に味噌汁、お重のおかずと鮭の切り身になります。
朝食はセミセルフになっており、配膳は自分で行います。
おかずのお重は冷蔵庫に置いてあるのでそれを出すだけ、ご飯はスタッフの方が炊飯器のタイマーをかけてくれており、お味噌汁もお湯を入れるだけです。

鮭だけは自分で焼く必要があり、基本的にはキッチンでフライパンを使って焼きます。
囲炉裏で焼くこともできますが、焼き網だと身が崩れやすいのでちょっと難易度が上がります。
ただ炭火焼きの美味しさは絶品なので、トライしてみても良いでしょう。
私はご飯をおにぎりにして焼きおにぎりも作りました。

こういうちょっとした作業を楽しむことが、るうふを楽しむポイントだと思います。

まとめ

るうふ清之家は大人も子供も満足感たっぷりの宿でした。
古民家の温かみと現代設備の便利さを併せ持ち、焚き火や花火、囲炉裏、コーヒーのドリップなどさまざまな体験を楽しむことができます。
さらには専用の露天風呂とサウナまであるので、遊ぶなりくつろぐなり楽しみ方は無限大です。
せっかく行くからには他の観光地にはそこそこにし、15時のチェックインと同時に入ると良いでしょう。
ここは宿自体が目的地です。

夕食をつけると担当のスタッフの方がついてくれますが、食べ物や飲み物の準備などさまざまに気を利かせていただいただけでなく、料理の傍ら子供とも遊んでくれたため、久しぶりに夫婦でゆっくり食事が楽しめました。
子供もスタッフの方にとてもよく懐いており、また会いたいと何度も言うなどとても良い思い出になったようです。
素泊まりもできますが、せっかくなので食事付きプランにすることをオススメします。
とてもプレミアムなひとときを過ごすことができます。

アクセス

静けさが魅力の宿ですが、それだけにアクセスはちょっと不便です。
公共交通機関ならJR和田浦駅からタクシーで約5km15分ほどですが、ほぼ自動車が必須です。
るうふの付近にはコンビニ等もないので、買い物は和田浦駅前で済ませておきましょう。

ちなみにau携帯の電波は入りませんでした。
Wi-Fi環境が整っているので困りませんが、電話が必要な場合は要注意です。

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他のるうふについてはコチラ!

・るうふ遊之家
千葉県八千代市にあるるうふ。
豪華な室内と設備の充実度が素晴らしい。

・るうふ波之家
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開放感のある室内はまさに夏の別荘といった感じ。

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