みなさんるうふという宿をご存知ですか?
るうふは古民家を改装して宿にしており、古民家ならではの体験と温かみを感じる内装が魅力です。
古民家の作りを生かしながら、内装はしっかり近代的な改装がされており、居住性はバッチリです。
古民家ならではの体験をすることができる上、古民家を一軒借りるため小さな子供がどれだけ騒いでも大丈夫です。
今日は千葉県の南東いすみ市にある、るうふ波之家に子供と行ってきましたので、その実体験レビューをお伝えします。
みなさんのお出かけの参考にしてください!
「るうふ波之家」の実体験レビュー!
るうふ波之家とは?
波の家は築約60年の古民家をリノベーションし、1棟貸しのホテルにしたものです。
建物の作りは古民家ですがその内装はしっかりと近代化されており、エアコンや高速Wi-Fiなど現代の生活に必要な装備はしっかりと整っています。
さまざまな体験を楽しむことができるのが魅力の宿で、ほかではなかなかできない遊びのできる古くて新しい古民家ホテルとなっています。
るうふ波之家の内装
るうふ波之家の間取り
・土間
・キッチン
・居間
・和室
・寝室(1ベッド・2ベッドの2部屋)
・トイレ
・お風呂
・洗面所
・庭
土間
玄関をくぐるとダイニングキッチンにリノベーションされた美しい土間が迎えてくれます。
天井が高くとってあるためとても開放感のあるおしゃれなダイニングキッチンとなっており、一見古民家カフェのようです。
玄関先で靴を脱いで、土間へはスリッパで上がります。
まずは古民家カフェのようなダイニングで一服しましょう、土間の一角にコーヒーセットが置いてあります。
ドリップコーヒーはもちろん、焙煎豆を自分で挽いてハンドドリップすることもできます。
やはり挽きたての豆は香りがたまらないですね。
ダイニングキッチンには最大8人座れる大きな鉄板テーブルがあります。
鉄板テーブルは夕食だけでなく、朝食時にも使うことができます。
また、冬季にはペレットストーブを使うことができます。
燃料のペレットを自身で焚べて楽しむのです。
こういうちょっとした日常作業を楽しむスタイルはユニークですね。
キッチン
キッチンには大きめの冷蔵庫にシンク、コンロ、炊飯器、電子レンジとなんでもあります。
包丁、まな板、菜箸など調理用具も一通り全てあります。
塩や胡椒、オリーブオイルなどの調味料もありますので、素泊まりでも料理に困ることはないでしょう。
食器やグラスもたくさんありますので、和洋どちらでも対応できます。
シンクはお湯もちゃんと出ますが、古民家だからかちょっと水圧は弱めでした。
お風呂とタイミングが重なった時には水の出が悪いと感じました。
ちなみにプランによってはビールサーバーが使用でき、美味しいクラフトビールを楽しむことができます。
ビールはかなりの量を入れてくれており、酔い潰れる頃にちょうど空になりました。
かなりコスパの良いメニューになっているのでオススメです。
居間
青を基調とした広々とした居間は、土壁や古民家の柱の跡をうまく生かしており、おしゃれながら温かみがあります。
ここにはipadがあり、スタッフの方とはこのipadで連絡が取れます。
その他マニュアル類もこのipadから見ることができます。
またこのipadは音楽デバイスも兼ねており、備え付けのBluetoothスピーカーからくつろげる音楽を流してくれています。
居間の奥はプロジェクターとスクリーンがあり、みんなで映画を楽しむ場所となっています。
プロジェクターはfireスティックTVと接続されており、プライムビデオやYoutubeを楽しむことができます。
ミラーリングはできません。
波之家の面白いところはどこにもテレビがないことです。
テレビはうるさいので、個人的には好きでありません。
テレビがないことでゆっくりと流れる時間を家族と楽しむことができました。
和室
居間と一体となっている和室は、波の家で最も技巧を凝らした場所となっています。
床の間には立派な床柱が立っており、廊下につながる窓は組み木細工になっています。
テーブルはこの古民家にあったものを使っており、昔ながらの重厚さを醸し出しています。
大人数の場合、この和室に布団を敷きます。
寝室
寝室は1ベッドの部屋と2ベッドの部屋の2部屋あります。
畳に直接布団を敷いているように見えますが、布団の下は低いベッドのようになっており、ちょっとだけ高さがあります。
寝具も清潔でとてもぐっすり眠ることができました。
ただ、波之家の目の前は大きな通りで大型トラックが通ります。
庭側はJRの線路になっており、眠るのに支障はなかったもののそれなりに騒音はありました。
トイレ
トイレは真新しいシャワートイレになっています。
使い勝手は最新のホテルとなんら変わりません。
洗面所
洗面台が2台あり、大人数でも大丈夫です。
電源の場所が少しわかりにくいのですが、洗面台の台側面についています。
アメニティは悪くないですが、普通レベルです。
館内着はワンピースタイプですが、着心地はとても良かったです。
お風呂
お風呂は洗い場と浴槽があり、黒を基調とした石造りでカッコ良いです。
お風呂もキッチリリノベーションされており、追い焚きも可能な自動湯沸器がついています。
古民家ですが、最新の設備がついていますので自宅のお風呂と同じ感覚でお風呂に入れます。
お風呂の窓からベランダに出ることができます。
ベランダには水風呂と椅子があり、外気浴を楽しむことができます。
ベランダは木の壁で全面覆われていますので、安心して使うことができます。
庭
庭は波之家の最大の特徴となっています。
ウッドデッキと砂利のスペースからなる広々とした庭には、8人は座れるであろう大きなテーブルと椅子、そして焚き火台があります。
ここではプランによってはバーベキューを楽しむことができるほか、なんと焚き火が楽しめます。
焚き火台は大きめで結構大きな火が起こります。
寒い夜でも焚き火がとても暖かいので気になりません。
花火を持ってこれば庭で花火もでき、仲間や家族と火を囲んで楽しい夜を過ごすことができます。
打ち上げ花火等は不可ですので、良識を持って楽しみましょう。
さらに庭の一角にはテントサウナがあります。
テントサウナの中には薪ストーブがあり、これを焚くことで温まるのです。
庭からお風呂のベランダに直接行くことができ、水風呂と外気浴でととのうことができます。
ただテントサウナの仕様なのか、私のやりようが悪いのかわかりませんが、テントサウナの温度が思ったように上がらず40℃程度のぬるいサウナになってしまいました。
ちなみに波之家の後ろはJRの線路、隣は空き家になっているようですので、周囲を気にすることなく楽しむことができます。
食事
夕食
夕食は大きく3パターンです。
・鉄板焼き
・バーベキュー
・自炊(素泊まり)
今回はせっかくなので、鉄板焼きをチョイスしました。
土間のダイニングキッチンにあるテーブルには鉄板が仕込んであり、ここでスタッフの方が調理してくれます。
子供ができて以来、夫婦で外食なんて長らくしていなかったのですが、ここなら1棟借りているので子供が寝てしまったり騒いでしまっても大丈夫です。
スタッフの方が目の前で調理してくれるの眺めながら、とてもゆったりとディナーを楽しむことができました。
スタッフの方もとても感じがよく、るうふの色んな話を聞きながら楽しい時間を過ごすことができました。
この日のメニュー
・ベビーリーフのサラダ
・さつまいも、なす、しいたけ、ホタテの鉄板焼き
・伊勢海老の鉄板焼き
・房総和牛の鉄板焼き
・わかめと枝豆の炊き込みご飯
・お吸い物
・シャーベット
高級食材を惜しみなく使った鉄板焼きの美味しさはもちろんですが、それ以外のメニューも最高に美味しかったです。
特に炊き込みご飯の優しい味付けがたまりません。
食べきれなかった炊き込みご飯はスタッフの方がおにぎりにしてくれた。
クラフトビールも大量にあったので、ほぼ飲み放題状態で最高のディナーでした。
朝食
朝食はご飯の進むお重のおかずと焼き鮭でした。
まずお米がとても美味しく、それだけでバクバクいけてしまうのに、おかずはどれも素材の味を生かした上品な味付けで、どんどんご飯が消えていきます。
鮭はフライパンか鉄板を使い自分で焼きます。
鉄板を使えば美味しいお米で焼きおにぎりも作ることができますので、鉄板をお勧めします。
まとめ
今回は家族でゆっくり、観光施設ではなくお宿自体を楽しむことをコンセプトにるうふ波之家に遊びに行きました。
古民家の温かみと現代の技術を生かした内装を合わせ持つ波之家はそのコンセプトにピッタリで、くつろぎの空間と便利さが両立し家族で心の底からのんびりすることができました。
体験も面白くうちの子は花火と焚き火がとても気に入ったようです、夜興奮してなかなか寝てくれませんでした。
スタッフの方の対応も素晴らしく、笑顔の良い方だったので楽しくお話ししながらディナーをいただきました。
欠点としては目の前が大型トラックも通る道路で、庭側はJRの線路である点です。ちょっとうるさいと感じる時もありました。
また、テントサウナは思ったように温まってくれませんでした。
スーパー銭湯のサウナのイメージで行くと肩透かしを喰らうので注意しましょう。
それらを差し引いてもとても楽しくのんびりできますので、ぜひ皆さんも行ってみてください。
アクセス
公共交通機関
JR外房線「浪花駅」➡︎タクシー約5分。
自動車
圏央道「市原鶴舞I.C.」より約45分。
車は波の家の目の前に3台程度停めることができます。