【消えた子供たち】映画「ロスト・フロア」が5分でわかる!【ネタバレあり】

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夫の罪と妻の罪

2013年製作のスペイン、アルゼンチン映画
主演者はリカルド・ダリンベレン・ルエ
消えた子供の行方を追う元夫婦のサスペンス

こんな人にオススメ!
・家族思いの人
・犯人探しが好き
・美しい南米の街並みが見たい

プライムビデオ「ロスト・フロア」が5分でわかる!【ネタバレあり】

あらすじ

消えた子供

ブエノスアイレスに住むセバスチャンは、別れたの妻デリアが仕事に行くため、デリアの家まで2人の子供を迎えに行くことになった。
子供たちはマンションの7階から階段を駆け下り、セバスチャンはエレベーターで降りる競争をする。しかし、先に1階についたセバスチャンがどれだけ待っても子供たちが階段から降りてこない。

どれだけ探しても子供たちは見つからず、6階に住む女性が子供たちの最後の目撃者だった。
3階に住む老警官ロサレスに相談すると、警察の記録を確認するといい、いくつかの細かな指示をセバスチャンにしていった。

疑心暗鬼

セバスチャンは、エレベーターに同乗していた怪しげな男が5階に住んでいたので、その家に無理やり押し入るが、子供たちはいない。
職場から戻ってきたデリアは、同じ物件に住むナタリアを疑い部屋に押し入るが、子供たちの姿はない。
デリアは、子供たちとスペインのデリアの実家に帰る計画を立てており、それに反対したセバスチャンが子供たちを隠したのではとを疑い出す。

その間にもセバスチャンには仕事の電話が鳴り止まない。
弁護士のセバスチャンはこの日公聴会で裁判所に出廷する予定であり、それを妨害するため子供たち誘拐したのだと考えるが、結局無関係なのが明らかになる。
セバスチャンはアパート管理人のミゲルをも疑うようになり、彼に掴みかかるがミゲルの様子からは犯人とは思えなかった。

さらにセバスチャンはロサレスも疑い、知り合いにロサレスの新編情報を調べてもらった結果、彼は交通事故を起こし多額の借金を抱えていることがわかる。
セバスチャンは彼の家に押し入るが子供たちの姿はなく、怒ったロサレスに殴られる。

その時犯人から電話があり、セバスチャンは身代金を要求される。
セバスチャンは公聴会のクライアントだった男に金を借りに行くが、断られたので脅して金を奪い取る。

帰ってきた子供たち

犯人の指定する場所に急ぐセバスチャン、金を受け渡し犯人に電話で子供の受け渡しを頼むがスマホの充電がなくなってしまう。

実は電話の相手はロサレスの知人で、黒幕はロサレス、デリアとはグルだった。
ロサレスはデリアに子供たちを返し、セバスチャンもデリアの元に帰る。

この事件で家族の絆を実感したセバスチャンはデリアにやり直せないかと頼むが、デリアはセバスチャンを置いてスペインの実家に子供たちと引っ越してしまう。

見つかった手がかり

ひとり取り残されたセバスチャンは、ふらふらとロサレスの家に入り込み、そこで子供たちがいた痕跡を見つける。
車でデリアの跡を追って空港に向かうセバスチャン。

空港でデリアと2人の子供に追いついたセバスチャンは、スペインにはデリアだけが行くと言い出す。
セバスチャンは事の真相に気がついており、犯罪行為を通報すると脅してデリアを1人でスペインに行かせ、子供たちと家路に着くのだった。

レビュー・考察

南米のパリと呼ばれたアルゼンチンはブエノスアイレス。
情熱の国の男セバスチャンは妻デリアの親友と浮気をしたことでデリアと別れ、浮気相手の旦那からも狙われていた。

デリアは借金まみれの警官と組んで子供たちの狂言誘拐を仕組んで、子供たちを無事ゲット。
スペインに高跳びしようとしたところで真相に気づいたセバスチャンが、デリアの行為を犯罪行為と断罪し、無事エンド。
ラストで初めて弁護士っぽいところ見せたな。

デリアの目的は、セバスチャンに子供を預けたときに誘拐させ、彼に養育能力がないと自ら認めさせること。
それは一応成功し、一度はデリアとやり直したいと言い出した時はいい話で終わるのかな??
と思わせるのだが、その直後に妻デリアの暗躍が明らかになる。

結果だけ見ると、セバスチャンは弁護士としての前途を断たれて借金づけ。
デリアはもう子供と会えずにひとりスペイン暮らし。
ロサレスだけが借金を無事に返して一人勝ちというなんとも言えないエンドを迎える。

ロサレスを疑って殴られたセバスチャン可哀想。
でもよく考えたら浮気してたセバスチャンが一番悪いよな…
そう考えると、セバスチャンの浮気で子供も失ったデリアが可哀想なのか??

一つのマンションの中で行われる犯人探し、誰も彼も疑い出すセバスチャンの姿には心を打たれるものがある。
子供から目を離しちゃいけないことをこの映画で勉強しましょう。

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