【少年は己を知る】映画「ミッシングID」が5分でわかる!【ネタバレあり】

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2011年のアメリカ映画
出演者はテイラー・ロートナー、リリー・コリンズ、シガニー・ウィーバー
普通の高校生ネイサンが、自身の出生の秘密に迫るアクションサスペンス

こんな人にオススメ!
・自分はもしかしたら両親の子ではないかもしれない…
・サクサク進む展開が好き
・シガニー・ウィーバー最強

プライムビデオ「ミッシングID」が5分でわかる!

あらすじ

失踪児童

普通の高校生ネイサンは、幼馴染のカレンと失踪児童を調べる課題をしていた。
失踪児童のサイトを調べていると13年前に失踪したマーティンとローナの息子、スティーブンが自分とそっくりなことに気がつく。
ネイサンは両親と血の繋がりがないことでないことに気がつき、母もそれを認める。

その時、不審な二人組がネイサンを訪ねてくる。
押し入ってきた二人組に母は体術で応戦するが敗れ、ネイサンが二人組を倒す。
仕掛けられた爆弾で、家は木っ端微塵になり、ネイサンは居合わせたカレンと逃走する。

ネイサンは怪我をしたカレンを病院に連れて行き、911に電話をするとCIAのバートンを名乗る男が出る。

ベネットの教え

しかしその電話は盗聴されており、ゴズロフもネイサンの元に向かう。
そこにネイサンのカウンセラーベネットが現れ、ネイサンとカレンを連れてゴズロフから逃れる。

車で逃げるベネット達だったが、ゴズロフは尚も追撃を諦めず、ベネットはバートンを信用しないようにいい、逃走先を指示してネイサンとカレンを逃す。
実はネイサンの実父はCIAのマーティンという男で、工作員のゴズロフから機密のリストを奪ったことで対立していた。
ネイサンはリストの取引材料としてゴズロフに狙われているという。

ネイサンとカレンが指定された逃走先はマーティンの家で、そこでネイサンは実母ローナの写真と住所のメモを見つける。
その住所を尋ねるが、実母のローナはすでに亡く、その墓には真新しい花が供えてあった。
花を供えたのはラズムスという人物であることがわかるが、CIAとゴズロフはこの動きを察知してネイサンの確保に動く。

出生の秘密

ネイサンとカレンは電車でラズムスの元に向かうが、カレンが食事を取りに行った隙に追っ手に捕まってしまう。
ネイサンも追っ手に見つかるが、父に教わった格闘術で倒す。
しかし電車は事故で緊急停止し、ネイサンとカレンはその場で電車を降りて山に入る。

ネイサン達はヘリで追いついてきたバートンから、実はバートンがネイサンの出生に深く関わっていることを聞き、バートンの話を聞くことにする。

マーティンは妻ローナが亡くして、子供を育てられる状態でなかったので、4人の保護者がネイサンを見守ってきたことを話す。
さらにマーティンがゴズロフから手に入れたのは、国家機密を漏らした者のリストで、そのためにネイサンは追われていると話すが、ネイサンはバートンもそのリストに載っているのではと疑う。
しかしそこにゴズロフが現れ、バートンの部下を殺してネイサンに迫ってくる。

混乱に乗じてカレンを連れて逃げたネイサンは、自分の携帯にマーティンから送られてきたリストが入っており、信用できないバートンに渡す気はないとカレンに話す。

しかしその話はゴズロフに盗聴されており、ネイサンはゴズロフに脅迫され、スタジアムでの取引を持ちかける。

リストの行方

ネイサンがリストを持っているという情報はCIAにも入り、バートンらもスタジアムに入る。
ネイサンとゴズロフはスタジアムで落ち合い、ネイサンの育ての親だけでなく、実母ローナもゴズロフに殺されていたことを知る。
しかしネイサンが隠し持っていた拳銃がゴズロフに見つかったため、ネイサンは球場内を逃走する。

人混みに紛れて逃げるネイサンだったが、次第にゴズロフに追い詰められる。
その時、ネイサンの携帯に電話が入り、ゴズロフをある場所まで誘き寄せるよう指示を受ける。

その場所に着いた瞬間、ビルに隠れていたマーティンがゴズロフを狙撃して倒す。
そこにバートンらCIAが現れネイサンを確保する。

しかし、リスト中にバートンの名前があることは露見しており、バートンはCIAに逮捕される。
ネイサンの元にマーティンから電話がかかってきて、ネイサンは会いたいと願うが、息子を危険に晒したくないマーティンは断って姿を消す。

両親を失ったネイサンの保護者にカウンセラーのベネットがなり、ネイサンとカレンは恋人になるのだった。

レビュー・考察

普通の高校生が、ふとした事件をきっかけに非日常の事件に巻き込まれる話。

ネイサンの実の父マーティンはCIAで、工作員のゴズロフからアメリカの国家機密漏洩者リストを奪ったことで対立していた。
ゴズロフはネイサンが赤子の頃、実母ローナを殺しており、ネイサンがその光景を見ていたのに気付かず見過ごしていた。
ネイサンはCIAのカイルを父として育てられ、ベネットも彼の保護者となっていた。
ネイサンの育ての母ももちろんCIA。
かあちゃんが突然カンフーしたらみなさんも驚くと思うが、その強さには理由がある。

しかし、ネイサンとカレンが、学校の課題で失踪児の偽サイトにアクセスしたことで、ネイサンの居場所がゴズロフに露見する。
ゴズロフは、マーティンに奪われたリストを取り戻すためネイサンを人質にしようとする。
だが、そのリストにはCIAのバートンの名前も載っており、バートンもリストを奪おうとネイサンの確保に躍起になるという話。

育ての父カイルがネイサンに武術を仕込んでいたのは、いつかこういう事態が起こると見越していたからで、電車のシーンではネイサンは格闘でゴズロフの手下を倒す。
ちょっと訓練受けただけの高校生にしては強すぎません??この人。

バートンが話をちょっとややこしくしており、彼の微妙な怪しさ加減がこの映画の見どころ。
基本いい人っぽいんだけど、ちょっと怪しい…
あからさまに裏がありそうな態度の数々は、逆に安パイなのではないかとすら思わせたが、普通に悪いやつだった。
リストにこだわる理由を初手でネイサンに看破されるあたり、基本無能。
「逃げられんぞ、君らを守る…」とかあからさまに悪役のセリフである。

逆にカッコいい役どころぜんぶ持っていったのは、シガニーウィーバー扮するベネット。
彼女はカウンセラーとしてネイサンを見守っていた。

病院からネイサンとカレンを逃すシーンでは、風船ひとつでCIAとゴズロフを巻いて見せる。
いらなくなった風船は、監視カメラを無力化するのに使えるんだぜ!

さらにカーチェイスしながら、ネイサンの出生を語り、信用できる人物とできない人物を教え、次にどこに行くべきか指示を出して、ただの高校生の二人を逃して、自身も追ってから生き延びるとかワンシーンで超人的な活躍を見せる。
この人いなかったら完全にここで映画終わっているんだよな。

CIAの保護者に守られて普通の生活をしていた高校生が、最後は実の父に助けられる話。
親とは何か?そんなテーマ性も感じるアクション映画。

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