必死に生きる様はときに滑稽に映る
あらすじ
研究所の清掃員が実験体を起こしてしまい死亡、直後清掃員はゾンビとなり研究員を襲った。
同じ街の高校生でボーイスカウトのジェフとカーターの二人組が、運転中に轢いた鹿の死体が目を離したうちに消える。
鹿の死体は凶暴化し、1人で行動してたスカウトの隊長に襲いかかる。
なんとかこれをナイフで倒すが、研究員のゾンビが現れ隊長は死亡する。
山にキャンプに出かけたジェフ、カーターとオギーの3人だったが、ジェフとカーターは山を下りて友人主催の秘密のパーティに行ってしまう。
パーティ会場にいたセクシーな女性が突然血を吹き出して襲いかかる、さらに別のゾンビ男性が現れ2人は危機に陥るが、ウェイトレスのデニースがショットガンでゾンビを倒す。
ジェフ、カーターとデニースが店を出た途端大量のゾンビに襲われ逃走する。
1人キャンプ会場に残されたオギーは山を下りて隊長の家を訪ねるが、隊長はゾンビ化しており、オギーに襲いかかる。オギーはスプレーとライターで隊長のゾンビを撃退し、椅子に縛りつける。
ジェフら3人はゾンビに追われ刑務所の監獄に追い詰められる。
檻の外の鍵を取ろうともがいているとオギーが現れ、スカウト術のピッキングで檻を開ける。
4人になった一行が街を歩いているとゾンビに見つかるが、黒人の軍人に助けられる。
しかしこの軍人もゾンビ化してしまったため倒す。
軍人の無線で街が空爆されることを知った4人は、カーターの姉を助けるため、その行方の手がかりとなる姉の日記を探しにカーターの家に行く。
姉の部屋を捜索中にゾンビに襲われるが、トランポリンで脱出し、ジェフが姉の日記の回収に成功する。
隣家に逃げ込んだ4人は、車で脱出する途中遭遇した隊長のゾンビを車で轢いて逃走する。
もともとジェフとカーターが招待されていたパーティ会場は偽の住所で、カーターの姉は本当のパーティー会場にいた。
姉を助る時間を稼ぐため、デニースが米軍基地に向かい、スカウトの3人はホームセンターで武器を集めてゾンビだらけのパーティ会場に殴り込む。
次々とゾンビを薙ぎ倒すが、衆寡敵せず追い詰められる3人だったが、デニースが助けに来てダストシュートから脱出する。
デニースが連れてきた米軍に保護され、ジェフは憧れていたカーターの姉と結ばれる。
レビュー
明るく楽しいゾンビ映画。
ゾンビランドっぽいけど、こちらにはワルな大人がいないので、より無邪気な作風に仕上がっている。
ゾンビ映画なので当然ゾンビに襲われるのだが、そのシーンが当人の必死さとは裏腹に客観的にはコミカルなシーンに仕上げてある。
冒頭の清掃員が実験体に襲われるシーンでは、寝ていた実験隊の生命維持装置を外してしまったことに慌てた清掃員が実験体にミントタブレットを食べさせたり、
ブリトニーファンのゾンビと歌ったり、
老婆のゾンビを倒して入れ歯が飛んだりと生きるために必死な姿が悲壮感なく描かれている。
下ネタも全開で非モテのオタサークルのようなノリが全開だ!
みなさんも忘れてしまった若きおバカな季節をこの映画で取り戻そう!!
スカウトのちょっと生意気な少年カーターはグッドネイバーでイーサン役だった人。
軽いノリの役柄がはまり役だね。