映画「ジョーカー」はどんな映画?【ネタバレなし】

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2019年製作のアメリカ映画
出演者はホアキン・フェニックス、ロバート・デ・ニーロ、ザジー・ビーツ
バットマンの悪役ジョーカーの誕生秘話を描いたスリラー

こんな人にオススメ!
・全てを失った人
・ダークヒーローが好き
・バットマンファン

映画「ジョーカー」はどんな映画?【ネタバレなし】

あらすじ

ゴッサムシティに住むピーターは神経の損傷で突然笑い出す病気を患っていた。
ピエロの仕事をこなし、カウンセリングを受け、薬をもらい、母と2人ショー番組を見ては自身が脚光を浴びる妄想をして暮らしていた。

そんなある日、ピーターは少年たちに暴行され、それを心配した同僚から拳銃をもらう。
しかし、小児病棟での仕事中、拳銃を落としてしまい会社をクビになる。

その帰り、ピーターは女性がチンピラに絡まれている場面に遭遇する。
ピーターは神経の病気で笑い出してしまい、激昂したチンピラに暴行を受けたため、思わずチンピラを拳銃で撃ってしまう。

この事件受け取り方は様々で、貧困者の中には英雄視する者もいたが、政治家のトーマスは社会の落伍者ときびしく糾弾した。
さらにピーターが受けていたカウンセリングは、市の予算縮小で終了、薬がもらえなくなる。

しかし、ピーターは想いを寄せる近所の女性を招待したトークショーを成功させ仲を深める。

その夜、母の手紙を盗み見たピーターは自身がトーマスの私生児であることを知ってしまう。
トーマスの家の訪ねたピーターはその家に住む少年のブルースと出会う。

出てきた警備員はピーターの母の言葉を妄想と言い捨て相手にせず、家に帰ると母は救急車で運ばれるところであった…

一枚にまとめてみた

レビュー

不幸な人はどこまでも不幸になる話。
病気の母親に、メンタル疾患持ちのアーサー。
家は貧乏で仕事は底辺、唯一の楽しみは輝かしい妄想、果ての果ては犯罪者にまでなっちまった。

でもピーターはどこまで行っても笑っている。
死ぬほど苦しそうに笑っているw笑っている…ワロタ…

ピーターの不幸はそれだけじゃない。
子供に襲われて奪われた看板を返さないと給料から差っ引くとか言われたり。
拳銃で遊んでて暴発させておこられたり。
近所の女性ストーキングして、すぐにバレて釘刺されたり。
よく考えたら、2つぐらいは自業自得か、全然不幸じゃないな。

不幸ウェーブはさらに大きくなる。
不幸が不幸を生み続ける不幸の再生産。

うまくいったことは全部妄想、不幸なことは全部現実。
唯一うまく行っていたものはダメになり、大切なものは実は不幸の元凶だった。
しかも病気とはいえそれを大爆笑してしまうアーサー…

ここまで、やる?

アメリカ暮らしもラクじゃない、貧困と不幸が連鎖するのは資本主義の宿命なのか?
そして失うものがなくなってたピーターは無敵の人として覚醒していく…
その姿は楽しげなピエロそのものだ。

メンタル病んだら取り返しつかないとはよく言われるが、その通りだとよくわかる一本。
ストレスマッハな環境で頑張っている皆さんはすぐにでも逃げましょう!

ところで途中で出てきた超金持ちのご子息のブルースってバットマン??
超金持ちで超幸せそうだね!!

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