加曽利貝塚は千葉市の東部にある日本最大級の縄文時代の集落の跡地です。
その価値が再認識され、2017年国宝に相当する特別史跡に指定されました。
ちょっと地味なスポットですが、定期的にイベントをやっており、体験が面白そうだったので子供と遊びに行ってみました。
みなさんのお出かけの参考にしてください!
「加曽利貝塚」の実体験レビュー!
何ができるの?
加曽利貝塚では主に貝塚・縄文土器・縄文集落三つを楽しむことができます。
なんと入場料無料です!
貝塚
貝塚は約5000年前、縄文人が食べた貝の殻や動物の骨などを捨てた跡です。
貝だけでなく道具やアクセサリー、人間のパートナーである犬の骨も見つかっており、神聖な場所だったようです。
貝塚は全国で見られますが、千葉市には多くの貝塚があり、中でも加曽利貝塚は全国最大級の貝塚となっています。
つまり加曽利貝塚は5000年前の密集住宅地の跡地で、それを発掘することで縄文人の生活を知ることができる場所となっています。
そのほか縄文集落の発掘場所を保存した施設もありました。
ここでは縄文人の骨も発見されたそうです。
私たちの文明も5000年くらい経ったら、このような形で未来人に発掘されるのでしょうか…とか考えさせられました。
考古学的には貴重な場所なのかもしれませんが、子連れ的に貝塚はちょっと地味…
縄文土器、土偶
博物館では、さまざまな縄文土器が展示されています。
レプリカの縄文土器もあり、触って楽しめる展示になっています。
この日はイベントで縄文土器の作成体験を無料で楽しむことができました。
土器が焼き上がるのには2週間程度必要とのこと、作品は後日取りに来ないといけないので遠方の方は要注意です。
縄文集落
縄文人が住んでいた竪穴式住居を再現しています。
竪穴式住居の中では生活を再現し焚き火を行っていましたが意外に中は煙たくなく、竪穴式住居が排煙についても考慮されていることを体感することができます。
うちの子は暗い室内で火が燃えているのが面白かったらしく、普段は落ち着きのない子なのに、じっと火を見つめていました。
風の通る気持ちの良い住居で火を眺めるのは、なんとも気持ちの良い体験でした。
9月には縄文人も食べていたマテバシイのどんぐりを焚き火で焼いて食べさせてくれました。
食べるにはちょっと勇気が入りましたが、栗のような味でとても美味しかったです。
縄文人の食生活に触れることのできる貴重な機会をいただくことができました。
この日はイベントを行なっており、縄文式の火おこし体験や貝を使ったアクセサリー作りも無料で体験することができました。
縄文衣装での写真撮影や紙芝居、アンギン編みの体験も無料で楽しむことができ、子どももとても満足してくれました。
ボランティアのお爺さんお婆さんが行なっているのですが、どの方もとても優しく子ども好きなので、とても温かな気持ちにさせてくれます。
これら体験は毎月第2・4日曜日や年数回のイベント時に行っています。
ホームページで実施日を調べてから行くようにしましょう!
体験時には珍しいお土産品も販売しています。
木のコースターや胡桃をくり抜いてその中に黒曜石を入れたキーホルダーはとても魅力的でした。
ランチ
場内に固定の飲食店等はありませんでした。園内は芝生が多く、ピクニックも可能ですので、お弁当を持ってくるのが良いかもしれません。
場内にはかそりえという休憩所もありますので、屋内でお弁当を食べることもできます。
まとめ
加曽利貝塚はちょっと地味な史跡ですが、縄文集落時でのイベントは小さな子供でとても賑わっていました。
子供に貝塚や縄文土器の話は難しいと思いますので、お子さんと行くならイベントのタイミングを調べてからいきましょう。
また場内は自然が豊富で緑の芝生が広々と気持ちが良いので、自然公園として利用することもできます。
貝塚周辺の芝生に貝殻が普通に落ちているのは面白かったです。
芝生に落ちている貝殻を子供に見せ、貝塚って昔の人が住んでいたところなんだよ、とか教えてあげるといいのかもしれません。
アクセス
公共交通機関は不便なところですので、自家用車が便利です。
公共交通機関
JR千葉駅➡︎東口9番乗り場より、京成バス「御成台車庫(市営霊園経由)」行き、または「都賀駅」行き「桜木町」バス停下車➡︎徒歩約15分
自家用車
京葉道路 貝塚IC(下り出口)から約7分、京葉道路 松ヶ丘IC(上り出口)から約12分。
駐車場無料(博物館駐車スペース10台・臨時駐車場70台)
臨時駐車場は正門の少し手前にあります。
主にイベントで混み合っている際はこちらを利用します。
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