映画「MAMA」はどんな映画?【ネタバレなし】

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2013年製作のスペイン・カナダ映画。
出演者はジェシカ・チャステイン、ニコライ・コスター=ワルドー、ミーガン・シャルパンティエ。
親子の定義を問い直すホラー映画。

こんな人にオススメ!
・親子愛を感じたい。
・じわじわ迫るホラーが好き
・子供が好き!

映画「MAMA」はどんな映画?【ネタバレなし】

あらすじ

事業に失敗した男が妻を殺し、3歳と1歳娘二人を連れて逃亡。
男は逃走中に事故を起こし森の中の廃屋へ。
そこで娘を殺そうとするが、背後から現れた黒い女性の影に包まれ男は消えた…。

男の弟ルーカスは、娘二人の捜索を続けたが行方は知れず、五年たったころやっと廃屋を見つける。
娘二人は奇跡的に生きていたが、四つ足で歩行し、言葉もほとんど話さないなど社会性は完全に失われていた。

治療を担当したドレイファス博士のお陰で2人は言葉を取り戻しつつあったが、ママという架空の人格を作り上げているという。

ルーカスは恋人のアナベルと2人を引き取ろうとするが、ルーカスの叔母はルーカスらの不安定な収入に不安を抱き反対する。

ルーカスは娘たちの研究をしたいドレイファス博士と図り、指定の邸宅に住むことを条件に親権を獲得する。
ヴィクトリアとリリー、2人の娘を引き取ったルーカスとアナベルだが、ロックミュージシャンのアナベルはもともとこの生活にあまり乗り気ではない。
ヴィクトリアはベッドで寝れるが、リリーはベッドの下で眠り、ヴィクトリアの背中にいつも隠れてる。

一方ドレイファス博士は、ヴィクトリアの病院から逃げた女性の話が気になり、調べてみるとかつて精神病院があったことがわかる。

そんなある日、アナベルが自宅内で不審な人影を見つける。
ルーカスが辺りを捜索すると、壁に不審なしみができていて、そこから黒い蛾が出ているようだった。
近づいて調べようとすると、しみから出てきた触手によってルーカスは突き飛ばされ、昏睡する。

残されたアナベルは娘2人と生活を続けるも、次第に奇妙な声や人影を見るようになる。
ドレイファス博士に相談しても、ママという架空人格を作り上げたヴィクトリアの精神病として取り合ってくれない。

昏睡し入院していたルーカスだが、繋がれていた心拍計のモニターに突如MAMAの文字が並ぶ。
その直後激しく震えだすルーカス。
そして彼は夢の中で亡くなった兄が「あの家に向かえ」と言うのを聞くのだった…

レビュー・考察

王道ホラー!
じわじわ迫るママの姿は貞子の如し。
ゆらゆらとしていながら髪が逆立っておる。
怒髪天を抜くとはまさにこのこと。 

こんなおどろおどろしい姿をしていて実体もないのだ、きっと恐ろしい霊障とか起こすに違いない。
ルーカスさん階段から普通に突き落としました!
って物理かよ!! 

王道ホラーとしながら、実は母と子というもう1つのテーマがこの映画にはある。 
何気にママもヴィクトリアとリリーを頑張って廃屋で育てているんだよな〜
だからヴィクトリアとリリーもママにべったりだし…
べったりと言っても実体ないけど。 

この2人狼に育てられた少女カマラみたいね、小学校の教科書に載っていたのを思い出したよ。 
母親とは何か?
物騒なニュースが多い昨今だからこそ考えたくなる映画

最初家族の始まりを面白く思っていなかったアナベルの変化。ママの気持ち。
そして人間界に対応できないとされたヴィクトリアとリリーの変化に是非注目してほしい。 

このダークでハートフルな感じどっかで見たと思ったらパンズラビリンスのデルトロ監督だった。
こういうなんとも言えない繊細な表現は見事。
皆さんにも是非見て欲しい。 

どうでもいいけどママさんルーカスは二度も殺そうとしたのに、アナベルには優しすぎませんかね〜
まぁ男が嫌いなのかもしらんけど。

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