【あの世からの助け】映画「インシディアス 第2章」が5分でわかる!【ネタバレあり】

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2013年製作のアメリカ映画
出演者はパトリック・ウィルソン、ローズ・バーン
老婆の霊に狙われた一家がこの世とあの世で謎を解き明かすホラー

こんな人にオススメ!
・綺麗な伏線回収が好き
・霊は実は身近にいると思う
・強い母親が見たい

プライムビデオ「インシディアス 第2章」が5分でわかる!

あらすじ

終わらない悪夢

何かに取り憑かれた子供ジョシュの元に霊能力者エリーズとカールが訪れる。
ジョシュは幽体離脱で死者の世界を覗く能力を持っており、死者の霊がジョシュの体に入りたがっていたのだ。
ジョシュを助けるため、エリーズは幽体離脱の記憶を封じることにする。

それから数十年後、エリーズがジョシュの家で死亡し、現場に居合わせたジョシュは警察に疑いをかけられていた。
ジョシュの妻ルネは警察の取り調べを受け、エリーズが死の間際に取った霊の写真を見せるが、警察は全く信じなかった。

この家では、息子ダルトンがかつてのジョシュ同様に霊に悩まされ、それをエリーズが解決していた。
しかし、その後もジョシュの母ロレインはこの家の暗がりに女性の影を見ており、後を追うとそこにはなぜかジョシュがいた。

エリーズの導き

ロレインはエリーズの元部下に連絡をとり、ジョシュが子供の時に行ったヒアリングのビデオを見せてもらう。
その画像を解析すると、そこには何故か大人のジョシュが映っていた。

同じ頃自宅にいたルネは、乳児の娘カリの部屋から突然女性の声が聞こえてきたので急いで助けに行く。
しかし部屋に踏み込んだ時にはカリの姿は部屋にはすでになく、ルネも見知らぬ女性に顔を叩かれ気を失う。

ロレインは、ジョシュが子供の時に助けてくれたカールに相談し、エリーズの霊と交信する。
エリーズを殺した霊は、ロレインがかつて勤めていた病院に隠れていることがわかり、ロレインらはすでに廃墟になった病院を探索する。
かつてICUだった部屋で異常な気配を感じたロレインは、かつてそこにいた患者パーカーが自殺し亡くなった翌日に病院内を歩き回っていたことを思い出す。

ジョシュの異変

ジョシュは歯が抜けるなど体が次第に滅んでおり、みんなを殺すことで生きられると霊が語りかける。
気を失っていたルネはジョシュに介抱され、カリも無事で何事もなかったかのようだった。

ひとりでに鳴り出したピアノを調べたルネは、昔ジョシュのために作った曲を弾いて聞かせるが、ジョシュはその曲を全く覚えていなかった。

霊の力は次第に強くなり、ダルトンが大量の霊に襲われる事件が起こる。
ジョシュの霊もその肉体から離れており、必死に助けを求めていた。

パーカーの正体

ロレインらがパーカーの屋敷廃墟を捜索すると、その家に似つかわしくない女の子の部屋が見つかる。
現れた女の子の霊は、見つからずに出ていかないと殺すことになると語りかける。

別の部屋を捜索していたカールとロレインは、ロビーでかつてロレインの家にいた女性とその子供を描いた肖像画を見つける。
その時、突然ロレインの頭上のシャンデリアが落下してきたので、カールがそこにいた霊に正体を尋ねるとパーカーの母親であることがわかる。

何かに導かれるように屋敷の隠し部屋に入ったロレインらは、そこで大量の腐乱死体が座っているのを見つける。
そこにあった新聞記事には黒衣の花嫁という殺人鬼のことが書いてあり、パーカーが母親に強要され、黒衣の花嫁となって殺人を繰り返していたことがわかる。

明かされる真相

ジョシュの家を訪ねたカールは、ジョシュの体にパーカーが入っているのを看破したため、ナイフで襲われる。
カールの魂は死後の世界でジョシュの魂と会い、死後の世界の彼方を歩き、過去のジョシュ宅にたどり着く。

過去の自宅では、ジョシュとルネが霊障に悩まされており、その危機を教えるためジョシュの霊は自宅のドアを開けたりブザーを鳴らしたりしていたのだ。
さらにエリーズとも出会ったジョシュは、少年時代の自分とも会い、老婆の居場所を聞き出す。

ジョシュたちは、パーカーの子供時代にたどり着き、パーカーが母親により女性のマリリンとして育つことを強要されていたことを知る。

決着

現実世界では、自宅に戻ったロレインとルネが、ジョシュの体を乗っ取ったパーカーに襲われており、ルネの危機を息子のダルトンが助け地下室に逃れる。

ルネはドアをパーカーに蹴破られるが、死後の世界でエリーズが老婆を倒しため一命を取り留める。
死後の世界も急速に壊れ始め、エリーズは戻るべき肉体のあるジョシュとカーターを現世に戻らせる。

ジョシュとカーターは死後の世界を迷っていたが、幽体離脱したダルトンが助けに来たため無事に現世に戻ってくることに成功、一家は再会を喜び合うのだった。

その後、ジョシュの一家はカーターにあの世の記憶全てを消してもらい現世を生きることにする。
エリーズの部下たちは霊能力で困った人々の救う事業を始めるが、霊体でそれを手伝っていたエリーズはそこで何かを見つけ驚愕するのだった…

レビュー・考察

まさかの展開で終わった前作の後編。実質一つの映画を2本に分けた作りになっているので、必ず前作から見よう。
本作から入っても全く意味わからんになるのは確実。

前作はコチラ!

前作は赤い顔の怪人に取り憑かれそうになった息子ダルトンをジョシュが救うという話だったのだ。
しかし、ラストでかつてジョシュの肉体に取り憑こうした老婆の霊が現れ、ジョシュに取り憑いたところで終わっていた。
そんなミイラ取りがミイラになったみたいな話が前作。

本作では、その老婆の霊が中心になってジョシュの一家を再び恐怖のどん底に陥れる。
前作では老婆の霊と言われていたが、本作では見た目若返っているのはヒミツな!

前作老婆の霊に取り憑かれ、エリーズを殺したジョシュだったが、何事もなかったかのようにその家で暮らしている。
警察が調べてもエリーズの死体からジョシュの痕跡は出ず、ジョシュの容疑は確定しなかったものの普通に事故物件である。
それでも住み続けるアメリカ人のメンタルの強さがハンパない…

ジョシュの魂は、老婆の霊に取り憑かれた時にダメージを受けていたようで、歯が抜けるなど肉体が滅び始めていた。
やがてジョシュの魂は完全に肉体から追い出され、ピアノでルネが贈ってくれた曲を弾いて助けを求めるが、ルネはその存在に気がつかない。
ルネがジョシュに贈った曲を弾いても覚えてなかったのは、すでに魂が肉体にいなかったからだね。

前作の伏線もきっちり回収されており、冒頭で突然会いた玄関ドアや鳴ったブザーは実はジョシュ自身の霊が行なっていたことが明らかになる。
幼少時代のジョシュがエリーズの治療中突然立ち上がったのは、霊体のジョシュが老婆の居場所を尋ねたからで、ドアはひとりでに開いたのではなくジョシュの霊が移動するために開けていたのだ。

でもこういう不思議なことって生きているとままあるよね。
勝手にものが動いたり知らない間にドアが開いていたりとか。
そういうのももしかしたら何かの霊が私たちに危機を教えてくれているのかもね。

人間の知覚なんて、コウモリみたいに赤外線が見えるでもなく、イルカみたいに超音波が聞こえるものでもない。
いろんな音や光の波長のごく一部を捉えているに過ぎないのだから、知覚できないだけで霊体がいたとしてもおかしなことは何もないかなと。

前作大活躍した霊能力者エリーズがいないため、本作ではジョシュの母ロレインが事態解決に大活躍する。
ロレインの実の息子ジョシュと、その肉体を操るパーカーの母親の霊との対決といっても過言ではない。

ロレインは死の母を名乗って息子に殺人をさせていたパーカーの母親とは対照的に、息子思いの強く逞しい母親として描かれている。
いくつになっても母は強しといったところだろうか。

でも心霊のでる事故物件で、乳幼児のカリを一人で寝かせたルネの行動だけは理解不能だったよ!
アメリカ人のメンタルが強すぎる…

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