【地獄へ不時着】映画「ロスト・フライト」が5分でわかる!【ネタバレあり】

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2023年のアメリカ映画。
主演はジェラルド・バトラー、マイク・コルター、エバン・デイン・テイラー。
ジャングルに不時着した旅客機の運命を描くサバイバルアクション

こんな人におススメ!
・飛行機の乗る機会が多い
・海外旅行が趣味
・強い大人達が見たい

映画「ロスト・フライト」が5分でわかる!【ネタバレあり】

あらすじ

悪夢のフライト

トレイルブレイザー社の旅客機の機長のブロディは、新年早々シンガポールから東京へのフライトを務めることになる。
ブレッドの大学生の娘はホノルルでブレッドと新年を迎えるのを待っており、ブレッドもこのフライトを終えたら東京経由でカリフォルニアに向かうことになっていた。
しかしこの日のフライトは乗客わずか14名と少ないながらも悪天候が予想されている上、突然殺人犯ガスパールを護送する警官も乗り込んでいた。

飛行機は無事に離陸したものの、すぐに嵐に巻き込まれ、機体は大きく揺れていた。
不安になった乗客を宥めるため、ブロディは操縦を副機長に任せ、自身は客席を見て回ることにする。
しかしその時機体は嵐で大きく揺さぶられ、ブロディは頭を強く打ってしまう。
頭部から出血しながらも操縦席に戻ったブロディだったが、落雷で電子機器や無線がシステムダウンしたため、電源が落ちるまでの10分以内に不時着させることにする。
機体の高度は急激に落ちており、乗客たちは必死に安全姿勢を取っていたが、警官が落としたスマホを拾うため勝手に座席を離れたため、体を強く打って死亡する。

その時、機体は嵐を抜け機体が安定したためブロディは着水に備えるよう指示を出す。
しかし浅瀬だったためブロディは着水を諦め陸地に出て、ジャングルの中に見つけた道路に手動で不時着させる。
機体には燃料が残っており、爆発の危険があったためブロディは乗客を全員機体の外に脱出させるが、亡くなった警官の持っていた手錠の鍵を殺人犯ガスパールが狙っていた。

危険地帯

フィリピン南部の森に降り立ったブロディは、乗客たちに状況を説明し、乗客と協力して仮設キャンプを作っていた。
しかし降り立った場所はフィリピンでも治安の悪い無法地帯の可能性があり、乗客とガスパールがいざこざを起こすなど緊張が高まっていた。

そこでブロディは不時着中に見つけた施設で無線が使えないか調べるため、ガスパールとジャングルを歩いて探索に向かうが、その道中でガスパールが姿を消す。
ブロディが見つけた施設は銃撃の跡が残る廃墟で、なんとかトレイルブレイザーの本社に連絡をとるも、受付はいたずら電話と信じず話にならなかった。

ブロディは娘に電話音して所在地を伝えるが、突然現れた現地のゲリラに襲われ格闘になる。
ブロディは軍で身につけた格闘術でゲリラを倒すが、銃声がしたため身を隠す。
そこに現れたのはガスパールで、ブロディに銃を渡して施設からの脱出を促す。
施設にはすでにゲリラの手が迫っており、不時着した飛行機の情報もすでにゲリラのボスジュンマーに入っていた。

誘拐

施設内には何人もの外国人が身代金目的でゲリラに誘拐された跡が残っており、それを知ったブロディは急いで飛行機に戻ることにする。
その時飛行機の乗客たちの元にゲリラが現れており、乗客たちが捕まっていた。
一足遅く戻ってきたブロディとガスパールはその様子を隠れて見ていたが、恐怖に取り乱した乗客二人がゲリラの犠牲になってしまう。
ゲリラは乗客たちをバスに乗せどこかに去ってい他ため、ブロディとガスパールは残ったゲリラに銃を突きつけ行き先を吐かせる。

その頃トレイルブレイザー社の危機管理部門も飛行機の場所を突き止めており、現地の傭兵を派遣させていた。傭兵は操縦席でブロディが残した書き置きを見て事態を把握する。
ブロディとガスパールは乗客たちが連れ去られた村を探り、監禁されていた乗客たちを見つけて再びバスに乗せる。しかし行き先には大勢のゲリラがいることがわかり、ブロディが丸腰で囮になり注意を逸らすことにする。
ブロディはゲリラのボスジュンマーと会い、乗客の解放を求めるが、一方的に暴力を受ける。
ブロディが殺されかけた時、本社の傭兵たちが現れゲリラたちを倒してブロディを助ける。
乗客たちはバスで逃げるが、仲間を殺されたジュンマーは激怒し報復を企てる。

脱出のフライト

正規軍の救助が来るまで24時間かかると知ったブロディは、副機長が直した飛行機で再び飛び立とうとしていた。
しかしその時ゲリラが報復に戻ってきて傭兵たちと激しい銃撃戦になる。

ブロディは傭兵たちとガスパールにも飛行機に乗り込むよう指示するが、殺人犯のガスパールは乗り込むわけにはいかないと拒否する。
ブロディはゲリラの銃撃を受けながらも離陸体制を整えるが、ジュンマーは執拗に離陸を妨害しようとする。
しかしガスパールがジュンマーを撃ち、飛行機の進路上でパンツァーファウストを構えるジュンマーを轢きながら無事離陸する。

飛行機は右のエンジンが故障しており機体の制御は困難を極めたが、なんとか無事に空港に着陸し、乗客たちは無事に保護された。

ブロディは娘に電話し、新年のお祝いに遅れることを謝するのであった。

レビュー・考察

最強の機長

無事不時着するだけで終わらない航空機パニック映画。

嵐に巻き込まれた旅客機を奇跡的な手腕で不時着させたところからがむしろスタートで、ブロディとフィリピンゲリラとの激しい戦いが始まる。

ゲリラに拉致された乗客達を助けに行くのに、フィリピン政府ですら一個大隊を編成すると言っていたが、ブロディは相棒のガスパールと会社が派遣した数人の傭兵達のみでそのミッションをやり遂げる。
それだけでなくゲリラのリーダージュンマーを倒しゲリラ組織を壊滅させており、その無双っぷりは本作と同じジェラルド・バトラー主演の「エンドオブアメリカ」状態である。

ブロディが無双できた背景にはちゃんと設定があり、ブロディは元イギリス空軍所属だったことが語られている。
強すぎだろイギリス空軍…

ブロディの離陸前のアナウンスはジョークが非常に秀逸なので、ぜひ見てみてほしいのだが、海外ではこういうのもアリなのだろうか…??

漢ガスパール

本作を語るのに欠かせないのが、ブロディの相棒役となる殺人犯ガスパールで、理想主義的なブロディと対をなすリアリストとして、本作の良いアクセントになっている。

最初は殺人犯で粗暴な面がクローズアップされており、ブロディとジャングルを歩いている際、突然いなくなった時には「やはりな…」と思わせてくれる。
しかし、その裏でゲリラから武器を奪って大暴れしており、ブロディの危機にもしっかり助けに来た上、最後まで戦い抜きブロディらの脱出を見届けるイケメンっぷりである。

殺人犯であるガスパールは、そのまま帰ったら逮捕されてしまうため、ラストは飛行機に乗らず傭兵達がもらった報酬金をもらってジャングルの中にトンズラする。
こういう抜け目ない人って好き。

ガスパールは逮捕されたのは15年前18歳の時に起こした殺人事件の件で、訳ありだったようなことが語られている。
最初はブロディもなるべくガスパールには関わるなとアテンダントに指示するなど警戒していたが、そういうバイアスで人を判断してはいけない好例である。

そんなガスパールと、彼を護送していた警官は対照的に描かれており、警官は航空機が墜落するか否やの場面でスマホをいじり、恋人にメッセージを送ろうとした挙句、そのスマホを落としている。
これだけでも飽き足らず、アテンダントの静止もきかずにスマホを取りに座席を離れ、乱気流に巻き込まれた機体の中で体を強く打って死亡する。
最悪なことに、助けに入ろうとしたアテンダントまで亡くなっており、警官という職業イメージに反する自己中心的な人物となっている。

アメリカでも本部な無能

ゲリラから乗客達を救助したブロディは、副機長が直した旅客機で再度のフライトを成功させる。
一度落ちた飛行機を、ゲリラとの戦いを経て、再び飛ばせるという展開はとてもユニーク。
2度目の不時着を華麗にキメ、ブロディらの長く濃すぎる一日がやっと終わったところでハッピーエンドである。

ブロディをはじめとする現場の従業員がギリギリの環境で頑張っている中、トレイルブレイザー社の方々は、電話受付から経営者まで足を引っ張ることしかしない無能揃いなのが異様にリアル。
まずブロディの上司は嵐なのに燃料をケチって迂回をさせてくれないし、電話受付はブロディ必死の電話をいたずらとして相手にしない、経営者は保身のためゲリラからの逃走フライトを許可しようとしなかった。
本部は現場の邪魔しかしないのはアメリカも一緒のようだ。

こんなクソ会社に颯爽と現れた危機管理の専門家スカーズデイル。
周囲の反対を押し切って現場に傭兵を送り込んだのも、ゲリラからの逃走フライトを許可したのもスカーズデイルであり、この人がいなければブロディはとっくに詰んでいただけにそ活躍が際立っている。
これこそ本当のコンサルタントだよなぁと、外資コンサル全盛のこのご時世に思わずにはいられなかった。

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