終わらない、戦闘力のエスカレート!
2006年制作のアメリカ映画。
出演者はケイト・ベッキンセイル、スコット・スピードマン、トニー・カラン。
前作アンダーワールドの直後の描いたアクション映画。
あらすじ
マーカスの目覚め
ヴァンパイアのセリーンは長老のビクターを殺し、混血種のマイケルと逃走していた。
ヴァンパイアの裏切り者クレイヴンは、もう1人の長老マーカスが眠っている間に殺そうとする。
しかし、すでに目覚めていたマーカスにより返り討ちにあい死亡する。
セリーンは眠っているマーカスをクレイヴンが殺すと考え、マーカスを助けに単身屋敷に向かう。
セリーンVSマーカス
その頃、食事に出ていたマイケルは突然ヴァンパイアに目覚め暴れてしまう。
マイケルは軍隊に攻撃されるが、セリーンが戻ってきて全て倒す。
そこに目覚めたマーカスが現れ、セリーンにことの次第を詰問する。
マーカスはセリーンがビクターを殺したことを知っており、セリーンたちは車を奪って逃走する。
激闘の末、なんとかマーカスを巻くことに成功したセリーンらは、ヴァンパイアのタニスを尋ねることにする。
マーカスの秘密
タニスはヴァンパイアを裏切っており、その屋敷はライカンに守られていた。
ライカンを倒して屋敷に入ったセリーンとマイケルは、なぜ襲ってきたマーカスはマイケルの首飾りを狙っていたのかをタニスに尋ねる。
タニスよると、マーカスこそが最初のヴァンパイアで、ウィリアムという弟がいた。
ウィリアムは最初のライカンで、マーカスは数百年前にビクターと協力しウィリアムを捕らえ閉じ込めたという。
その牢の場所を幼い頃セリーンは見ており、マイケルのペンダントはウィリアムの牢の鍵だという。
セリーンらは、裏切り者のタニスを見逃す見返りに、マーカスを止められる人物としてマーカスの父マカロを紹介してもらう。
ウィリアムの復活
マカロに助けを求めるセリーンらだったが、ここにもマーカスが現れマイケルが犠牲になる。
セリーンもマーカスの攻撃を受け、ウィリアムの牢の場所を知られてしまう。
マーカスは人類に与するマカロを襲い、ウィリアムの牢の鍵を奪って逃げる。
マーカスはウィリアムの牢を解き放ち500年ぶりに再開を果たす。
地下でマーカス、ウィリアムと戦いになったセリーンのもとに息を吹き返したマイケルも来て、マーカスとウィリアムを倒すのだった…
レビュー・考察
前作アンダーワールドの続編。
独特の世界観と圧倒的なテクニカルタームが支配しているので、必ず前作からみよう。
やっていることは前作とほぼ同じ。
全身黒づくめピッチピチのスーツを着たセリーンが、エロカッコ良く怪異と戦うというもの。
前作のラストでヴァンパイアとライカンの混血となったマイケルも参戦する。
前作ではセリーンのライカンとの戦いが主軸に描かれていたが、今作ではヴァンパイアも敵になっている。
前作ラストでヴァンパイアの長老ビクターを殺しちゃったから仕方ないね。
ということで今作はビクター以上に強いマーカスさんの登場だ。
前作では地上の騒動を尻目にグースカ寝ていたマーカスさんだが、実はオリジナルのヴァンパイア。
ビクターですら元人間で、マーカスに噛まれてヴァンパイアとなっていた。
それだけでなく、マーカスの弟ウィリアムは実はオリジナルのライカンとか、設定盛りすぎィ!
元人間のビクターと違い、オリジナルのヴァンパイアであるマーカスには便利な機能が盛りだくさん。
空を自由に飛べるだけでなく、その羽は武器にもなる。
血を飲めば、相手の記憶まで一瞬で読めてしまうとかチート級のスペックを見せてくれる。
クレイヴンの血を飲むだけで、前作の映画一本分を一瞬で見終わるとか便利すぎィ!
次々と強敵が現れる展開は、さながらドランゴンボールのよう。
最強のサイヤ人ベジータを倒した後に、実はバックにフリーザがいたみたいなジャンプ的展開を思わせてくれる。
セリーンとマーカス、ヴァンパイア同士の争いが激化する一方、ライカンの凋落はひどいことになっている。
ほとんど出番がないだけでなく、裏切り者のヴァンパイア、タニスの番犬に成り下がっているあたり、出番ない方がマシだったんじゃないかとすら思える。
まぁ前作でライカンの君主ルシアンが死んじゃったから仕方ないね。
かつての最強の敵ピッコロ大魔王が、一度の敗北で咬ませ犬に成り下がったようなものだね。
一応ウィリアムが見せ場を作ってきっちり負けるあたり実にピッコロっぽい。
そんな王道厨二バトルアクション、続編はどうなる??