【THEマッスル!】映画「ネバー・サレンダー 肉弾凶器」が5分でわかる!【ネタバレあり】

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アメプロチャンピオンの肉弾凶器を見よ!

2006年製作のアメリカ映画。
主演者はジョン・シナ、ロバート・パトリック、ケリー・カールソン。
アメリカの人気プロレス団体WWEが、スター選手ジョン・シナを主役に作成したアクション映画。

あらすじ

ジョンの退役

海兵隊のジョンは仲間を助けるため、命令違反を犯し除隊となり、ビルの警備員になる。
騒ぎを起こしたチンピラを懲らしめ、大暴れしたジョンはビルを破壊し、会社を解雇されてしまう。

拉致されるケイト

ジョンは妻ケイトと立ち寄ったガソリンスタンドで、強盗の現場に居合わせてしまう。
ジョンが強盗に殴られて気を失っている間に、ケイトは強盗団に拉致されて何処かに連れ去られる。

気がついたジョンはパトカーを奪って逃げた強盗団を追う。
激しい銃撃戦の末ジョンのパトカーは大破、強盗団の車も破損し森を歩いて逃げることにする。

ジョンはパトカーから警察に無線をしており、やってきた警官のビューレンが止めるのも聞かずに、1人でケイトの行方を追う。

強盗団を追うジョン

ビューレンが警官を指揮して強盗団を追っている間、ジョンは森で何者かに不意打ちを喰らい拉致される。
ジョンを襲った男は後ろ暗いところがあるらしく、ジョンを警察と勘違いし拷問にかける。
しかしジョンは隙をついて、男達を倒し強盗団を再び追う。

警察に追われ、空き家に逃げ込んだ強盗団にジョンは追いつき、強盗団の1人を倒す。
さらに外に出てきたもう1人を素手で倒したところに、ビューレンが現れる。

ジョンが停電させた隙に、空き家に踏み込んだジョンとビューレンは強盗団のリーダーロームと出会う。
実はビューレンはロームの手下で、ダイヤの分け前を求めてジョンを裏切る。
しかしロームはビューレンを射殺して逃走、ジョンは再びロームらを追うことになる。

ロームとの決戦

警察のボートを奪ったジョンは、ロームらがトラックを奪って逃げていることを知る。
追い詰められたロームはケイトを乗せたまま、トラックから1人脱出する。

ジョンとロームが戦う中トラックは水没、取り残されたケイトは危機に陥る。
ロームを倒したジョンは、沈むトラックからケイトを助けるがすでに意識がなかった。

ジョンの懸命な救護でケイトは一命を取り留める。
そこに生きていたロームが襲いかかるが、ジョンは返り討ちにして、ケイトと無事を喜び合うのだった。

レビュー

みなさんプロレスって好きですか?
この映画はアメリカ最大のプロレス団体、WWEが制作しました。

WWEの特徴はマイクパフォーマンスの面白さ。
プロレスなので試合の結果はシナリオありきなんだけど、
それゆえにレスラーは試合前後のパフォーマンスで自らの魅力を発信しないといけない。
だから人気レスラーには強さだけでなく、俳優と共通したヒーローの魅力が求められる。

実際、ランペイジの主演俳優や、モアナでマウイの声優をしていたドゥウェイン・ジョンソンは元WWEのチャンピオンのザ・ロック。
エクスペンダブルズに敵役ダン・ペインで出ていたのは、ストーンコールド・スティーブ・オースチンだ。
さて、本作の主演はWWEチャンピオン、ジョン・シナ
ザ・ロックやスティーブ・オースチンより後の時代のチャンピオンだ。

その若々しさあふれる肉体から繰り出されるアクションは迫力満点。
伊達に肉弾凶器を謳っていない。って珍しく邦題仕事したな…
悪と立ち向かうのに銃など不要、悪とはあくまで肉弾戦で立ち向かうのだ。
そう、その肉体こそが凶器なのだ。

むしろショットガンよりローリングソバットの方が強力だし、手榴弾よりブレーンバスターの方が手っ取り早い!
銃火器なんてなんで必要なんですかね??

でもこの強盗団、実はちょっとお茶目でなんだか憎めない。
そんなイカれた仲間を紹介しよう。
ローム:リーダー、ちょっとお茶目。
アンジェラ:ダイヤ大好き。好きすぎて非業の最後を遂げる。
モーガン:陽気な黒人、彼のネタは外さない。
名前不明:照英に似ている、影げ薄い。
名前不明:不幸体質。仲間のいざこざに巻き込まれて殺された挙句、ワニの餌にされてしまう。
そう、実質3人とおまけである。

ロームが目立ちすぎなのが悪いんだけど、この人面白いんだよね。
モーガンが昔ホモに絡まれた経験を話し出した時に優しくたしなめたり、
ケーブルテレビの間違い電話に乗って話を続けてみたりとちょっとお茶目。

ジョンとの決戦でも、倒れているジョンのお腹にハンマーしたり、それは慈悲か?という謎行動をし始める。
頭狙っていれば完全勝利だったのに…

まぁレスラーの強さアピールしようと思えば、そういうシナリオになりますわなというところか。
そんなアメプロレスラーの魅力を詰め込んだ一本。
プロレスを楽しむつもりで楽しもう!

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