流行語「三密」のありがたさを知るパンデミックもの
あらすじ
中国で発生したウイルス感染症は出張に来ていたアメリカ人ビジネスマンにより瞬く間に拡大、WHOの医師バーナックは鳥インフルエンザの人へ感染を確信し封じ込めのため調査を始める。
帰国したビジネスマンは仕事中突然倒れ、バーナックの元に運ばれるが、鳥インフルエンザ感染症と診断され死亡する。
この事態にニューヨーク市のニューサム知事は街を封鎖、隔離区を設けて感染者と濃厚接触者を隔離する。
世界各地で各地で物資が不足し、治安が悪化、死亡者が増加する一方。
頼みの綱のワクチンがもうすぐ届くかというところで輸送車が襲撃される。犯人は感染者で軍により射殺されたが、町中の死体の山に立ち尽くす。
ニューサムも次次とゴミのように捨てられる感染者の死体を目にしてなす術もない。
看護師のアルマは厳しい現実に気持ちが落ち込んでいたが、夫が誕生日を祝ってくれたので笑顔が戻る。
ニューサムも市民を互いに助け合わせる政策に転換し始め、感染者も次第に低下に向かう。
しかしバーナックの元に中国から入った電話はウイルスが変異して大勢の死者が出ているというものだった。
原因調査のためアンゴラに向かったバーナックはそこですでに変異ウイルスが拡散していることを悟る。
そして世界の死者は2500万人を超えて増え続けるのだった…
レビュー
時代を先取りしすぎたパンデミックもの。
序盤ウイルスが中国で発生して、ヒトからヒトへどんどん蔓延のしていく様子がビジュアライズされているのがとんでもなくリアル。
飲食店とか密な機内で感染が広がっていく様子とか自粛要請がどれだけ素晴らしいか分かりやすく教えてくれる。
さらにマスクの着用や手洗いの徹底を訴える為政者とかどこかで見たような光景、予言書はは実在したんだね。
同じようなパンデミックもののコンテイジョンと比べるとリアル感がすごい。
リアルすぎてアメリカじゃ誰もいうこと聞かないのがヤバい。なんでそんなにマスク嫌いなんだよ。
15万人死んでも満員電車でマスクなしとか日本人だったら発狂するぞ。
マスクは中国製なので入ってこない事情があるんだけど、手作りしようぜ。かわいいアップリケとか入れてさ!
ってかこの作品、全体的に世間に危機感が足りない感じが…
死者が1000万人超えてもみんな密密してマスクしないし、看護師のアルマなんて仕事柄上超ハイリスクなのにノーマスクで勤務して帰ったら旦那とチュッチュだぜw
素人以下だな!濃厚接触まっしぐら。
おかげで世界の死者は2500万人を突破!
新型コロナが150万人も行っていないこと考えれば、どんだけやばいやつかわかるだろう。
ほんと流行語になった「三密」とかよくできているよな。
アメリカ人の感染防止の感覚見ているとほんと日本人でよかったね!
どうでもいいけど原題「Bird Flu」だから鳥インフルエンザだし。インフェルノって誤植かよ。
しかもウイルスだから菌じゃないし…色々ひどいな!