2017年製作のインド映画
出演者はプラバース、ラーナー・ダッグバーティ、アヌシュカ・シェッティ
バーフバリの続編、王家の生き残りが王家を取り戻すアクション映画
こんな人にオススメ!
・歴史ロマンが好き
・攻城戦が好き
・歌と踊りが好き
映画「バーフバリ2王の凱旋」はどんな映画?
怖い、怖すぎる、これが嫁姑の確執か
あらすじ
マヘンドラ・バーフバリの父アマレンドラ・バーフバリは蛮族討伐の功績でバラーラディーバとの後継者争いに勝利し、国母であり義母でもあるシヴァガミより次期王に任じられた。
戴冠式まで見聞を広げる旅に出るアマレンドラ。
クンタラ王国で王族のディーバセーナに出会い一目惚れし、従者となって彼女に接近する。
アマレンドラの様子を探っていたバラーラディーバはディーバセーナの肖像画を見て、その美しさに驚き、自分の妻にしようと実母であるシヴァガミに嘆願する。
王位を譲ったバラーラディーバのために願いを聞き入れたシヴァガミは、財宝をディーバセーナに送る。
しかし、気の強いディーバセーナはこれをよしとせず、シヴァガミを挑発する返事を送る。
その頃クンタラ王国では侵入した族をアマレンドラの活躍で退け、ディーバセーナとの婚姻が成立していた。
しかしアマレンドラの元にシヴァガミから届いた便りにはディーバセーナを連行するよう命じられていた。
ディーバセーナはシヴァガミよりバラーラディーバとの婚姻を伝えられ激怒、結局アマレンドラと婚姻する代わりにアマレンドラは次期王をバラーラディーバに譲るよう命じられる。
バラーラディーバに王の座を譲ったアマレンドラは国防長官を任じられたが、妊娠したディーバセーナのためと称してバラーラディーバに解任されてしまう。
ディーバセーナはこれを黙認したシヴァガミを非難し、シヴァガミは激怒してその場を立ち去った。
その後アマレンドラの後任の国防長官がセクハラを働いていることに怒ったディーバセーナは国防長官の指を切り落としてしまう。
裁判に呼ばれたアマレンドラは指を切り落としたのは間違いだ、首を切り落とすべきと国防長官を殺害し、これに激怒したシヴァガミに追放されてしまう。
一体アマレンドラはどうなってしまうのか⁉️
そしてマヘンドラ出生の秘密が明かされるのだった…
レビュー
映画自体も長いし、登場人物の名前も馴染みがないから把握するのも大変だ。
前作見ないと間違いなくポカーンになるから必ず前作から見てほしい。
話としては王道で、人望あるアマレンドラに嫉妬するバラーラディーバが次第に暴君になっていく過程が描かれている。
それにしても回想長すぎね?
前作から続く回想シーンとか初めて見たわ。
聞いてるマヘンドラも話しているカッタッパもさぞ疲れただろう。
いっそ回想シーンで一作、マヘンドラ編で続編にした方がわかりやすいと思うんだが…
前作であれだけ強い女として国政を見事に取り仕切った国母シヴァガミ。
もう歳なのか今作では判断を誤りがち。
やはり人間歳を取ると子供に執着するようになるのだろうか?
晩年の後継者を巡る判断ミスは歴史的にはよくあることで、三国志の孫権なんかが有名ね。
そしてシヴァガミとタメ張れる強い女ディーバセーナ。
もはや気が強いというか狂っているレベルでシヴァガミに喧嘩のバーゲンセールをおっぱじめる。
これが嫁姑の確執…怖い、怖すぎる
ディーバセーナの言いたいことはわかるけどどうなんだろう。
このシリーズもれなく女性がやたら強いけど、インドじゃシヴァガミやディーバセーナみたいな屈強な女が魅力的なんだろうか?文化の差を感じるぜ。
インド映画らしい歌と踊りは健在、安心してくれ。
慣れてくるとこれなしでは物足りなくなってくる。(もはや病気)
独特なノリはあるけど今回のアクションは割とマジでスタイリッシュでカッコいい。
圧倒的なパワーでリーチ外の敵も吹っ飛ばすのは、もはや気とかそういうエネルギーの存在を古代インドに見いださざるを得ない。
まさかヤシの木をそんな風に使うなんてハリウッドには予想もつくまい。
独特なノリで世界に挑むインドの名画、国際化著しい今こそ見てほしい。
どうでもいいけどカッタッパも大概おっちょこちょいだよね、アマレンドラに同情するよ。
やはりいい人は苦労する運命なんだろう。