映画「ブレードランナー2049」はどんな映画?【ネタバレなし】

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2017年のアメリカ映画1982年作成の映画ブレードランナーの続編
出演者はライアン・ゴズリングハリソン・フォードアナ・デ・アルマスシルヴィア・フークスロビン・ライトマッケンジー・デイヴィス
荒廃した近未来を描いたSF。

映画「ブレードランナー2049」はどんな映画?【ネタバレなし】

あらすじ

時は2049年、地球の生態系は崩壊し、人類の多くは地球外に植民していた。

地球ではかつて反乱を起こしたタイレル社の旧型労働用レプリカントに代わり、ウォレス社の新型レプリカントが主な労働力となっていた。
そんな社会の暗部では、逃げた旧型レプリカントを処分するブレードランナーが暗躍していた。

ロサンゼルス市警(LCPD)のブレードランナーで新型レプリカントのKは、旧型レプリカントの処分を終え、自宅で恋人とくつろいでいた。
しかし招集がかかり署に行くと、Kが処分した旧型レプリカントの遺骨に、レプリカントの生殖の痕跡が見つかったという。

レプリカントの生殖はあってはならないことで、その混乱を避けるため隠蔽しようとするLCPD。
そして、生まれた子供の捜査を命じられたKとレプリカントの生殖技術を手に入れたいウォレス社。

その調査のはてに、Kは出生に関わる重大な秘密を知ることとなる…

レビュー

初代より脈々と続く名作ブレードランナーシリーズ。
本作だけでも楽しめるけど、過去作との繋がりが沢山あって見ていた方ががっつり楽しめる。

生態系が崩壊し、スラムのような街に人とレプリカントが混在、レプリカントは差別を受けながらも厳しい労働に従事している世界。

この崩壊した近未来世界は、どこまで行っても緑や生物感がない。
ついでにBGMもなくて雰囲気はいつも暗い。

行き過ぎた文明が崩壊し、一度滅んだ世界でそれでもヒトは生きねばならないのかと思わせてくれる。
いまだってみんなパソコンやスマホとか使ってるけど、これらがある日突然なくなったら…
情報は入らない、電車はうごかない、会話はフェイストゥフェイスのみ…まるで、昭和初期!

あれっ?実はシンプルで結構いい社会かも‼︎

まぁブレードランナー世界の場合、生態系の崩壊とレプリカントを働かせていることでの社会の澱みがヤバイ。
Kだって死ぬ寸前まで行ったのに、会社から補償はない。公務員なのに…

さらに家で彼女とくつろいでいれば会社から突然のお呼び出し。
しかも彼女はホログラムこれが未来のラ○プラス+かっ!?

日本でラブプラス+が売れたってことは、今の日本の延長線上にブレードランナー世界があるのでは?
なんの補償もない自己責任系ブラック労働も含めて!
さすがだぜ時代の一歩先を行く鬱くしい国、日本🇯🇵

でもコレ移民問題へのエクスキューズだよな、実際。

派手なアクションはないけれど、笑顔のなき暗い世界で黙々と自身の出自と向き合うK。
結局人とレプリカント、そしてホログラムAIどれが1番人間的だったのだろう?
視聴後は人間の定義が揺らぐこと間違いなしだ。

そんなダークネス近未来サスペンス、ブレードランナーファンでなくても是非見てほしい。

人間性とは肉の体を持っていることではないのですよ。
うちのアレクサがそう言った気がした。

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