【悪魔界のプリンス】映画「ダークハウス」が5分でわかる！【ネタバレあり】

2015年製作のアメリカ・イギリス映画
出演者はマリア・ベロ、フランク・グリロ、コディ・ホーン
曰く付きの館で儀式をしてた若者が、事件に巻き込まれるホラー

プライムビデオ「ダークハウス」が5分でわかる！

あらすじ

悪夢の始まり

凄惨な儀式的殺人が起きてから20年、事件が起きたリビングストン家に立ち入った男が、中で血を見たと警察を呼ぶ。
呼び出された警官ルイスは、家の中で死体を見つけ現場から逃げた男を追いかけるが、男は階段から落ちて気を失う。

ブライアンの儀式

1週間前、この男ジョンは悪夢に悩まされており、幽霊狩りのブライアンとミッシェルに相談、リビングストン家に行くことを計画していた。
ルイスが見つけた死体はブライアンのグループのもので、ブライアンとミッシェルは行方不明になっていた。目
を覚ましたジョンに事情を聞くと、この家がブライアンに何かをしてグループメンバー全員を殺したという。

ルイスは、心理学担当のエリザベスを呼び出しジョンと話をさせる。
ブライアンらはリビングストン家で幽霊を撮影するため降霊術をおこなっていた。

実はジョンの母は、かつてこの家で儀式的殺人事件を起こしたマーサ・リビングストンの知人で、事件の唯一の生き残りだった。

ブライアンらは、この家でマーサがかつて使った魔法陣を見つけ、不気味な現象に遭っていた。
メンバーの一人が霊に引っ張られる事件が起こり、撤退する者と続行するものとで割れていた。
ブライアンは撤退しようとするジョンに、母の霊が呼んでいると説得し、降霊術を続けさせる。

取り憑かれたブライアン

本格的に儀式を始めると、部屋は暗闇に包まれ不気味な雰囲気の中ジョンの母が現れ、ミッシェルが急にいなくなる。
ジョンはミッシェルを探すが、その姿はなく、霊に取り憑かれたブライアンが人を襲い始める映像が残されていた。

ブライアンは、農場で事故を起こした車の中で気絶した状態で見つかるが、突如目を覚まし警官を殺して逃走する。
エリザベスは降霊術の魔法陣を解読し、ブライアンが儀式に参加した全員を殺すことで、家の悪魔を解放することができるということがわかる。

ミッシェルが見つからないことに苛立ったジョンが無線でブライアンを詰問すると、ブライアンは叫び出し、その叫びでジョンは吹っ飛び発作を起こす。
ジョンが死にそうになったので、ルイスがブライアンを射殺すると、ブライアンが喋らなかったのは舌がもぎ取られていたからだとわかる。

真犯人

ルイスはブライアンが残した十字架をヒントにミッシェルを見つけ、エリザベスはジョンの母の映像から、犯人がジョンであることを突き止める。
さらにルイスは首を吊って死んでいたジョンを見つけ、エリザベスと話していたジョンこそが実は悪魔で、かつてジョンの母に取り憑いていたことがわかる。

儀式の生き残りがミッシェルだけになったことで、悪魔は蘇り、妊娠しているミッシェルのお腹の中で何かが蠢き始めるのだった。

レビュー・考察

王道ホラー。
だが一筋縄ではなくひねりが加えてある。

呪いの館で降霊術をしていたブライアンのグループが、取り憑かれたブライアンに皆殺しにされる話。

と思いきやブライアンはただの手先で、黒幕はジョン。
正確にいうとジョンに取り憑いていた悪魔。
ジョンの母サラもマーサ・リビングストンを手先にして大量殺人をさせ、自身は凄惨な事件の生き残りとして生活していた。

ジョンに悪魔がついたのはおそらくこの時、サラのお腹の中にジョンがいたのだろう。
本作のラストでもミッシェルがこの事件唯一の生き残りとして生き延び、そのお腹の赤ちゃんが何かに取り憑かれ描写で終わっている。

後の悪魔界のプリンス、阿修羅マンである。

もちろん冗談。
結局ジョンは初めから、ブライアンたちを犠牲にするつもりで、悪夢の相談とかしていたわけだ。
クエッションなのは、儀式で家の悪魔を復活させるという触れ込みだったけど、ジョンが初めから悪魔だったのなら、そんなことする必要はないはず。

この一連の惨劇で、悪魔としてはジョンの体からミッシェルの体に移ったくらいの変化しかない。
それってなんか得してる？？
おっぱい飲めることかな？？

ちなみの本作、劇場版公開されておらず、DVDのみ発売されている。
そんなマイナー映画まで押さえているあたり、アマゾンプライムビデオ映画オタにも納得である。
83分と短いのでサクッと見れるのもいいところ。