椿山荘は都心のど真ん中にありながら、広大な森と庭園を持つ高級ホテルです。
内装は美術館のように美しく、うちの子も大興奮。
貴賓あふれるホテルで、家族みんなでちょっとラグジュアリーな体験をしてみました。
普通はとても手が出ない価格のホテルですが、ちょっとした工夫で格安に泊まることが出来ました
ホテル椿山荘東京の【実泊レビュー】

椿山荘とは?
山縣有朋が1878年が邸宅に庭園を作ったのがその始まりで、1952年にガーデンレストランとしてオープンしました。
以来パーティや結婚式で長く親しまれており、その歴史に裏付けされた内装やスタッフのおもてなしは5つ星ホテルにふさわしいものとなっています。
アクセス
公共交通機関
JR池袋駅から無料送迎バス(毎時00分1時間一本)
JR目白駅からバス停5番乗場「目白駅前」行き約10分/バス停8番乗場「川村学園前」行き約10分
東京メトロ 有楽町線江戸川橋駅から徒歩約 10分
自動車
首都高5号線「早稲田ランプ」もしくは「護国寺ランプ」約5分
宿泊者は駐車場をチェックアウトまで1,000円で停めることができます。
駐車場の入り方がちょっと分かりにくいので要注意です。
>>https://youtu.be/IjUoLOzWEnE
美術館のようなロビー
玄関をくぐるとそこはもう別世界。

大理石をふんだんに用いた美しい広間が広がっています。
ロビーには至る所に絵画や伝統工芸品が展示されており、まるで美術館のようです。
赤と青のソファも体が吸い込まれるような柔らかさで、身を預けただけで高級なのが伝わってきます。
ちなみに館内は宿泊者用のホテル棟と披露宴などが行われるバンケット棟に分かれており、それぞれちょっと雰囲気が違います。
ホテル棟とバンケット棟は3階の連絡通路や庭園でつながっているので、どちらも行き来してみると良いでしょう。

別料金で、大浴場とプールも利用できます。
ただプールは水深1.2mで浮き輪等禁止なので、小さなお子さんにはちょっと厳しいです。
東京雲海
山縣有朋が始めたという庭園は、都内の私有地とは思えないくらいに広く、1周30分程度かかります。
緑あふれる園内には日本各地から集められた椿の花や、二つの池、滝、朱色の橋、三重塔、神社に教会、料亭まであります。
東京のど真ん中に信じられないくらいの緑を蓄えており、夏は鳴り止まない。
年末でも紅葉を見ることができ、四季折々の楽しみ方が出来ます。

園内細い道や階段も多いのでベビーカーは非推奨。
園の奥まで行くなら歩きのしっかりとしたお子さんと来ましょう。
見どころは毎日決まった時間になると出てくる雲海です。
ちょうど庭園の中央の低くなったところが真っ白になり、ランドマークの三重塔が雲上に浮かぶような幻想的な光景が広がります。
雲海の中に入っても面白く、一面白の世界を歩くことができます。
夜はロクシタンのアロマ付きの雲海やライトアップもあり、ロマンチックな光景が広がります。
早朝と深夜には大雲海が広がり、目の前が見えなくなるくらいの白の世界に包まれます。
宿泊者だけが味わえる贅沢ですので、ご利用の際には早起きしましょう。

ラグジュアリーなスイートルーム
予算に余裕があればスイートルームに挑戦してみましょう。
シティビューだと部屋からお庭は見れませんが、価格をグッと抑えることが出来ます。
シティビューからの都心の夜景もなかなか見事です。



スイートルームではリビングとベッドルームが別になります。
ソファがフッカフカで最高です。
設備は冷蔵庫、湯沸かし器、エスプレッソメーカー(6杯分)、グラス類もワイングラス、タンブラー、ティーカップ、デミタスカップ、湯呑み、急須となんでもあるので、ボトルを持ち込むと安く上げることができます。
電源はベッドとデスクにありますが、各1箇所と少し心もとないので、不足しそうなら分岐を持って行きましょう。


お風呂はユニットバスですが、浴室とトイレは室内で別室に分かれています。
浴室はシャワーブースとバスタブが分かれており、バスタブを汚すことなくシャワーを浴びることができます。


アメニティも充実しており、ロクシタン製品が多く使われていています。
お子さん用のアメニティを頼んでおくと、とてつもなく豪華なアニメティセットがついてきます。
くまちゃんのスポンジは可愛く、我が家の娘もぬいぐるみにして可愛がっていました。
お子さん連れでしたら、忘れず事前に頼んでおきましょう。


夜ベッドメイキングに来てくれます。
これがなかなかすごくベッドをきれいにするだけでなく、おやすみのチョコやペットボトルの水をサービスしてくれるほか、使ったコーヒーやグラスを補充してくれます。
さらに使い終わったお風呂も清掃してくれる上、タオル類も新品を補充してくれます。
サービスは最高なのですが、清掃員の方が部屋に入ってくるので、見られたくないものは隠しておきましょう。
ちなみに、スイートルームの宿泊者は専用のバゴタルームでチェックイン・アウトが出来ます。
普通の客室も十分豪華
スイートではない通常の客室でも十分豪華です。
部屋が低階層になるのと、リビングとベッドルームがワンルームになるのがスイートとの違いです。
それ以外のバスもアメニティも喫茶コーナーもほぼ同様で、食器類も同じものが置いてあります。
価格を抑えたい方はこちらの部屋が良いでしょう。

食事
ディナー
当然ホテルの食事も素晴らしく、ライトアップされた雲海を見ながら食事を楽しむこともできます。
ただそれだけにお値段もなかなかのもので、普通に1万円を超えてきます。
ルームサービスを利用することもできますので、たまのご馳走に使ってみても良いでしょう。
どの料理もとても美味しく、高級ホテルの味を部屋で楽しめるのはサイコーでした。
部屋食だとちょっとお金がかかりますが、お酒を持ち込むことができるのでトータルで安く上げることもできます。
何よりお子さんとくつろぎながら食べることができるのは最大のメリットですね。

右:手打ちパスタ バッバルデッレ 鴨肉と赤ワインのラグーソース ¥3,770
付近の飲食店のテイクアウトも可能ですが、付近にはあまり良いテイクアウト可能な飲食店がありません。
なんでもよければスーパーまいばすけっとが徒歩5分くらいのとこにありますが、少し味気ないですね。
高級ホテルなので電子レンジはありませんので、注意しましょう。
朝食
朝食は持ち込みで済ませても良いですが、せっかくの高級ホテルですから、ちょっとしますが一食くらいは楽しんでいきましょう。
朝食は和食と洋食を選ぶことができます。
和食は料亭みゆきでの潮騒御膳、洋食はレストランイル・テアトロでのアメリカンブレックファーストです。
今回はヘルシーに和食をチョイスしました。

料亭で食べる御膳は一見地味ですが、どの料理も驚くほどの旨味が凝縮されています。
野菜の味がどれも最大限に発揮されおり、ご飯が無限に吸い込まれていきます。
ちなみにご飯と味噌汁はおかわり無料です。
お子さん用の朝ごはんもつけることができますが、お子さんはあんまり食べてくれず、結局親が食べることになることも多いはず。
お子さんには、頼まなくてもご飯がサービスでつきますから、親御さんの料理でお子さんが食べられそうなのを取り分けてあげると良いでしょう。
ビュッフェ朝食
宿泊者には宴会場でビュッフェでの朝食が出ることもあります。
ただメニューはソーセージやサラダ、オムレツや鯖の塩焼きなど平凡です。
小さなお子さんでも食べられるものを自由に選べるのがメリットですが、そうでないなら和食か洋食の定食を利用したほうが無難です。

予約のコツ
庶民には高嶺の花ですが、お盆の時期は東京都内に人が減るせいか、かなり安く泊まることができました。
最低ランクの部屋でも普通のホテルに比べれば全然豪華です。
もちろんスイートは最高ですので、ちょっと贅沢したいときには良いでしょう。
ガーデンビューの部屋にすると少し値上がりしますが、部屋からライトアップされた雲海を楽しむことができます。
楽しい夜を過ごしたい方は、ガーデンビューがおすすめです。
実は、数ヶ月前の早めの予約が安く上げるコツです!
キャンセルポリシーが前日15時まで無料なのも嬉しいですね!
小さなお子さん連れだと、急病とか心配ですからね。
お子さん連れにはサンシャインシティがおススメ!
池袋のサンシャインシティは言わずと知れたレジャースポットです。
水族館・プラネタリウム・展望台と1日で色々体験できますので、お子さん連れにはこちらがおススメです。
JR池袋駅までは椿山荘のバンケット棟から無料送迎バスが出ています。
1時間一本なのでタイミングが合わないと待ちますが、池袋駅まではタクシーでも1,500円くらいです。
池袋サンシャインシティについて詳しくはコチラ!