【大侵入カンフー⁉︎】映画「大脱走3」が5分でわかる!【ネタバレあり】

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・2021年のアメリカ映画
・主演者はマックス・チャン, シルヴェスター・スタローン, デイヴ・バウティス
・大脱走シリーズ、最悪の刑務所に挑むアクション映画

こんな人にオススメ!
・カンフー映画が好き
・イケメン中国俳優が見たい
・大脱走1の続編を求めていない

映画「大脱走3」が5分でわかる!【ネタバレあり】

あらすじ

事件の始まり

香港のハイテク企業の社長ジャンの娘ダヤは、念願のアメリカ進出を決めるが、その直後何者かに誘拐される。
護衛のバオは一人奮戦するも傷つき倒れ、犯人にレイという男の名が入ったUSBメモリを渡される。

刑務所のセキュリティ対策の専門家で、かつて海上刑務所からの脱獄も成功させたレイ・ブレスリンのオフィスにシェンという男が訪ねてくる。
シェンはジャンが建設に関与していた非人道的な海上刑務所のことを追っており、その建設にはレイの元相棒も関わっているという。
そんなレイの元に、バオが犯人から渡されたUSBメモリーを手に現れる。

そのUSBメモリはレイの元相棒の息子レスターからで、レスターはレイが父の会社を乗ったと思い、ダヤを誘拐したことがわかる。

レイの悲劇

レイはその映像からダヤがラトビアにある悪魔砦という監獄に誘拐されたことを突き止める。
しかしその時、レイの助手アビゲイルが拉致される事件が起こる。
さらにレスターは、ジャンに法外な身代金を要求、ダヤはシェンの元恋人だったため、レイはシェン・バオと共に助けに行くことにする。
レイたちはベラルーシで、レイの仲間ジュールスと合流し悪魔砦に向かう。

レイはシェン・バオと二手に分かれ悪魔砦へ侵入するが、そのことを察知したレスターはバオを屋上の目立つところに移し囮にしていた。
シェンとバオはダヤを助けようとするが、レスターの罠にかかり捕まってしまう。
レスターはバオを撃ち、アビゲイルの喉を切りつけその映像をスマホでレイに見せつける。

復讐

捕まったシェンは独房に移されるが、盗んだスタンガンで火を起こし、プラスチックの手錠を焼き切る。
さらに異変に気づき独房に入ってきた手下を倒して脱獄、ダヤを助ける。
銃を持った手下が集まってきてシェンとダヤは追い詰められるが、そこにジュールスが現れ強力な銃火器で手下を倒す。

その頃人質となったジャンの社員は、レスターの側近に会社のデータにアクセスし技術を盗むことを強要されていたが、これに反抗し殺されそうになる。
しかしそこにシェンが現れ、シェンは激闘の末、レスターの側近を倒す。

レイは刑務所内でレスターと銃撃戦になる。
レイはレスターの挑発に乗り、顔を打たれて負傷するが、止めを刺しにきたレスターと素手で格闘し圧倒する。

レイはレスターがアビゲイルにしたようにその喉を切り裂き、階上の渡り廊下から突き落とす。

その後

その後、レイ達はダヤをジャンの元に送り届けるが、ダヤはシェンといることを選ぶ。
大切な人を失ったレイは、ジュールスとどこか当てない旅に出る。
その頃、刑務所に残されたバオは、下水道から一人で脱出していた。

レビュー・考察

スタローンとシュワちゃんが夢の共演を果たした大脱走シリーズの三作目。
前作から中国資本が入ったらしく、主要キャストの多くは中国人に代わっており、その実態はスタローンがゲスト出演するカンフー映画。

ガバガバ設定

本作は、さらわれた香港企業の社長の娘ダヤを助けに行く内容。
シェンは元々この香港企業で働いていたが、ダヤと恋仲になり解雇されていた。
シェンは香港企業が建設に関与していた海上刑務所で行われていた非人道的な行為に疑問を感じており、この香港企業を潰したいと考えていた。

この海上刑務所というのが、大脱走1でスタローンとシュワちゃんが協力して脱走した刑務所。
この建設に関与したレイの元相棒を追って、レイの元に辿り着いたが、そこに“偶然“バオが現れダヤが誘拐されたことがわかる。

しかもその犯人はシェンが追っていたレイの元相棒の息子で、自分が犯人犯であることを暴露した上、わかりやすく居場所までヒントをくれた。
もうこの辺でご都合主義なガバガバ設定感がすごい。

この段階ではレイがダヤを助けに行く動機が薄いので、とって足したようにレイのパートナーアビゲイルがレスターに誘拐される。
これでレイも動かざるを得なくなるのだが、そこまでレイに近づいたなら、初めからレイを誘拐した方が素直だったのでは…

タイトルどこいった?

大脱走シリーズなだけに、最悪の刑務所悪魔砦に拉致されたダヤが脱走するのかと思いきやそんなことは全くない。
大脱走というか、大侵入である。

捕まったシェンが手錠を焼き切って脱走するあたりに大脱走要素がわずかにある。
しかしそもそも何でダヤには金属の手錠で、シェンにはプラスチックの手錠だったのか謎だし、脱走方法も至ってオーソドックス。

そもそも脱走後、銃を持った手下が沢山現れた時点で本来ならゲームオーバーで、たまたまそこにジュールスがいたらから何とかなったという運頼みの大脱走となっている。

カンフー映画としては及第点

大脱走としてはもう完全に崩壊しているが、カンフー映画としてはなかなか面白い。

冒頭でのバオの格闘シーンでも、明らかに不必要な側転キックを見せるなど無駄に派手。
シェンのカンフーもその涼しげな外見にふさわしい華麗なアクションになっており、カッコイイ挑発ポーズは思わず真似したくなる。

レイもジュールスも戦うが、ボスクラスとの戦いではなぜか銃を投げ捨てる。
結果としてレイはボクシングでレスターを圧倒するが、この映画ロッキーでしたっけ??

ロッキー ザ・ファイナルのメイソン・ディクソン戦みたいになってましたよ!?

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