【お子さんにアートと自然!】DIC川村記念美術館のアクセス・ランチ・遊び方! 【25年1月休館】

こどもと一緒!お出かけスポット

みなさんお子さんにアートを教えたくありませんか?
アートは現代の変化に富んだ複雑な時代を生きるため、今最も注目されている教育の一つです。

でもお子さん連れだと美術館なんて無理…なんて諦めていませんか?

千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館は、館内はもちろん周囲の庭園が素敵な美術館です。
庭園は四季の花が美しく、お子さんが走り回れる芝生広場もありますのでわんぱく坊主で大丈夫。
敷物広げてお弁当もできますので、ピクニックも楽しめます。

アートでお勉強と非日常体験を楽しんだ後は、家族で花をおいくニックなんて最高の週末になりそうじゃありませんか?

この記事ではDIC河村記念美術館のアクセスやいろんな楽しみ方をご紹介します。
絵画なんてわからなくても十分に楽しめますから、興味を持ったらぜひお子さんと遊びに行ってみてください。

DIC川村記念美術館のアクセス・ランチ・遊び方!

アクセス

公共交通機関

東京駅から直通バス
東京駅八重洲北口: 京成バス 3番のりばから「マイタウン・ダイレクトバス」乗車。
往路 9:55発➡︎11:02DIC川村記念美術館着
復路15:29発➡︎16:42東京駅着
運賃:大人1人1360円

電車と送迎バス
JR佐倉駅から無料送迎バス約20分
京成佐倉駅から無料送迎バス約30分
無料送迎バスは1時間1−2本程度。

自動車

東関東自走車道「佐倉IC」下車 約10分
駐車場無料

入館について

事前予約終了しており、不要です。

入館料は展示内容で変化します。
例えば2022年3月19日(土) -9月4日(日)まで行っている企画展“カラーフィールド 色の海を泳ぐ“の開催中は大人1500円大学生・65歳以上1300円・小中学生高校生600円です。

ランチ

園内にはおしゃれなレストランがあります。
レストランは美術館の外にあり、入館料はかからずレストランのみの利用もできます。
庭園は持ち込み弁当自由ですので、ピクニックもおすすめです。

レストランのランチコースは¥3,600程度、ケーキ¥700程度やコーヒー¥400程度でもあります。
大変人気のレストランで、予約なしでは2時間以上待つこともあります。
必ず事前に予約してから行くようにしましょう。

また、レストランの隣にはお土産屋さんがあり、美術館らしい美しいカトラリーやちょっと珍しい輸入雑貨も買うことができます。
知育玩具なんかもありますので、行ったら立ち寄って見るのをオススメします。

遊び方

美術館と庭園からなっており、自然・建築・美術の3つのコンセプトでできています。

自然 Nature

DIC川村記念美術館の最大の特徴は、美術館の周囲に広大な西洋庭園を備えていることです。
なんと庭園のみなら無料です。

芝生広場


広大な芝生の広場で、中央にはブロンズの形態という彫刻が展示されています。
芝生はよく整備されており、持ち込みのお弁当もOKです!でも園内にゴミ箱はありませんので、ご自身で責任持って持ち帰りましょう。

広場周囲には桜が植えられており、桜の季節にはお花見も楽しめます。
お子さんと芝生を走り回ったり、彫刻見ながらこれなんだろうね?と一緒に考えてみましょう。

レストハウス


芝生広場の近くにはレストハウスがあり、綺麗なトイレや飲料の自動販売機もあります。
レストハウスはよく整備されており、新しくとても清潔です。トイレも広くて新しいので安心ですね。
レストハウスには屋内とテラスのテーブルがあり、こちらでも持ち込みのお弁当を食べることができます。
天気の悪い日や、風が強く敷物では厳しい時はこちらを使いましょう。

蓮沼


広場の奥はモネの睡蓮を思わせる蓮沼が広がっています。
白鳥が住んでおり人によく慣れているので、近づいても逃げません。
お子さんに白鳥を間近で見せてやれるのは嬉しいですね。

藤棚

庭園中央に広がる池の一角には藤棚もあります。
季節には紫色の花が美しく、池を眺めながらベンチでランチなんて素敵な休日だと思いませんか。

自然散策路

森っぽくなっているところには散策路が走っています。
舗装されていない山道を手軽に体験することができ、お子さんに森の美しさを教えてあげることができます。
自然散策路は入り口と芝生広場の間にあるので、ここを抜けていくといい感じです。

【季節限定】ツツジ並木


DICの研究所周囲はツツジ並木になっています。
このゾーンは普段は立ち入り禁止なのですが、毎年4月中から下旬にかけてのみ一般に解放され、真っ赤なツツジの花を楽しむことができます。

美術 Art

展示されている作品が素晴らしいのは言うまでもありません。

美術館内は大声での会話や走り回るのは禁止ですので、元気すぎるお子さんには厳しいかもしれません。
ちょっと我慢がきくようになれば貴重な体験ができますので、ぜひお子さんと行ってみてください。

展示にはモネの睡蓮などの印象派絵画もありますが、抽象画中心の展示です。
抽象画の良いところは答えのない所で、大人でも子供でも何が見えるか自由に考えることができます。

抽象画を前にしてお子さんに「何に見える?」問いかけてみてください。
きっと大人では考えもしない答えが返ってきます。

こういう答えのない問いに答えを見つけることで、問題解決能力が上がるそうです。
でもそうですよね、私たちが仕事で出会う課題の多くが答えがない問いばかりです。

学校では学ぶのは答えがある問いばかりですので、答えのない問いは親が問いかけてあげましょう。
ここはその教育にはピッタリの場所です。

ちなみにわが家の4歳児は、真っ黄色なキャンパスの絵画を見て、日焼けした黄色いクマさんと答えました。
なかなか面白いと思いませんか?

建築 Architecture

絵画なんて今はネットでいくらでも見れるじゃないかとお考えのあなた、間違っています。

美術館は建物それ自体がすでに芸術なのです。
絵の魅力を最大限に活かす照明効果と、一切の情報を排し静寂に包まれた展示室はあなたの意識を絵画の世界に150%没入させてくれます。

特に真っ暗な部屋に赤い扉のような絵を飾ったシーグラム壁画は一見の価値ありです。
あなたには、この赤い扉の向こうに何が見えるでしょうか?

シーグラム壁画の展示室の真上は、真っ白な部屋に明るい森の日差しが刺す開放的な展示室になっており、まさに好対照な作りとなっています。

ただの廊下でも奥に伸びた先に窓があり、そこから見える森の景色が絵画のようになっていたりと建築自体がすでに芸術であることを教えてくれます。

お子さんに小さい時からセンスある建築を見せることで、その後の美的センスに大きな違いが出るのは想像に難くないですね。

美術館での非日常な休日

DIC河村記念美術館は、非日常的な空間で抽象画を通して答えのない問いに挑戦できる最高の美術館です。
ぜひ親子で一緒に挑んでみてください。

美術の後は、自然と元気っぱい遊んで、お昼は原っぱでピクニックなんて最高の休日になりそうですよね。

25年1月から休館

こんなにも素晴らしい場所にも関わらず、25年1月から休館の方針が発表されました。
規模を縮小して都内で再開との噂もありますが、美しい庭園は失われることになります。
合理主義の皺寄せで、子供の情操教育に優れた場所が失われていく一方なのが残念でなりません。

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