【奇跡の新生物】映画「スプライス」が5分でわかる!【ネタバレあり】

生物の創造はどこまで許されるのか?

2009年のカナダ・フランス映画
出演者はエイドリアン・ブロディ、サラ・ポーリー
人工的に作られらた新種の生物を巡るスリラー

こんな人にオススメ!
・新たな生物を創造したい
・遺伝子実験は素晴らしいと思う
・会社って黒い…

プライムビデオ「スプライス」が5分でわかる!

あらすじ

創造

民間企業に勤める科学者のエルサとクライヴは、遺伝子結合実験で新種の生命体を作り出すことに成功した。
その生命体はジンジャーとフレッドと名付けられ、難病を解決する医療用タンパクを精製できる遺伝子を持っていた。

エルサとクライヴは新生物の誕生に胸を躍らせるが、会社は研究をタンパクの精製段階に進めることにし、研究所の閉鎖を命じる。

会社の決定に不満を覚えたエルサとクライヴは、独自に新生物の研究を進め人間の遺伝子を使った胚の生成に成功する。
人工子宮で育った胚は急激に成長し、取り出そうとしたエルサが手を刺されるなど極めて凶暴な生物だった。

この生物を失敗作と判断しクライヴは処分しようとするが、エルサは新発見と興味を抱き、育て調べることにする。
1ヶ月で人間の子供のように育ったこの生物を、エルサはドレンと名付けは実の子のように可愛がる。

エルサとクライヴはドレンを研究所で隠れて育てていたが、クライヴの弟ギャビンがドレンを見てしまう。
ギャビンは、この研究がバレたときのことを恐れ、クライヴがエルサに言いなりになっていることを責める。
クライヴはドレンを水に沈めるが、両性類の肺があったためドレンは水中でも息ができるようになっていた。

進化

会社はマスコミを集め、ジンジャーとフレッドのお披露目を行う。
しかしジンジャーとフレッドはいつの間には性転換し、オス同士になっていたためその場でお互いを殺し合い、双方死亡する。

研究所内でドレンを隠せなくなったエルサは、実家の農場にドレンを移す。
1週間もすると退屈したドレンは外に出たいと暴れるようになり、天窓を割って脱走してしまう。
屋根に逃げたドレンの背中には羽が生え、飛び立とうとするがクライヴの説得で思い留まる。

掛け違えたボタン

エルサがドレンに化粧をしていると、鏡台からクライヴの似顔絵が見つかるが、エルサの似顔絵はなかった。
似顔絵を引ったくって逃げたドレンを追いかけると、密かに猫を飼っており、エルサに猫を取り上げられる。

落ち込むドレンにクライヴはダンスを教えるが、ドレンの中にエルサを感じ、エルサが自分の遺伝子をドレンに使っていたことを知る。
エルサはドレンに猫を返すが、ドレンが猫を殺したので引っ叩く。
怒ったドレンはエルサを怒って、納屋の鍵を奪って逃げようとするが、後ろからエルサに殴られて気絶する。
ドレンはエルサに捕縛され、尻尾の針を切り取られる。

悲惨な結末

エルサはタンパクの生成にドレンの組織を使い、一人会社で研究を進めてタンパクの生成に成功する。
納屋に来たクライヴにドレンは一方的にキスをしてきたのでクライブはドレンを抱くが、エルサにその光景を見つかり責められる。

エルサとクライヴが納屋に行くとドレンは水に潜って自殺していたため、ドレンを埋葬し遺品を燃やす。
遺品にはエルサの似顔絵もあり、エルサはそっと涙を流す。

そこにギャビンが訪れ、納屋に会社の上司を連れてきていた。
ドレンの引き渡しを要求する上司を蘇ったドレンが襲い、ギャビンもまた犠牲になる。

ドレンはジンジャーのように性転換でオス化しており、クライヴも沼に引き摺り込まれて気を失う。
逃げたエルサがドレンに捕まって襲われているところをクライヴが助けるものの、クライヴもドレンの犠牲になったためエルサが石で殴って倒す。

その後、ドレンの死体から貴重な化合物の数々を含むタンパクを見つけた会社の社長は、ドレンの子を妊娠したエルサから、その子を買い取るオファーをするのだった。

レビュー・考察

遺伝子の結合(スプライス)により人工的な生命体を生み出す実験、その目的は難病克服のタンパクを作り出すこと。

遺伝子の組み換え技術により製造されたタンパクが、私たちの生活に役に立っているなんてことはよくあること。
例えば、赤血球の産生を促す作用を持ち、腎性貧血患者さんに広く使用されているエリスロポエチン。
これはハムスターの細胞に遺伝子を組み込んで作られており、バイオ医薬品の技術は1980年代からすでに実用化されている。

遺伝子組み換え食品なんて、みなさん避けているつもりかもしれないが、実は醤油原料の大豆や油の原料に広く使われている。

最近ではゲノム編集食品が注目されており、特定の遺伝子を引き算するだけだからという理由で、遺伝子組み換え食品のような表示義務もなく販売されています。

それなのに、なぜ遺伝子を作り出す生物を作り出すことに人はこんなにも嫌悪感を覚えるのだろうか?

遺伝子を組み込まれたハムスターの細胞は生物ではないが、自立して動く芋虫みたいなジンジャーとフレッドは生物とする。
この境目はなんだろうか?
細胞だって肉眼では見えないけど生きているのは同じはず。

芋虫みたいな生物を作り出すのがギリセーフだとしたら、人間と同じ形をしたドレンを作り出すのはどうなんだろう?
目的は一貫して必要なタンパクを生成すること、新たな生命体の創造は一体どこまで許されるのか?
そういうエクスキューズを感じさせてくれる映画になっている。

その割に、バイオ実験の風景はガバガバで雑。
遺伝子実験しながら、もの食べるとかありえないから。

変な遺伝子混入して実験にならないし、RNA分解酵素があちこちにあるから普通は専用の部屋でやる。

人工子宮からドレンを緊急取り出しする時だって、何もガラス割ることないでしょ??
色々危ないし、そういう時のための緊急排出窓とかなんで作ってないの?
とかツッコミどこが満載だ!

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