超能力は人を幸せにするか?
2019年のイギリス映画
主演はシェーン・オメーラ、ジェームズ・ロビンソン、ジム・スタージェン
人の死が見えるサイキックを持った青年と、もと特殊部隊の男が連続殺人を止めるスリラー
こんな人にオススメ!
・不幸になっても特殊能力が欲しい
・相棒モノが好き
・読み合いが好き
プライムビデオ「ダークセンス」が5分でわかる!【ネタバレあり】
あらすじ
人の死を見る能力
サイモンは子供との時から人が死ぬイメージが見えるサイキック能力を持っていた。
幼少期に知り合いの神父が襲われるのが見えていたが、神父は信じず、神父の息子マラキに殺される。
青年になったサイモンは闘病中の母を看護しながら、プログラマーになる勉強をしていた。
ある日シャワーを浴びていると見知らぬ人が襲われるイメージを見る。
犯人はかつて神父を殺したマラキで、サイモンはインターネットを使って独自に捜査を始める。
その途中、サイモンは自身が死ぬイメージを見て気を失い、目を覚ますと母親は死亡していた。
スティーブとの出会い
サイモンは政府機関に電話し、スティーブという男の証人保護を求める。
スティーブは元SASの男で、借金を肩代わりすることと引き換えにサイモンの護衛を依頼する。
サイモンは、自身が見た犯行のイメージから犯人がサイキックを狙っていることを知り、自身のサイキック能力を示して政府機関に証人保護を求める。
しかし政府機関はサイモンとスティーブを逮捕し、取り調べを行う。
その途中サイモンは自身が殺されるイメージを見て、首から血を流し始めたので、周囲は騒然とする。
サイキック能力で政府機関を脅してスティーブの証人保護を求め、解放されるサイモン達。
しかしサイモンは自身に関わった政府の人間が殺されたことを知り、スティーブを巻き込んでしまうことを恐れ、一方的に別れを告げる。
その直後、サイモンはマリキに拉致される。
サイモンの危機
スティーブは政府機関と協力しサイモンを探し出し、サイモンが殺される寸前で助けに入るが、マリキに敗北する。
しかし目が覚めたサイモンがサイコキネシスでマリキを倒す。
この様子をネットでライブ配信していたため、サイモンに脅迫されていた政府機関は彼を逮捕することができず、ネットでは本物のサイキックなのか議論が続くことになるのだった。
レビュー
サイキックで連続殺人を止める話。
死ぬ現場が見えるサイキックとか、誰が得するんだよという感じである。
しかもこのサイキック、見るだけじゃなく実際に体感までできていしまう。
生皮剥がれる死に方あればその痛みが伝わるし、自分が首切られたら実際に血が流れる。
イメージが終わると何事もなかったかのように治るんだけど、苦しすぎだろ!
そんな不幸な能力を持って生まれたサイモンさん、その能力を呪うことなく、
社会に巣食う悪と戦うために使ったり、とにかく優しい。
サイモン優しさ伝説
1.母の看護中は神父の殺人犯を放置
2.母が死んでから、神父の殺しの捜査を開始
3.サイモンの周囲が巻き込まれるのを恐れて、スティーブと別れる
もうバファリンの半分は彼からできてるのかというくらい優しさで溢れている。
スティーブが他人の借金で妻子と別居しており、お金が必要なのを知っていて雇っているのも高ポイントだ!
政府にサイキック能力示して大金をもらって、それを全部スティーブにポンと渡すあたりなんてこれが仏か!
という感じである。他人事ながら贈与税が心配である。
一貫してサイキック能力で犯人の手がかりを掴んで、犯人に近づいていくサスペンスなんだけど、微妙に説明不足でわかりにくい。
片手間で見るとすぐ話がわからなくなるのが難点だけど、映画自体は面白いからぜひ見てほしい。
まぁ深いこと考えずにインテリサイモンとパワースティーブのバディものとして見るのが気楽で楽しいかもね。