【逃げちゃダメだ…】映画「ゴーストランドの惨劇」が5分でわかる!【ネタバレあり】

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2018年のカナダ・フランス映画
主演者はクリスタル・リード, アナスタシア・フィリップス, エミリア・ジョーン
過去凄惨な事件にあった家族が再会するホラー映画

こんな人にオススメ!
・胸糞でも大丈夫
・幸せなんて存在しないと思う
・人間は悪魔

「ゴーストランドの惨劇」が5分でわかる!【ネタバレあり】

あらすじ

・過去の凄惨な事件

シングルマザーとその娘ヴェラとベスは、郊外の森の中にある家に引っ越すことになる。
途中立ち寄った店では、男が一家の両親を惨殺、生き残った娘と暮らしていたという気味の悪いニュースが流れていた。

新居に荷物を運び込んでいると、道中で見かけたキャンディ柄のワゴンがやってくる。
そして見知らぬ大男が家の中に侵入、母親は殴られて気絶、姉妹も大男に見つかり地下室に連れていかれる。
家には魔女のような女も侵入しておりベスが追いかけられるが、母親が助けにきて格闘の末魔女を倒す。
ヴェラの悲鳴を聞いた母親は大男と戦い魔女共々倒すが、母親が必死で戦っている間ベスは耳を塞いで現実から逃避するだけだった。

・幸せな日々とおかしな姉

ベスが気がつくとそこは自宅のベットの上で、取り乱したベスを夫が抱きしめて落ち着かせる。
大人になったベスは作家になっており、ゴーストランドの惨劇という本で大ヒット作家になっていた。

その夜、ベスの元にヴェラから電話がかかってくる。
ヴェラは取り乱しており、しきりに助けを求めていた。母親に電話をかけても出ないので、ベスは母親とヴェラが暮らす家を訪ねることにする。
ヴェラは過去の事件以来精神を病んでおり、地下室に閉じ込められていた。母は叫び暴れるヴェラを取り押さえて落ち着かせる。

翌朝ベスは悪夢で目が覚める。
部屋の鏡にはhelp meと書かれており、ベスが地下室に行くと全身傷だらけのヴェラが飛び出てくる。

その夜、再びhelp meのサインにを見たベスがヴェラを探すと、ヴェラはベッドに拘束されていた。
ベスが一度部屋を出た隙に部屋の鍵は閉まり、中でヴェラが泣き叫んでいた。
ベスが鍵穴を覗くと人影が走り過ぎ、部屋を内側からノックし始める。
ベラは母親に鍵を借りに行くが、眠っていた母は鍵はないと言う。

その時、突然ヴェラが部屋から飛び出してくる。
ヴェラは見えない何かと戦っているようで、指が勝手に曲がり出す。
ベスは救急車を呼日に行くが、母親はヴェラに妹が欲しいのねと意味不明なことを語りかける。

ベスがヴェラを見に戻るとその姿はなく、再び地下室に閉じこもっていた。
扉越しにベスが話しかけると、あの日家を襲った大男が現れ次はお前の番だという。

ベスは魔女に捕まり、気がつくとソファーの上だった。
ベスが地下室に行くとヴェラがおり、ヴェラに何をしたと問い詰める。
ヴェラは現実を受け入れて戻ってこいと言い、あの日母親が魔女との格闘の末死んでいたことを教える。

気がつくとベスとヴェラは家で二人きりで、ベスはずっと地下室で男の絵画に話しかけていたという。
あの日母親は死んでおり、ベスは現実逃避の妄想を見続けていたのだ。

・凄惨な現実

翌朝、地下室でベスが目を覚ますと何かの物音がしていた。
ヴェラは奴らに見つかったら何をされても動かないように言い、ベスを隠す。

魔女に見つかったベスは人形のように扱われ、本物の人形たちと陳列される。
そこに大男が現れ、ベスを抱き抱え体を触る。

ベスがヴェラの言う通り耐えていたが、隙を見て大男を簪で刺す。
ベスは息を吹き返した大男に捕まるが、タイプライターで殴り大男を倒す。

大男が持っていた鍵を奪いヴェラがいる地下室の扉を開けようとするが、地下室からは魔女が出てくるところだった。
ベスは外に出たと見せかけ、地下室にいたヴェラを助けて家から脱出する。
助けを求めて森をひたすら歩いた二人は偶然通りかかったパトカーに助けられる。

しかしそこにも魔女が追いついてきて警官を射殺、二人は再びキャンディのワゴンで連れ去られる。

・もう逃げない

心を閉ざしたベスは再び妄想の世界に入り込んでおり、心はパーティ会場にいた。
パーティ会場の窓の向こうではヴェラが必死に助けを求めていたが、助けようとしたベスを母親は引き止める。
それでもベスがヴェラを助けることを決めると世界は一変、ベスは大男に殴られ続けていた。

大男が人形に気を取られた隙にベスは逃げ出し、別室で魔女に首を絞められていたヴェラを助ける。
ベスは魔女に噛み付き肩や指を食いちぎるが、そこに大男が追いついてくる。
ベラが襲われるところに警官が現れ、大男と魔女を射殺、ベスとヴェラは救助される。

ベスは救助される途中、家の窓から母親がタプライターを指差しているのを見る。
そして救急車で運ばれたベスはその中で物語を描くことにするのだった。

レビュー・考察

胸糞系ホラー。人間はあらゆる悪魔より醜い。

幸せな日々は全てベスの妄想で、変質者に捕まって暴力を受け続けれるベラが見ていた妄想だった。
母親が変質者を倒して事件は過去のものとなったはずだったが、現実は母親は破れ命を落としていた。
現実逃避したベスは絵画のイケメンと結婚する妄想を見続けており、その間暴力を受け続けていたヴェラがその目を醒ます。
目覚めない方が幸せだったんじゃなかろうか??

その間にヴェラは壊れてしまい、次はベスが変質者のおもちゃにされる。
この変質者、見た目は中年なんだけど、中身は赤子そのもの。
人形遊びが大好きで、思い通りにならないと指を折ったり暴力を振るう。
体が大人なのが厄介。

作中では明示されないが魔女はおそらく大男の母親、少女を捕まえては化粧を施し人形として与えていた。
やたらと二の腕が太く暴力に秀でているあたり、実はオカマなんじゃなかろうかと疑いたくなる。

冒頭のニュースで流れていた犯行もこの二人組のもので、警官たちも捜査を進めていた模様。
途中で二人を助けてくれた警官は命を落としたが、彼らが通報してくれたおかげで、別の警官が変質者を射殺して事件を解決する。
お前の死は無駄ではなかった。

耳を塞いで現実逃避し続けたベスが、ヴェラを助けることを決意してから形勢逆転。
あの日は母親を見殺しにしてしまったが、今度は魔女を食いちぎる。
ほとんど暴走したエヴァン○リオンである、逃げちゃダメだ…逃げちゃダメだ…。

そしてラストではこの話を物語にして売り出すことを思いつき、ゴーストランドの惨劇という作品ができるのだった…

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