【3才から始める足し算】「Number blocks」のYouTube/アプリ【STEAM教育】

こどもとお勉強

Number blocksとは?

「Number Blocks」はイギリスの公共放送BBCの幼児向けチャンネルで2017年から放送されている知育アニメです。
数字を模した可愛らしいキャラクターが、合体したり、分離したりしながらさんすうを感覚的に教えてくれます。
見ていて楽しいはもちろんですが、その実“数“とは何か?の本質に迫っており、これが先進国のコンテンツかと大人でも思わず唸ってしまいます。

この記事ではイギリス式脅威のさんすう教室Number  blocksをご紹介します。
我が家の3歳児はこれで足し算をマスターしました。
未就学児を持つ親御さんは、ぜひチャレンジしてみてください!

Number blocksの魅力

可愛らしいキャラクター

幼児向けコンテンツですので、まずはお子さんがが興味を持ってくれることが重要です。
Number blocksのキャラクターは全て数字を模しており、1のキャラクターは一つ目の赤いブロックです。
小さな子供のようなキャラで、声がとってもキュートです。
2はオレンジ色のメガネのお兄さん。面倒見が良くいつも1と一緒です。
3は黄色いのっぽのお姉さん。愉快な性格で良くお手玉をしています。

キャラクターは100まであり、そのどれもがとっても個性的。
キャラクター単体でもグッズができるほど愛らしい作りになっています。

大人でも楽しく聴ける音楽

音楽も素敵です。
幼児向けアニメですが、その曲調は子供に媚びることがありません。
ミュージカル調で楽しい曲が多く、大人が聞いても気持ちよく楽しめます。

日本のアニメでは子供に合わせすぎてうるさい曲が多いですが、イギリスでは子供扱いしないようです。
大人が聞いていいものは、子供にとってもいいはずだと言わんばかりですね。
さらに絵描き歌のように歌に合わせて掛け算をしたりと無理なく算数が身につくようになっています

ちなみに音声は全編英語ですが、簡単な単語で話してくれますので、英語も身に付きます。
3歳児にして英語で数字をカウントしてくれると将来頼もしいですね。

数の本質に迫る内容

Number blocksの最大の魅力は、数の本質に迫るその内容です。
数字のブロックたちが合体したり分離したりしながら、踊るように算数を教えてくれます。

例えば4のキャラクター。
3までは素直に縦にブロックを重ねたキャラになっているのですが、4は正方形なんです。
実は9も正方形で、これは累乗と面積の概念を現しています。

さらに64のブロックがスケートをしながら2つの32になって、4つの16になって、8つの4になって…と小さくなっていくのは因数分解です。

最後の方では1は点、10は線、100は平面、1000は立方体になるのを見せ、面積と体積の概念まで叩き込んできます。

幼児に数字をただ唱えさせるのではなく、数の概念をイメージで教えこむコンテンツ。
未だかつてないイギリス式脅威の教育プログラムと言えるでしょう。

レベルに応じたコンテンツ

YouTubeにはNumber blocksのチャンネルがあります。

>>Number blocksのYouTubeチャンネル

無料でNumber blocksが楽しめる優良チャンネルなのですが、大量の動画がありすぎてあまり整理されていないのが欠点です。
いろんな動画が出てきますが、最初は再生リストにあるLEVEL別動画を順番に見ましょう。

LEVEL1 RED

1−5までの数のカウント

LEVEL2 ORANGE

6−10までの数のカウント

LEVEL3 YELLOW

10−20の数のカウント、足し算。

LEVEL4 GREEN

20−50の数のカウント、足し算、掛け算。

LEVEL5 BLUE

50−100の数のカウント、足し算、掛け算。
ラストには1000も出てきます。こんな1000の教え方初めて見た…。

LEVEL別動画の他にもいろんな動画ありますが、果ては因数分解やマイナス、分数の概念にも触れます。
未就学児になんてもの教えるんだ…

season5のepisode30ではマイナスや分数など自然数を超え数の全体像を教えてくれます。
ラスト付近でちょっと哀愁を帯びてきた曲も素敵。

アプリ

Number blocksには動画だけでなくアプリもあります。
オススメはNumber blocks Worldです。

Meet the Number blocks

20までのブロックたちとカウントを楽しめるゲームです。
無料ですが、あまりゲーム要素はなくNumber blocksの入門編となっています。
まずはこれでお子さんに合うか確かめてみるとよいでしょう。

‎Meet the Numberblocks!
‎From the multi-award-winning ...

Number blocks World

お子さんが興味を持ったらこちらをオススメします。
内容としてはYoutubeの動画がきちんと双六状に順番に並んでいるゲームなのですが、その合間にクイズやカウントゲームが入っていたりと学習したことをアウトプットすることができます。
YouTubeだけだとどうしても受け身になってしまいますので、お子さんが主体的に解くことができるのが良い点です。

このアプリだと引き算や割り算まで学習できます。
未就学児でもきちんと解けるようにできているのが恐ろしい…
我が家の娘はこれで3歳児にして簡単な足し算をマスターしました。

月450円のサブスクですが、塾や通信教育をやるくらいなら格安もいいところですね。

‎Numberblocks: World
‎Get ready for a unique animat...

Number blocks:Hide and Seek

こちらはゲーム要素の強い内容になっています。
Number blocks worldなどで数の概念を学んだ後にやることをお勧めします。
こちらは月370円のサブスクです。

‎Numberblocks: Hide and Seek
‎From the multi award-winning ...

Number blocksの効果と実践例

Number blocksで数字に興味を持たせることができたらあとはひたすら実践です。
ここからは段々と自分の頭で足し算をさせていきます。
1日1問足し算の問題を作って毎日解いてもらいました。

最初は、数字の下に●を書いてあげました。
足し算の概念がよくわからなくても●の数を順に数えていけば答えに行き着くのです。
さらに数式に出てくるキャラクターのカードを用意してあげました。
例えばこの日の問題なら「1」と「5」と「9」のキャラクターカードです。

これが余裕で解けるようになったら次は●なしの問題です。
●ありで慣れた娘は、自分で●を書いて解いてました。

これを1ヶ月弱やったら、答えが20くらいまでの足し算なら●を書かなくてもすぐに答えが出てくるようになりました。

これに加え100均のマグネットボードでおもちゃを作ってみました。
Youtubeやアプリだけだとどこまで行っても受け身になってしまいます。
もっと能動的に数字で遊べないか考えた末、この形に行きつきました。

1センチ四方のマス目が数字の1に対応しており、それを100のキャラクターの枠にはめて行くのです。
各ピースは「Number Blocks」キャラクターになっており、数が大きい足し算でもできるようなっています。
手作りおもちゃのいいところは、子供もお母さんが作っているのをみているから、愛着持って積極的に遊んでくれるんですよね。

これを使って今おこなっているのは、掛け算のビジュアル化です。
例えば2のキャラクターを三人並べるといくつになる?という具合です。
私はよく小学校でやるどうしても九九の暗記がいいものとは思えませんでした。
掛け算の意味合いをこれで学んでほしいと思っています。

まだまだ難しい掛け算はできませんが、4歳にして「10が10こで100!」くらいなら答えてくれます。
そして5歳になった今では簡単な割り算もできるようになりました。

数学は世界で使える最高のギフト

いかがでしたか?

3歳児から始める算数ツール「Number blocks」をご紹介してみました。
娘は4歳になる直前から初めて数ヶ月で簡単な足し算ができるようになり、5歳になった今では簡単な掛け算・割り算はできるようになりました。

数学は国や地域を選ばず使うことのできる最強のスキルです。
これからの時代を生きるお子さんに、数学を教えることは最高のギフトだと思いませんか?

よろしければ、みなさんもお試しください。

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