
Number blocksとは?
「Number Blocks」はイギリスの公共放送BBCの幼児向けチャンネルで2017年から放送されている知育アニメです。
数字を模した可愛らしいキャラクターが、合体したり、分離したりしながらさんすうを感覚的に教えてくれます。
見ていて楽しいはもちろんですが、その実“数“とは何か?の本質に迫っており、これが先進国のコンテンツかと大人でも思わず唸ってしまいます。
この記事ではイギリス式脅威のさんすう教室Number blocksをご紹介します。
我が家の3歳児はこれで足し算をマスターしました。
未就学児を持つ親御さんは、ぜひチャレンジしてみてください!
Number blocksの魅力

可愛らしいキャラクター
幼児向けコンテンツですので、まずはお子さんがが興味を持ってくれることが重要です。
Number blocksのキャラクターは全て数字を模しており、1のキャラクターは一つ目の赤いブロックです。
小さな子供のようなキャラで、声がとってもキュートです。
2はオレンジ色のメガネのお兄さん。面倒見が良くいつも1と一緒です。
3は黄色いのっぽのお姉さん。愉快な性格で良くお手玉をしています。
キャラクターは100まであり、そのどれもがとっても個性的。
キャラクター単体でもグッズができるほど愛らしい作りになっています。
大人でも楽しく聴ける音楽
音楽も素敵です。
幼児向けアニメですが、その曲調は子供に媚びることがありません。
ミュージカル調で楽しい曲が多く、大人が聞いても気持ちよく楽しめます。
日本のアニメでは子供に合わせすぎてうるさい曲が多いですが、イギリスでは子供扱いしないようです。
大人が聞いていいものは、子供にとってもいいはずだと言わんばかりですね。
さらに絵描き歌のように歌に合わせて掛け算をしたりと無理なく算数が身につくようになっています
ちなみに音声は全編英語ですが、簡単な単語で話してくれますので、英語も身に付きます。
3歳児にして英語で数字をカウントしてくれると将来頼もしいですね。
数の本質に迫る内容
Number blocksの最大の魅力は、数の本質に迫るその内容です。
数字のブロックたちが合体したり分離したりしながら、踊るように算数を教えてくれます。
例えば4のキャラクター。
3までは素直に縦にブロックを重ねたキャラになっているのですが、4は正方形なんです。
実は9も正方形で、これは累乗と面積の概念を現しています。
さらに64のブロックがスケートをしながら2つの32になって、4つの16になって、8つの4になって…と小さくなっていくのは因数分解です。
最後の方では1は点、10は線、100は平面、1000は立方体になるのを見せ、面積と体積の概念まで叩き込んできます。
幼児に数字をただ唱えさせるのではなく、数の概念をイメージで教えこむコンテンツ。
未だかつてないイギリス式脅威の教育プログラムと言えるでしょう。
レベルに応じたコンテンツ
YouTubeにはNumber blocksのチャンネルがあります。
無料でNumber blocksが楽しめる優良チャンネルなのですが、大量の動画がありすぎてあまり整理されていないのが欠点です。
いろんな動画が出てきますが、最初は再生リストにあるLEVEL別動画を順番に見ましょう。
LEVEL1 RED
1−5までの数のカウント
LEVEL2 ORANGE
6−10までの数のカウント
LEVEL3 YELLOW
10−20の数のカウント、足し算。
LEVEL4 GREEN
20−50の数のカウント、足し算、掛け算。
LEVEL5 BLUE
50−100の数のカウント、足し算、掛け算。
ラストには1000も出てきます。こんな1000の教え方初めて見た…。
LEVEL別動画の他にもいろんな動画ありますが、果ては因数分解やマイナス、分数の概念にも触れます。
未就学児になんてもの教えるんだ…
私が最初に見た時思ったことは、「こんなの、勝てるはずがない…」でした。
season5のepisode30ではマイナスや分数など自然数を超え数の全体像を教えてくれます。
ラスト付近でちょっと哀愁を帯びてきた曲も素敵。
>>動画リンク
アプリの紹介
Number blocksには動画だけでなくアプリもあります。
オススメはNumber blocks Worldです。
Meet the Number blocks
20までのブロックたちとカウントを楽しめるゲームです。
無料ですが、あまりゲーム要素はなくNumber blocksの入門編となっています。
まずはこれでお子さんに合うか確かめてみるとよいでしょう。

Number blocks World
お子さんが興味を持ったらこちらをオススメします。
内容としてはYoutubeの動画がきちんと双六状に順番に並んでいるゲームなのですが、その合間にクイズやカウントゲームが入っていたりと学習したことをアウトプットすることができます。
YouTubeだけだとどうしても受け身になってしまいますので、お子さんが主体的に解くことができるのが良い点です。
このアプリだと引き算や割り算まで学習できます。
未就学児でもきちんと解けるようにできているのが恐ろしい…
我が家の娘はこれで3歳児にして簡単な足し算をマスターしました。
月450円のサブスクですが、塾や通信教育をやるくらいなら格安もいいところですね。

Number blocks:Hide and Seek
こちらはゲーム要素の強い内容になっています。
あまり算数要素がなくキャラクター要素が強いのでさんすうに疲れちゃった時に遊ばせてあげると良いかもしれません。
こちらは月370円のサブスクです。

グッズのご紹介
もちろんグッズ展開もしており、いくつかはAmazonで手に入れることができます。
Numberblocks MathLink Cubes
アメリカラーニングリソーシズ社とのコラボ玩具。
おもちゃのブロックでNumber blockたちのキャラクターを自由に変形できてしまいます。
1−10のブロックもあるのですが、今はAmazonでは品切れのようです。

Number blocks Annual2022
Number blocksのテキストにあたります。
Youtubeで学習して、このテキストでアウトプットさせるというのも高い勉強効率が期待できそうですね。

ぬいぐるみ
学習には関係ありませんが、これで興味を持ってくれたらいいかもしれません。
それにとってもキュートです。

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