2017年のカナダ映画
主演者はディエゴ・クラテンホフ, シャーロット・サリヴァン
突然周囲の生物が死に絶えるようになるSF・スリラー
映画「RADIUS」はどんな映画?
あらすじ
男が目覚めるとそこは事故現場だった。
助けを求めて走ってきた車に手を振るが車は男を轢きそうになって事故って停止、運転手は死亡していた。
男は救急に電話するも自身の名前が思い出せない。
持ち合わせていた免許証からどうやらリアム・ハートウェルという名前らしい。
一軒のダイナーに入るリアム、しかしその中では人々が倒れ生きているものは1人もいなかった。
やばい感染症が広がっていると確信したリアムは免許証の自宅に戻る。
外で作業していた農夫を見つけたリアムは外は危険だと訴えるが、近づいてきた農夫は突然倒れ死亡した。
様子を見ようと外に出たリアムは遠くに一羽のカラスがいるのに気がつく。
ゆっくりと近づくとカラスは突然生き絶えた。
ここにいたりリアムは死の原因が自分にあることを悟り、人が近づかない物置で暮らすことにする。
夜になり自宅に女が一人訪ねてくる。
近づかないで帰るよう言うが聞かずに物置までやってくる。
女はリアムが事故った車に同乗していたと言い、同じように記憶がないと言う。
リアムの家には女の持ち物はなかったが、リアムがある橋の記憶を思い出し、二人でそこへ向かう。
女はとりあえず名無しの女を意味するジェーン・ドゥと名乗った。
ジェーンの唯一の記憶は家族とショッピングモールにいる記憶、2人は橋でなにかを思い出しかけるが、それががなんだかわからない。
リアムとジェーンが事故現場を訪れてみるとそこには黒い円形の模様が地面に残っていた。
リアムが自分に近づいた者はみな死ぬことをジェーンに話すと、ジェーンは怒って一人で立ち去ろうとする。
そこに通りがかった警官がリアムに話しかける。
次第に遠ざかるジェーン、そして警官は突然倒れる。
記憶の紐を解くため二人は病院に向かうことにするのだが…
レビュー・考察
世間は新型コロナウイルスまっただ中である。
目に見えないウイルスにより、倒れる人々、その感染力もあって恐怖が広がっている。
そんな中プライム無料に降りてきたのが本作である。
話としては主人公であるリアムに近づいた者はみんな死んでしまう。
何故そうなったかは本人にもわからない。
と言う感じだけど、このタイミング、偶然とは思えない…
目が覚めたら記憶がなくて、周りの人がバタバタ倒れる。
そんなん怖すぎなはずなんだが、このリアムいやに冷静である。
しまいには自身の有効射程まではかりおる。
相棒はジェーン、この人も記憶がないのだが、リアムはジェーンといると周りの人が倒れないようだ。
ジェーンはリアムと対照的に無茶苦茶ヒステリック。
リアムが近づくとヤバイから来るなというのに行動を共にしてきて、リアムに近づいた者が皆死ぬと分かると
騙したのね!
と叫んで一人逃げようとするあたりなかなかである。
いやだからあんたがいないと倒れる人が仰山出るんやて…
そんなこんなでリアムが周りに死をばらまいたお陰で二人は警察に追われることになる。
正体知りたいのはわかるけど、これ捕まったほうが安全なんじゃね?
死の原因がリアムにあるわかったら間違いなく米軍に狙撃されるし。
そうでないならどっかの軍需産業やCIAに自信を兵器として売り込むか、リアムが戦場を駆けるだけで有人兵器は悉く無力化するのだから最強である。
戦車に近づいただけで戦車は止まり、しかも無傷で鹵獲できる、サイコーだ!
そんな自身のポテンシャルを盛大に投げ捨てて二人が知る真実とは何か?
その結末はみなさんの目で見届けてほしい。