皆さん家族でのお出かけ、宿代を安価に抑えたくありませんか?
宿代を安価にすることで、遠出の回数も増やせますし、お子さんの体験にもっとお金をかけてやれます。
でも安宿だと汚かったり、狭かったり、ユニットバスだったりといろいろ不安ですよね。
旅籠屋袖ヶ浦店は、それら全ての問題を解決した非常に快適なホテルでした。
ただ、セルフでやらないといけないことが多いので、快適に過ごすにはコツが必要です。
ここではファミリーロッジ旅籠屋袖ヶ浦店の実体験レビューをお伝えします。
皆さんのお出かけの参考にしてください!
「ファミリーロッジ旅籠屋 袖ヶ浦店」の実体験レビュー
モーテルとは?
ファミリーロッジ旅籠屋は日本では珍しいモーテルチェーンです。
モーテルとはアメリカで発達したホテルの形態で、主に車で旅をする方向けのホテルです。
特徴は幹線道路沿いにあること、低階層であること、部屋の目の前に駐車場があることです。
ハリウッド映画でよく出てきますので、映画好きの人にはおなじみかもしれません。
外観
白を基調とした美しいアメリカンスタイルの建物で、ところどころに花が活けてあったりと、ちょっと高級感があります。
廊下がなく、客室のドアを開けるとすぐ屋外なのが実にモーテルです。
二階建てで二階との行き来は屋外階段のみですので、ベビーカーの方は一階を希望した方が良いかもしれません。
屋外の通路には日差しがありますので、ちょっとした雨なら大丈夫です。
個人的に安価なビジネスホテルでありがちなエレベーター待ちがないのがとても高ポイントです。
共用スペース
建物の一階には共用スペースがあり、チェックインカウンターやロビーがありますが、レストランや売店はありません。
天井が高く、よく掃除されているのでとても居心地の良いロビーです。
コーヒーサーバーや電子レンジ、ポットもあり、食事はロビーで調理してお部屋で食べる形になります。
電子レンジは一台だけですが、客室が少ないので混み合いません。
電子レンジで温めを待っている間もソファでコーヒー飲みながら寛いでいれば良いのでとても快適です。
安価なビジネスホテルだと電子レンジで並んでいたり、電子レンジのあるスペースが狭かったりと、しんどい思いをすることが多いのですが、こちらは本当に快適に待っていられます。
また、屋外にはコインランドリーも整備されており洗濯1回200円、乾燥30分100円で使用できます。
ドリンクの自動販売機もあり、市価より少しお安くなっています。
客室
屋外通路のドアを開けるとすぐに客室です。
客室内にはカーペットが敷いてあり、玄関で靴を脱いで上がれます。
玄関入ってすぐのところに大きめの荷物置き場があるので、すぐにどかっと荷物を置けます。
部屋にはベッドが2つと机とテーブルにぞれぞれの椅子があります。
部屋の奥にはクローゼットのスペースと小型冷蔵庫があります。
全体的に広く作られており、通路も広めでクローゼットもキャパ十分なので過ごしやすいです。
風呂とトイレは完全に分離していますが、風呂場の中に洗面台がある少し変わった作りになっています。
ベッドはクイーンサイズが2つで、ダブルベッドよりもさらに大きいので、お子さんとの添い寝も余裕です。
寝心地もとてもよく、ずっとゴロゴロしていました。
部屋の窓辺にある大きめのテーブルに椅子を2つ向かい合わせるといい感じのダイニングになります。
少し気になったのは禁煙室をお願いしたのに灰皿が置いてあったことです。
部屋全体も心なしか少しタバコ臭い気がしたのですが、しばらく窓を開けていたら気にならなくなりました。
部屋の窓は大きく、部屋の両端にあるので、換気能力は高いです。
網戸も付いているので、虫の侵入を気にせず全開にできます。
お風呂
お風呂場は少し変わった作りになっており、トイレとは完全に独立しているものの、なぜか風呂場内に洗面台があります。
バスタブにシャワーカーテンが付いているので、基本的にはユニットバスのような使い方をするのだと思います。
シャワーの水圧は十分ですが、ヘッドが小さいのか、水圧で少し痛いくらいでした。
バスタブは大き目なので、お湯をためて湯船に浸かることも十分できます。
洗面台側の床もお風呂仕様ですし排水能力も高いので、湯船からお湯が溢れても大丈夫です。
洗面台は大き目で使いやすいですが、アメニティ類はコップとドライヤーしかありません。
お風呂場にはボディソープ、シャンプー、コンディショナーがありますが、こだわりのある方は持参した方が良いと思います。
トイレ
トイレはお風呂場と別室で、完全に独立しています。
便器は新しいタイプではありませんが清潔でちょっと大きめで、ウオッシュレットです。
アメニティ
旅籠屋の最大の特徴はアメニティ類が何もないことです。
人数分のフェイスタオルとバスタオルは用意してくれますし、マグカップもロビーで借りれますが、歯ブラシやヘアブラシ、髭剃り等はありません。
電気ポットや寝間着すらなく、必要ならチェックインカウンターで買うかレンタルするか持参します。
アメニティ類の価格は歯ブラシセット300円、髭剃りセット600円、スリッパ150円です。
レンタルは寝巻き200円、タオルセット100円、電気ポット100円です。
マグカップや電気ポットはチエックアウト時に自分でロビーに返します。
また、空気清浄機や加湿器がないので喘息をお持ちのお子さん等には辛いかもしれません。
食事
夕食
レストランや売店がないので、外に食べに行くか持参します。
少し歩かないとコンビニすらないところですが、基本的な車で来るところですので問題にはならないでしょう。
食事を安価に済ましたければ、近くの長浦駅にイオンがありますので、お弁当やお酒を買うことができます。
ロビーでマグカップを借りるとができますが、不足した時取りに行くのが面倒なので、紙コップを用意しておくと快適度が上がります。
部屋の奥には小型冷蔵庫がありますが、スイッチをオンしないと冷えないので要注意です。
冷蔵庫上に台があり、食べ物を置くにせよアメニティを置くにせよとても使い勝手が良いです。
なお、燃えるゴミ以外のゴミは、一階のゴミ捨て場まで自分で捨てに行きます。
朝食
朝食はロビーにパンとコーヒー、ジュースを無料で用意してくれます。
紅茶や緑茶のティーパックもあります。この日のパンはクロワッサンとレーズンロール、バターロールの三種類でした。
オーブントースターもあるので、カリッと焼き上げることができます。
パンは朝7時から置いてくれますが、無くなり次第終了です。
9時くらいまではありましたので、すぐになくなることはないと思いますが、早めに確保することをお勧めします。
レビュー
ファミリーロッジ旅籠屋袖ヶ浦店は、低コストながらどこも清潔で広くとてもコストパフォーマンスに優れたホテルでした。
低階層なのでエレベーターの煩わしさもありませんし、客室が少ないためかとても静かで夜もぐっすり眠れました。
靴を脱いで上がれますので、小さなお子さんがいてもでも安心です。
欠点は車がほぼ必須であることと、セルフでやることが多い点です。
低コストの利点を活かすにはあらかじめアメニティ類や食事を自分で用意しておく必要があります。
またチェックアウトは10時までで、時間を過ぎると1時間(切上げ)1000円かかりますので、時間にルーズな方には向かないかもしれません。
アクセス
駐車場無料。
駐車場は客室数分のみなので、複数台の場合は要相談です。