2024年のアメリカ映画
主演者はナオミ・スコット
不気味なスマイルを浮かべた人々に襲われるホラー映画
こんな人にオススメ!
・前作をリピートしたい方
・謎解きよりシンプルにホラーしたい方
・グロでも大丈夫
映画「スマイル2」が5分でわかる!
あらすじ
終わらない悪夢
あれから6日後、ジョエルは殺人犯の兄弟の家に強盗に入る。
ジョエルは何かを移すため兄弟を殺す気はなかったが、誤って殺してしまう。
そこに偶然麻薬を求めて訪ねてきたルイスという男が現れたので、ジョエルは何かを移そうとするが、兄弟の仲間がやってきたため逃げ出したところを車に轢かれる。
新たなる犠牲者
生死を彷徨う事故から復帰した歌手のライリーだったが、ライリーの腰には傷跡があり、たびたび痛み出していた。
ライリーは慌てて洗面台に落としてしまった鎮痛薬を再びもらいに麻薬の売人ルイスを訪ねるが、なぜか激昂したルイスは刀でライリーを脅して支離滅裂なことを言う。
ルイスは突然何かに怯え出し、苦しみ倒れたと思ったら不気味なスマイルを顔に浮かべるようになる。
ルイスはスマイルを浮かべたまま何度も自身の顔をウェイトで殴打し、ライリーの目の前で死亡する。
その日からライリーは不気味な幻覚を見るようになり、次第に疲労の色を隠せなくなる。
その日はライリーとファンとのイベントデーだったが、その中に気味の悪いスマイルを浮かべた少女がいた。
少女は何も話さずずっとライリーをスマイルで見つめていた。
親友ジェマ
実はライリーにはルイスの家にいたかと訪ねる見知らぬ者からメッセージが届いており、ラリーはそのことがずっと気になっていた。
ライリーはかつて喧嘩別れした友人のジェマと電話で話し、相談に乗ってもらうため自宅に来てもらうように頼む。
ライリーが自宅でジェマを待っていると、突然ガラスが割れ、床には何故か昼間のイベントで狂信的なファンの男に書いたサインが落ちていた。
その後を辿ると男の衣服が落ちており、廊下の向こうから何者かが走ってくる。
逃げるライリーがドアを開けるとそこにはジェマがおり、振り返るともう誰もいなかった。
ライリーはジェマにルイスが自殺した時のことを話すと、心配したジェマは家に泊まっていくと言う。
悪夢で目覚めたライリーは横で眠っているジェマが不気味なスマイルを浮かべていることに気がつく。
ジェマの顔が突然光ったと思ったら、ベッドルームは朝になり、ラリーはいつの間にか朝になっていることに気がつく。
そこに紅茶を持って現れた普段のジェマにライリーは今日から付人になって欲しいと頼むが、突然のオファーにジェマは話しあって決めたいと言う。
エスカレートする恐怖
その日は新曲の撮影日だったが、その中で突然現れた何者か姿に驚きライリーは転倒、さらに脚を骨折してしまう。
しかしそれは幻覚で、脚は折れていなかったが、パニックに陥ったライリーは周囲に当たり散らしてしまう。
それでもライリーは予定されていたレーベル社長のチャリティイベントに出席するが、そのスピーチで読み上げる原稿が見られなくなっており、アドリブでおかしなことを口走ってしまう。
さらに原稿の最後にはポール・ハドソンの名が書いてあり、観客の中からハドソンが不気味な笑顔で向かってきた。
ライリーが目を閉じるとハドソンは消えたが、ライリーは後ろから声をかけようとした介添の女性をステージから突き落としてしまう。
ライリーは以前からメッセージを送ってきていた謎の人物に返信すると、ライリーが見ているのは幻覚ではなく全部真実だという。
謎の人物に会うことにしたルイスは、指定されたバーに行くとそこにはモリスという中年男性がいた。
モリスはルイスが何かに取り憑かれていたと言い、警告するためにメッセージを送っていた。
モリスはこの何かに弟を殺されたため調べており、何かが想定しない方法で死ぬことで止められるという。
そのためにライリーを仮死状態にするというが、周囲の客にライリーであることを気づかれてしまい、バーから逃げ出す。
自宅に戻ったライリーは家中の電気を点けるが、暗がりの電気をつけるとそこには大勢のバックダンサー達がスマイルでライリーを見つめていた。
バックダンサーたちは奇妙なポーズで見てくるだけで一定の距離から近づいてこなかったが、ライリーが逃げたところを背後から捕まえ、髪をむしり口の中に腕を突っ込む。
ライリーの決意
ライリーは過去に起こした事故の時の夢を見ていた。
ライリーはポールの運転する車に乗っていたが、精神が不安定だったライリーをポールが異常者と罵ったことから、ライリーが暴れ事故を起こしていたのだ。
ライリーが気がつくとベッドの上にいたが、むしられた髪は元には戻っていなかった。
マネージャーを務める母にツアーの中止を訴えるが、それが多額の損害賠償とキャリアの終わりを意味すると、ライリーと口論になる。
その時、突然母は不気味なスマイルを浮かべ、割った鏡で自身を刺して死亡する。
いつの間にかライリーは手に凶器の鏡を持っており、服には返り血が付着、無惨にも息たえた母はもうスマイルを浮かべていなかった。
危険な状況に気がついたライリーは服を羽織り、病室から逃げ出すが見つかり、いろんな人が心配して駆け寄ってくる。
ライリーは警備員の銃を奪って逃げ出し病院の外に出るが、裸足だったので割れたガラスを踏んで怪我をする。
そこに母に呼ばれて現れたジェマと出くわしたので、ライリーはジェマを巻き込まないよう追い返そうとするが、ジェマは強引についてくる。
ライリーとジェマは奪った車で、再びモリスが指定した場所に向かっていたが、その途中で何故か隣で車を運転しているはずのジェマから電話がかかってくる。
電話先のジェマはライリーを嫌っており、ライリーの家には泊まっていないと言う。
その瞬間、運転席にいたジェマは不気味なスマイルを浮かべるようになり、恐怖したライリーは目を瞑り「私は状況を制御できる」と唱え続けるといつの間にかいなくなっていた。
ライリーはいつの間にか車を運転しており、事故を起こしそうになりながら、モリスの元に向かう。
モリスはライリーを冷凍してから薬物で仮死状態にすることで、何がを倒すと言う。
なぜ戦うことにしたのかと訪ねたモリスに、ライリーは自身がいつも幸せを壊してしまうと言い、もう誰も傷つけないため戦うことにしたと答える。
終わらない悪夢
モリスは部屋を出ていき、ライリーが真っ暗な冷凍室で1人横たわっていると、天井にステージ衣装でスマイルの自分自身が現れる。
何かは自分自身からは逃げられないといい、ライリーの口に指を突っ込むが、ライリーはその指を食いちぎり、自身の首に薬剤を投与する。
何かは苦しみ、一度は倒したかに思われたが、気がつくと手に注射器はなく、何かはまだ目の前にいた。すべては何かが見せた幻覚で、ライリーが乗せられたエレベーターでついたのはライブのステージだった。
ライリーはいつの間にかステージ衣装になっており、そこには大勢のファンや死んだはずの母がいた。
そして目の間には同じ衣装の自分自身が不気味なスマイルを浮かべていた。
目の前の自分が腹を割くとそこから腕の長い巨人が出てきて、気を失ったライリーの口を裂く。
いつの間にかライブ中のステージでライリーは倒れており、大勢のファンが心配そうに見つめていた。
起き上がったライリーは不気味なスマイルを浮かべると、マイクを自身に突き刺し、大勢のファンの前で自殺した。
レビュー・考察
どこまでもいい人ジョエル
前作のラストでローズの自殺を見たことから、何かに取り憑かれたジョエル。
本作の冒頭はその6日後からスタート、遅くても7日目までには完全に取り憑かれるため、ジョエルに残された時間は少ない。
ジョエルに取り付いた何かを他人に移すには2つの方法がある。
・誰かの見ている前で自殺すると、見ていた相手に移るが、自分は死ぬ。
・自分が誰かを殺すのを第三者に見せると、第三者に移り自分も生き残る。
前作ではこれまで取り憑かれた歴代の人々で唯一の生還者が出ており、殺人を見せることで生き残ったが、刑務所に服役していた。
そこまで理解したうえで、本作のジョエルの行動を見ると、何がしたかったのか理解できる。
殺人犯の二人組を見つけてきて、その一人を殺すところをもう一人に見せることで何かを移そうとしたのだ。
しかし目論見は失敗し二人組はどちらも死亡、ジョエルの事故死を目撃したルイスに何かは移った。
前作でもいい人すぎて苦労の絶えなかったジョエル。
本作でもいい人ぶりは現れており、取り憑いた何かを移す相手にすら犯罪者を選んでいる。
ジョエルは刑事だったから、都合のよい犯罪者を見つけることもできたのだろう。
でもやっぱりいい人は生き残れなかったよ。
新しいソリューション
本作でもこの何かは、ルイスから人気歌手のスカイ・ライリーに取り付く。
取り憑かれたルイスはスマイルを浮かべた人の幻覚が見えるようになり、様々な恐怖体験で心身ともに蝕まれていく。
そんなライリーが救いを求めた男がモリス。
8代前に憑依されていた男の兄で、弟を助けられなかった無念からライリーに声をかけていた。
前作のローズやジョエルにも声をかけかけてあげればよかったのに…
そんなモリスがたどり着いたソリューションは、何かが思いもよらぬ方法で取り憑かれた者が一人で死ぬことだ。
何かは寄生虫のような存在で、寄生先が無くなれば、必然的に消滅すると考えたのだ。
ただそれだと自身も死んでしまうから、仮死状態にして、何かを欺くというのだ。
その方法で上手くいくという根拠がイマイチわからないが、とにかくそうらしい。
藁にもすがる思いのライリーはこの方法に乗るが、冷凍庫で体温を下げて薬物で仮死状態になるという体験すらも実は何かが見せた幻覚で、実際のところこの方法を試すところまでいっていなかった。
ライリーは依存症克服のメソッドで、目をつぶって「私は制御できる」と唱えることで一度は撃退した。
ライリーは過去の辛い出来事を克服して勝利!ハッピーエンド!とならないのは前作と同じ流れ、はい全て幻覚でした!
この辺同じ流れになっているので、もう少し違う展開が欲しかった。
残酷な現実
親しい人に裏切らせ、取り憑いた者を絶望させるのはこの何かの常套手段。
前作ではローズのカウンセラーになりすまし、本作では親友のジェマになりすました。
頼りになると思われたジェマだったが、それも何かに見せた幻覚で、本当のジェマは喧嘩別れしたきりライリーを嫌っていた。
もっともこの本物のジェマからとされる電話も幻覚の可能性があるから、真実がどうなのかは判断が難しい。
ただ、目の前の親しい者が実は偽物だったのが、電話で分かるという展開も前作と同じで、ワンパターンと言わざるを得ない。
ちなみに母親の自殺は幻覚で、ラストでライブ会場にいたあたり、どうやら生きていた模様。
なんのための続編?
結局ライリーは何かに勝てず、大勢の不安の目の前でスマイルを浮かべ自殺する。
ラストでライリーの口に入っていった腕長の巨人は、前作のラストでも出てきたが、結局本作でも正体は分からず仕舞い。
なんなら何かのルーツとか前作のほうが正体に迫っていた感すらある。
展開も前作と似たり寄ったりで、焼き直し感は否めない。
それでもなんかラストまで見てしまう演出の見事さはさすがと言うべきだろう。
笑っているのになんか不気味という塩梅を見事に表現している。
ところでラストで何かはファン全員に取り憑いたのだろうか?だとしたら次作は大変なことに…、今度こそ正体を突き止めスッキリ勝利してほしい!
どうでもよいが、ラストで何かが目を見開く演出があるが、その充血し、まん丸に見開いた目は完全に漫〇画太郎先生のババアである。
クライマックスのホラーシーンで思わず爆笑してしまったのは私だけで良い。
前作はコチラ!


