劇団四季「美女と野獣」観劇レビュー【子どもといっしょ!】

こどもと一緒!お出かけスポット

みなさんディズニー映画の美女と野獣は好きですか?
醜い野獣に姿を変えられた王子と、その本質を見抜いた賢い女性ベルとの愛の物語は大人だけでなく子供にも大人気です。

そんな美女と野獣を、劇団四季がミュージカルにしてくれたので、子供と一緒に見てきました。
うちの子も大喜びで、終わった後も興奮冷めやらぬ様子でとても楽しそうでした。

今回はそのレビューをお伝えします。
みなさんのお出かけの参考にしてください!

劇団四季「美女と野獣」観劇レビュー

アンフィシアター

場所はディズニーリゾートのすぐそば、イクスピアリに併設されたアンフィシアターになります。
駅から少し歩きますので、時間には余裕を持って来ましょう。

ランチ

アンフィシアター内にはタリーズコーヒーが入っています。
公演前は軽食と飲み物を買うことができます。

シアター内での喫食はできませんので、ロビーの客席で食べてください。
公演中の休憩時間には飲み物のみの販売になりますので、注意が必要です。

小さなお子さん向け注意事項

身長120センチ以下のお子さんにはクッションを無料で貸してくれます。
これがないと小さなお子さんは何も見えませんので、必ず借りてあげましょう。 

なお、小さなお子さんでも公演中のおしゃべりは厳禁です。
泣き出したりしてしまうとロビーに出ないといけないので、注意しましょう。
アンフィシアターには四季劇場のようにキッズルームがありません。
子供とモニターで鑑賞することもできませんので、落ち着いて座ってられるようになってから連れて行きましょう。

ミュージカルのレビュー

気になる混み具合ですが、この日は週末でしたが席にはまだ空きがあり、当日券も並ぶことなく買うことができる状況でした。
ただ当日空いていたのは両端の後ろの席くらいでしたので、良い席で見たい方は事前に予約してください。

ミュージカルの内容は素晴らしいの一言です!
一人一人の演技力はもちろん、歌の場面での歌と踊り、照明による演出の迫力と美しさに圧倒されます。

個人的には「ガストン」、「ビーアワゲスト」、「暴徒の歌」が印象的でした。
「ガストン」は町の人々がガストンを賞賛する歌ですが、終盤で町の人々がジョッキでリズムを作る場面が凄すぎでした。
大勢が一斉に踊りながら一糸乱れぬタイミングで曲に合わせてジョッキを鳴らすのには驚かされました。
「ビーアワゲスト」は説明不要の名曲ですが、段々と晩餐会が荘厳になっていく光景には思わず息を呑みます。
「暴徒の歌」は、ガストンが町の人々を扇動して野獣を退治しに向かうシーンで流れる曲ですが、町の人々が一斉に「殺せ!」と歌うのは迫力ありすぎて恐怖すら感じます。

ストーリー面では、家具にされた使用人たちの目線が多く取り入れられており、映画で描ききれなかった部分をしっかりと補完しています。
アナと雪の女王ではハンスの動機を掘り下げていましたが、こういう劇団四季の原作の補完って本当にハイセンスだと思います。

さて、そんな使用人たちの目線で語られる物語にはコミカルな中にも悲壮感がつきまといます。
王子の巻き添えで家具にされた使用人達ですが、愛のない王子を育てたのは自分自信だと自省的です。

使用人達は段々と家具化が進行しており、置き時計にされたコッグワースの背中にはこれまでなかったゼンマイが突然現れたりします。
これ映画にはなかった設定ですが、おかげで使用人達が完全に家具になってしまう前になんとか魔法を解きたいと焦る気持ちがよく伝わってきます。

ポット夫人の息子チップはティーカップにされたため、自らの意思で動くことができません。
無邪気な子供の声で「また走り回れるようになるの?」とか聞いてくるあたりにはグッときます。

このような使用人達の心境は「人間に戻りたい」の曲によく表現されています。
この歌では半分家具になった使用人達と人間たちが別々に踊るのですが、使用人達の照明は明るくくっきりと映されているのに対し、人間達の照明は暗くモノクロ気味に映されています。

これは人間に戻りたいが戻れない使用人達の心境を強く表しており、人間の姿の踊りはどこか現実味のない遠い世界の出来事のようです。

ちなみに燭台にされたルミエールは原作のちょっと間抜けな表情は何処へやら、完全にイケオジ化しておりマジカッコ良すぎですので必見です。こりモテるわけだわ…

全体としては焦る使用人達が頑張って野獣を後押ししたのがよく描かれており、ただのロマンスではなく使用人達の頑張りがよくアピールされています。

チケット代はお高いですが、子供への教育効果も考えればそれだけの価値は間違いなく有ると感じました!

お土産

アンフィシアター内ではオリジナルグッズを販売しています。
デザインの美しさは抜きん出ており、どのグッズにも高級感があふれ出ています。
個人的なオススメはハンカチタオルです。

サウンドトラック

アンフィシアター内で、ミュージカルのサウンドトラックを3300円で販売しています。
実はアマゾンミュージックでも聞くことができますので、まだ使ったことがない方はこれを機に始めてみてはいかがでしょうか?

劇団四季「アナと雪の女王」のレビューはコチラ!

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