みなさん生きた江戸の街並みに触れたくありませんか？
千葉県にある佐原では、江戸の街並みが今も残されており、その建屋は全て現役で使われています。
さらに街の真ん中を流れる川には小舟が浮んでおり、そこから眺める街並みはなかなかの絶景です。
古い街並みをそのまま今も使うのは、私もウィーンで経験しましたが、日本ではなかなか珍しいのではないでしょうか？
ここでは佐原の古い街並みの実体験レビューをお伝えします。
みなさんのお出かけの参考にしてください！
水郷佐原の街並みと舟めぐり【実体験レビュー】
佐原ってどこにあるの？
佐原は千葉県の北部にある町です。
利根川のすぐ近くで、下総国一宮香取神宮の門前町としても栄えました。
電車でもいけますが、本数が少なく不便です。
・自動車
東関道佐原香取ICおりてすぐ。
佐原駅前の駐車場300円/1日※古い街並みまで徒歩約10分
町並み観光駐車場500円/1日※舟めぐり割引あり
公共交通機関
・電車
JR佐原駅 東京駅から約2時間
古い街並みは佐原駅から徒歩約10分
・高速バス
京成バス利根ライナー 東京駅八重洲口京成バス1乗り場➡︎佐原駅
約1時間40分運賃1,800円
佐原の歴史
佐原は江戸時代より利根川の水運で栄えました。
年貢米の集積地となっており、農産物等と共に江戸に運び、その帰り江戸の物品を持って帰ってきたそうです。
そのため街づくりには江戸文化を取り入れられ、小江戸となり発展しました。
佐原の街並み
佐原の街並みは重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、江戸時代の街並みが今も生きています。
すごいのはこの街並みが単なる展示物でなく、現役で使用されていることです。
中にはカフェや洋食のレストランもありますが、この地区にある建物は全て古い街並みを生かした作りにしないといけなそうです。
ここまで徹底して街並みを残そうという気持ちが素晴らしいですよね。
でも生きている町ならではの注意点もあります。
それはこの街並みの道路は自動車も通る一般道だということです。
狭い道を車が通るので、特に小さなお子さん連れは目を離さないようにしてください！
伊能忠敬
伊能忠敬は17年をかけて日本全国を測量して回り、極めて正確な日本地図『大日本沿海輿地全図』を作り上げた千葉が誇る偉人です。
伊能忠敬は婿養子として名主も務める佐原の豪商伊能家に迎えられ、大いに家を発展させました。
その後、齢50で江戸のにのぼり、56歳から日本各地を測量して回ったとされています。
現代人もびっくりのハッスルおじさんですね。
佐原の街並みには伊能忠敬記念館と旧宅があります。
旧宅は商家になっており、酒や醤油の醸造を営んでいた伊能家の暮らしを思わせてくれます。
さわら町屋館
さわらの観光の拠点となる建物です。
中には中庭と建物二階の休憩所があり、雨の日でも気にせずお弁当を食べることができます。
ちょっとしたカフェやパンフレット類もありますので、迷ったらとりあえず行ってみましょう。
さわら舟めぐり
佐原の街並みの中央を走る小野川を往復する観光船。
１回30分1300円。
町並み観光駐車場に駐車すると200円の割引券がもらえます。
3人で来ると割引だけで駐車料金が浮いてしまいます。
古い街並みを川から見ることができ、なかなか風情があります。
ガイドの方も話がうまく、佐原の歴史や地域の情報をわかりやすく教えてくれます。
そのため街並みを歩いて回る前に聞いておくとその後の観光が充実します。
途中5つの橋をくぐるのが面白く、特に線路下をくぐる時は電車がきたらどうなるのかドキドキしてしまいます。
川辺には季節の花が美しく、通り抜ける風も気持ち良いです。
また、鴨がいたり蛇が泳いでいたりと生き物も豊富です。
花菖蒲が咲き、日差しがキツくない6月がベストシーズンではないでしょうか。
なかなか珍しい体験ができたので、うちの4歳娘も大喜びでした。
観光ガイドとしても活用できますので、行ったらぜひ試してみてください。
水郷さわらあやめパーク
約8ヘクタールの広大な敷地に花菖蒲やはすが咲き乱れる美しい庭園です。
毎年6月にはあやめまつりが行われ多くの人で賑わいます。
入場料は6月のあやめまつりの期間中は大人一人800円、5−8月は600円です。
一人500円で小舟に乗って園内の池から花菖蒲を楽しむことができます。
気持ち良いのでオススメです。
アクセス
佐原市街から車で約15分。
駐車場無料ですので、車がオススメです。
あやめ祭りの期間中のみJR佐原駅より1日四本片道500円のバスが出ています。
足を伸ばせばそこは太平洋
車や電車で50分くらい足を伸ばせば千葉の東端銚子です。
たまには海を見ながらゆったりなんていかがでしょうか？
