【本当に恐怖の人形だった…】映画「ザ・ボーイ〜残虐人形遊戯〜」が5分でわかる!【ネタバレあり】

2020年のアメリカ映画
主演者はケイティ・ホームズ、オウェイン・イオマン
森で拾った人形が起こす怪奇現象を描いたホラー

こんな人にオススメ!
・王道ホラーが好き
・前作は奇抜過ぎたという方
・じわじわくるホラーが好きな方

「ザ・ボーイ 〜残虐人形遊戯〜」が5分でわかる!

あらすじ

・人形と10のルール

ジュードは悪戯好きな少年だったが、自宅が強盗に襲われたショックで失語症になる。
ジュードの母ライザも悪夢を見るようになり、夫ショーンは一家を連れて人里離れた森の中に引っ越す。

新たな家はクレンビュー邸の離れで、本宅の屋敷には誰も住んでいなかった。
その庭でジュードは何かに導かれるかのように埋められていた一体の人形を掘り起こす。
人形には扱いに関する10のルールを書いた手紙がついていた。

ジュードはこの人形をとても気に入り、ブラームスと名づけるが、その名はジュードがつけたのではなく人形自身が名乗ったという。

ライザはブラームスを不気味に感じており、庭に埋め戻そうと考えていた。
しかしジュードがブラームスに話しかけているのを聞き、失語症が治ったと安堵する。

ジュードは食卓にブラームスを座らせるようになり、一緒に食事を摂るというようになる。
両親はその行動を気味悪がったが、ジュードはブラームス10のルールによるものだと言う。

ある日、ジュードが大切にしていたぬいぐるみが切り裂かれており、ライザが事情を尋ねるとブラームスがやったという。
それを嘘だと思ったライザはジュードを部屋に閉じ込める。
しかしライザが部屋を訪ねると、ジュードはいつの間にか部屋から出ており、ジュードの部屋にはなぜかブラームスが一人で座っていた。

・怪奇現象

ライザはブラームスの素性を調べるため刻印を確認しようとするが、ブラームスの口から大量の虫が出てくる幻覚に阻まれる。
さらにジュードのスケッチを見るとそこには両親を惨殺する内容の絵が描かれていた。

ブラームスと食事を摂ることにこだわるジュードにライザは怒り、食事が終わってもジュードを食卓に座らせ続けるが、ジュードはブラームスを怒らせるなと言う。
ライザが目を離した一瞬の隙に食卓はひっくり返り、ジュードはブラームスを怒らせたからだとする。
ライザはジュードのスケッチをショーンに見せるが、そこに惨殺のイラストはなく、不気味になったライザはブラームスを処分することを決める。
屋敷の敷地を管理しているジョセフは、彼の愛犬オズが庭で死亡しているのを見つける。

・屋敷の過去

翌朝ライザとショーンは、ブラームスを処分すべくジュードの部屋に立ちいるが、そこにジュードとブラームスの姿はなく窓から外に出た様子だった。

ライザはジュードを探しにクレンビュー邸の本宅に入る。
ライザはジュードの声に導かれるかのように壁裏の隠し通路に入り、その先の部屋でブラームスがベッドに一人座っているのを見つける。
ジュードを探すライザだったが、その部屋に突然仮面の男が入ってくる。仮面の男の正体はジュードで、何故か失語症が治り話ができるようになっていた。

ジョセフの話によると、かつてこの屋敷にはヒールシャー家という一家が住んでいたが、その息子ブラームスは異常者だったという。
ブラームスは幼い時に殺人事件を起こし、その時負った火傷の跡を隠すため仮面をしたまま30年間壁の中に住んでいた。
その後両親は自殺し、ブラームスはまた殺人事件を起こし自殺したという。

ネットでジュードを診察した精神科医は、ジュードがオズの死をブラームスのせいにしたように、また良からぬことをする可能性があるといい、ロンドンへ診察にくるよう勧める。

しかしその日はパーティの日で、ライザとショーンの元にはゲストが次々と訪ねてくる。
子供たちだけで遊びに出たジュードは、悪ガキにブラームスと話す病気の子供とからかわれる。
悪ガキとジュードは喧嘩になり、その結果事故で悪ガキの胸に杭が刺ささってしまう。

ジュードはブラームスが本宅に住みたがっているとライザに話し、ライザとショーンが殺されるかもしれないと怯えていた。

・ブラームスの正体

ライザは以前人形の型番を調べていたことを思い出し、ネットでブラームスのことを調べる。
するとブラームスは持ち主が次々と殺人事件を起こす呪いの人形で、ヒールシャー家もかつての持ち主だったことがわかる。
そしてジョセフはライザたちの前に本宅に住んでいた人物で、頭がおかしくなって失踪したとされていた。

ふとライザが気がつくと庭に置いていたはずのブラームスが消えており、慌ててジュードを探しに行くが、そこにジョセフが現れライザに猟銃を突きつける。
ジョセフもかつてブラームスに悩まされており、壊れていたブラームスを直し埋めたのも彼だと言う。
ライザはジョセフを殴り倒し、猟銃を持って本宅に行く。

本宅壁裏の隠し部屋で仮面をかぶっていたジュードを見つけたライザだったが、ジュードはライザを邪魔者扱いし銃を突きつける。
そこにショーンが来て背後からブラームスを殴り壊す。
その直後、ブラームスはひとりでに動き出し、屋敷全体が震え出したかと思うと大きな衝撃波が発生、居合わせたジョセフは死亡する。
仮面がはがれ醜い姿となったブラームスをジュードは優しく抱き抱え、大丈夫だよと語りかけ暖炉に放り込み燃やす。

その後、ジュードの一家はイギリスに引っ越し幸せな生活を送っていた。
しかしジュードは密かに仮面を持っており、夜な夜なそれを被ることでブラームスと一体化することができるようになっていた…

レビュー・考察

引きこもり問題を描いた社会派ホラー(?)「ザ・ボーイ」の続編。
前作で起こった怪奇現象にフォローが入っており、ブラームスの正体となぜ前作の事件が起こったのかが明らかになっている。

ブラームスを手にしたものは幻聴に悩まされるようになり、その扱いを決めた10のルールを守らないと周囲の人に不幸が起こる。
その声はブラームスに選ばれたものにしか聞こえず、周囲からは頭がおかしくなったとしか思われない。
実際ジュードも精神科医には全く理解されず、結果手遅れになってしまった。

屋敷の管理人を名乗ったジョセフは、実は前に本宅に住んでいたクレンビュー家の人間で、ブラームスに取り憑かれていた。
前作ラストで壊された人形をせっせと直し、ジュードの気を引くように埋めたのも彼がブラームスの指示に従ったもの。
ブラームスがジュードに掘り出されるのをワクワクして待っていたと思うとクスッとできる。

ジョセフが予言したように、ラストでジュードはブラームスと一体化してしまう。
壊され怒ったブラームスが起こした衝撃波で、ジョセフは死亡するが、もっと近くにいたジュードには何事もなかった。
おそらくこの瞬間ブラームスはジュードに入り込み、その直後ジュードは抜け殻になった人形を燃やしたのだろう。
こんな大技使えるならいくらでも使うタイミングあった気もするけど、人形が壊され大ダメージを負わないと使えないタイプの超必殺技だったのだろう。

その後ジュードと一体化したままイギリスに引っ越したブラームスだったが、本宅の屋敷にあれだけこだわっていた割にはあっさりイギリスに馴染だ模様。
単に100年単位で同じ家に居続けていたため、引っ越すのが怖かっただけなのかもしれない。
引きこもりは部屋の中に篭り続けるうち外の世界が怖くなり出れなくなるという。
いざ出てみると案外はいいところだったとするあたり、本作でも引きこもり問題へのエクスキューズは引き継がれているようだ(笑)。

他の追随を許さない独創性が魅力だった前作だが、本作では王道系ホラーになっている。
前作では、ブラームス人形が破壊されたことに怒り30年ものの引きこもりのおっさんが突然壁の中から出てくる。
その笑撃的なシーンは圧倒的なインパクトを残し、見るもの全ての目を点にしてくれた。
ひとりでに動いていたブラームス人形は、実は引きこもりの異常者が壁裏に隠れてコソコソ動かしていたのだ。
ある意味怨霊系ホラーよりホラーである。

しかし本作でその関係性は逆転、呪いの人形ブラームスに取り憑かれた少年が異常者になったという話になっている。
ここが非常に物足りないw!

表現力やホラー描写は格段に上がり、映画としての完成度は本作が遥かに上。
しかしその一方で、怪奇現象は全部異常者が起こしていた。
というホラー映画の全てをひっくり返す奇想天外な展開が失われたのは非常に残念。

前作で生き残っていたブラームス・ヒールシャーが一体どこで出てくるのか?
楽しみに見続けていただけに消化不良感。しかも自殺しましたで終わりとか…

前作の続きで見ると普通すぎて物足りないが、本作だけで見れば十分面白い王道ホラー。
どちらがお好きかはみなさん次第です。

前衛的なホラーな前作はコチラ!

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