あらすじ
かつて乗客のことごとくが亡くなった列車事故から生還した男ダン。
彼はその超人的な身体能力と悪人に触れるとその悪事の様子が見える力で息子と自警団をしていた。
世間を騒がせている少女の誘拐事件を当たっていたダンは、街で偶然見つけた子供のような大人に触れた時、少女を監禁している光景を目の当たりにする。
その子供のような大人はかつて少女を監禁し殺害した23の人格を持つケヴィンという男で、リーダーで女性のパトリシアや子供のヘドウィグ、そして超人的な筋力を持つビーストなど人格が変わるたびに体も変化していた。
ダンは現場に踏み込むと襲ってきたビースト人格のケヴィンと闘いになり、やがて窓から2人とも転落し多数の警官に捕縛される。
2人は施設に連行され、そこでダンには水、ケヴィンには照明という各位の苦手なものを備えた部屋に監禁される。
そしてそこの施設にはかつて列車事故を起こした張本人、ミスターガラスことイライジャも鎮静剤漬けにされて収容されていた…
施設ではステイプルという精神科の女医が彼らの治療にあたるが、そこにかつてケヴィンに監禁され脱出した少女ケイシーが訪れケヴィンと会うが、ケヴィンはすぐに別の人格に変わってしまう。
ステイプルはダン、ケヴィン、ミスターガラスを集め彼らの超人性を捨てさせるため尋問を始めるのだった…
レビュー
ナイトシャマラン監督のオールスター作品！
アンブレイカブルの主人公ダンと敵役ミスターガラス。
多重人格の男を扱ったスプリット、その主人公ケイシーと悪役ケヴィン。
その全員が集まった夢の作品！いいよね、こういうクロスオーバー。
無敵の主人公ダンと驚異の怪力を誇るケヴィンの人格ビースト、こいつらがぶつかったらどっちが強いのか？？
ファンなら一度は妄想しただろう、なんとそれを惜しみなく序盤でやってしまう！
何という引きの強さ、まぁ当然水入りに終わり2人仲良く施設へ連行されます。
犯罪者のケヴィンはともかく、一体何の根拠があってダンまで連行されなきゃならんのか謎だが、ともかく結構あっさり素直に連行される。
その先にはすぐに骨折してしまうスーパーひ弱な体を持ちながら、圧倒的頭脳を持つミスターガラスがいる。
しかし彼は鎮静剤漬けにされ廃人同然。
それぞれスペシャルな力を持ちながら、弱点を突かれて監禁されてしまうあたりなかなかにリアリティがある。
ミスターガラスを拘束するのに弱い体を狙うのではなく、厄介な頭脳を封じるあたりなかなかである。
ケヴィンは照明が当たると別人格に切り替わってしまう。
ビーストとか危ない人格が来たらすぐに切り替えてしまえというやつである。
いわば人格ガチャですな。
この辺の設定とかギリギリで現実と虚構の境界線を綱渡りしている感じが結構好き。
そしてそんな彼らの治療を試みる精神科医のステイプル。
極悪犯罪者の2人とダンを集めてその超人性を捨てさせようと試みる彼女の目的はなんなのか？
彼らは無事真人間になれるのか？
その行く先はみなさんの目でお確かめいただきたい！
まぁ真人間になっても罪がなくなるわけじゃないけどね。
それにダンは完全に巻き添えだし…
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