【動く恐竜と魅力の企画展】「ミュージアムパーク茨城県自然博物館」の実体験レビュー

こどもと一緒!お出かけスポット

みなさん、地球の生き物についてお子さんに教えてあげたいと思いませんか?

ミュージアムパーク茨城県自然博物館は、生き物の剥製や骨格展示に強みを持つ博物館です。
恐竜の骨格だけでなく、そこから再現された生きた姿も見ることもでき、生き物の進化の過程を体感することが出来ます。
剥製や化石の展示が中心になりますが、躍動感ある展示がされており、小さなお子さんでも楽しめるようになっているのが特徴です。

そんなミュージアムパーク茨城県自然博物館にこどもと行ってきましたので、その実体験レビューをお伝えします。

みなさんのお出かけの参考にしてください!

「ミュージアムパーク茨城県自然博物館」の実体験レビュー

事前予約

お盆、年末年始、GWなどはネットでの事前予約が必須です。
通常の土日祝は予約不要になりました。

1時間単位での予約になりますので、結構シビアです。
事前予約はHPから可能で、特に予約にお金はかかりません。
キャンセル料もかからないので、行きそうならとりあえず予約した方が良いでしょう。
>>事前予約ページへ

この事前予約がGOODで、どこも混雑するGWですら入場を制限するので混み合うことがありません。
どこも混雑する時期にオススメの場所と言えるでしょう。

常設展示

宇宙の始まりから生物の誕生、そしてその進化までダイナミックな時の移り変わりを体感できる施設になっています。

建物は曲線美を生かした立体的な作りになっており、先鋭的な美術館のようでもあります。

進化する宇宙

宇宙の始まりと地球の誕生の展示です。
惑星の模型や衛星軌道の動きを体感できる展示などもあります。

はやぶさの展示もあります。

地球の生い立ち

恐竜の化石や模型、鉱物の展示です。
地球に海と大地ができて、生物が生まれ進化していく。
そんな地球と生物の歴史を見ることができます。

途中にあるタイムトンネルをくぐるとそこは恐竜の世界。
ティラノサウルスの実物大の動く模型は必見です。
恐竜やマンモスの化石もあり、子供がとても喜ぶところです。

自然の仕組み

現代地球の生物を扱った展示です。

剥製の展示は動物も魚も自然に中の姿を再現した躍動感あるものになっているため、どんな生き物なのかイメージしやすくなっています。
生きた魚を展示した水槽もあり、ちょっとした水族館のようになっているところもあり、小さなお子さんでも退屈しない工夫がされています。

森を再現したコーナーには動物の剥製があり、屋内で動物観察がじっくりできます。
土の中を再現したコーナでは、アリやムカデが大きく作られており、自身がミクロになった体験ができます。

生命の仕組み

生き物の動きや細胞・遺伝子の構造に注目した展示です。
細胞の中に入れる体験やタンパク合成の仕組みを視覚で体感できる施設がユニークです。

生き物の多様性を教えてくれる展示もあり、生き物ごとの視覚の違いを専用のスコープを通して体験できます。
生き物の狩りにフォーカスした標本展示では、さまざまな狩りの動きを見ることが出来ます。

人間と環境

絶滅種や絶滅危惧種に関する展示になります。
自然環境の保護について考えさせられる内容です。
精巧な象牙細工は美しいですが、複雑な思いをさせられます。

茨城の自然

筑波山や茨城県で見れる動物、魚類、鉱物に関する展示です。

図書館もあり、調べ物もできます。
お子さんの自由研究に使えそうです。

企画展示

期間限定の企画展をやっています。
着眼点がユニークでちょっと変わった感じの企画も多いですが、入ってみるととても面白いです。

羊歯(シダ)(24.10.6まで)

地衣類に続いて地味なシダ植物にフォーカスした展示です。
さまざまな種類のシダやシダと人との関わりについて扱っており、実は奥深いシダの世界を知ることができます。

恐竜VS哺乳類(24.6.9終了)

化石から哺乳類と恐竜それぞれの進化の歴史を追った展示になります。
肉食恐竜の化石などがありますので、小さなお子さんが喜びそうです。
個人的には展示のテーマがちょっとありきたりで、いつもの尖った企画展の方がユニークで面白いかなと感じました。

地衣類(24.1.21終了)

コケに着目した展示です。
入ってすぐのコケアートにまずは驚かされます。
よくみると楽しく美しいコケの世界、期待以上に面白かったです。

うんちなしでは生きられない(23.9.18終了)

生物の糞便に特化した展示です。
糞便の役割や、生物間の糞便の比較ができるユニークな企画となっています。

ときめく石(23.1.29終了)

宝石を集めた期間限定の展示を行っています。
まず入ると巨大なアメジストが展示してあり度肝を抜かれます。

屋外展示

屋外は広大な広場や森になっており、博物館内で見た生き物の実際の姿を探すことができます。
屋内ベンチの他、自然発見工房では室内の休憩所になっており、屋内でお弁当を食べることもできます。

屋外は広場と池の公園になっています。
古代の広場は石が積まれたアスレチックのようになっており、子供たちが走り回っていました。

トランポリンもあり、小さなお子さんがたくさんいました。
以前はコロナで使用を中止していましたが、現在再開しています。

ランチ

レストラン・ル・サンク

12月15日リニューアルオープンしました。
パーク内のレストランにも関わらずおしゃれで意外にリーズナブルですので、こちらでお食事もおすすめ出来ます。

セミナールーム

一階別棟のセミナールームでが持ち込み弁当を自由に食べることが出来ます。
席数もそれなりにある上、事前予約で客数自体を絞っているので混み合ってはいませんでした。
森を眺めながら室内でランチできますので、暑さ寒さの厳しい時期は助かりますね。

ギフトショップ

お菓子等食品の販売はありません。
鉱物や化石のお土産が珍しいのでオススメですが、お値段もそれなりにします。
写真左上のアメジストは38万円以上します。

まとめ

行く前は生きた動物もいないし1時間くらいで終わっちゃうかなと思っていましたが、終わってみれば3時間以上どっぷり楽しめました!
確かに標本中心の展示なのですが、見せ方が上手く進化の過程を視覚的に捉えられるようになっています。
標本も生物の生き生きとした様子を再現して展示されているため、動物園より面白いとすら思いました。
持ち込み弁当フリーなのも何気に好印象です。

入場料の安さから言えばコスパ最高で、屋内展示をじっくり楽しんで屋外展示で子供と遊べば丸一日遊ぶのも余裕です。
唯一の欠点はアクセスの悪さで、自家用車なしでは厳しいです。

アクセス

公共交通機関

電車の駅から遠くアクセスは良いとは言えません。

・つくばエクスプレス
守谷駅西口1番ホームから関東鉄道バス「岩井バスターミナル行き」乗車約30分(バスは1日に3~4本程度)
「自然博物館入口」下車、徒歩約10分

・東武アーバンパークライン
愛宕駅から茨城急行バス「岩井車庫行き」乗車約15分(バスは1時間に1本程度)
「自然博物館入口」下車、徒歩約15分

自家用車

自動車では高速のインターから近くアクセス良好です。
常磐自動車道谷和原インターから約15分。
圏央道坂東インターから約20分。
駐車場無料ですので、自動車がオススメです。

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