【群馬】「るうふ 赤城宿 清芳山荘 本館」の実体験レビュー!【古き良き日本の夏】

楽しいおやどコレクション!

みなさん、古民家で古き良き日本の夏を体験しませんか?
るうふは古民家を最新設備で再生した一棟貸しのホテルです。
これまで山梨と千葉を中心に展開してきましたが、2024年群馬県にもオープンしました。

赤城宿清芳山荘は、赤城山の麓に位置し、少し標高があるため真夏でも街中よりちょっと涼しいです。
朝夕は心地良い山風が通るため、エアコンいらずで過ごせるくらいです。

今回はそんな清芳山荘に家族で泊まってきましたので、その実体験レビューをお伝えします。
みなさんのお出かけの参考にしてください。

「るうふ 赤城宿 清芳山荘 本館」の実体験レビュー!

赤城宿 清芳山荘とは?

清芳山荘は昭和35年建築の築約100年の古民家です。
元々は東京麻布にあり、日銀副総裁の別邸として建てられました。
その後杉並に移築され、慶應の寮としても使われていたことがあるそうです。

赤城に移築されたのは昭和60年のことで、前橋豪商の別邸として使用されていました。
2024年にるうふが改装し、1棟貸しのホテルとして利用されています。

エントランス

赤城宿の門をくぐると広大な庭園に出ます。
緑が豊かで、秋は紅葉が美しそうです。
駐車場は庭園内にあり、5台程度停められそうです。

敷地内には今回泊まった本館のほか、奥庫・質庫の三つの建屋があります。
本館が元別邸の建物で、奥庫・質庫は敷地内の蔵を改装した部屋に泊まる形になります。

予約時には本館、奥庫、質庫を間違えないように注意してください!
この記事は本館のレビューになります。

玄関・廊下

地味ながら趣のある玄関をくぐると、広めの土間と畳の小上がりがあります。
廊下までずっと畳で、廊下になっている縁側にはソファやロッキングチェアがあります。

ソファやロッキングチェアからは美しい庭園を見渡すことができます。
虫や鳥の声に耳を澄ましながら、美味しいコーヒーを飲んで寛ぐ。
ここには多忙すぎる現代人が失ってしまった、ゆとりある時間が流れています。

和室

和室はリビング・ダイニングが一体になっています。
ダイニングにはIHクッカー付きのテーブル、リビングには美しい座卓があります。

まずは広々とした畳のお部屋で、旅の疲れを癒しましょう。
畳のお部屋を楽しめるのは、日本人の特権ですね。
椅子が欲しい方にはダイニングテーブルを使えるので、助かります。
襖を開けて和室と廊下と一体にするととても広く開放的になります。

古民家ながら最新の設備を備えており、部屋に入るとBluetoothスピーカーが落ち着く音楽を流してくれています。
スピーカーはるうふのiPadにつながっており、iPadでは設備のマニュアルを見れるほか、Spotifyで好きな音楽を聴き放題です。
また、スタッフの方とはiPadからチャットで連絡を取ることができます。

また、Youtubeやプライムビデオが楽しめるプロジェクターとスクリーンもあります。
テレビはありませんが、ここまできてテレビを見る必要もないと思います。

そのほか、群馬のことを絵札にした上毛かるたやけん玉、ヨーヨーなど昔遊びもできます。
小さな子供にはかえって新鮮だったようで、ずっと上毛かるたで遊んでいました。

少し困ったのは、真夏だったので部屋が暑かったことです。
古民家を再生しているためかエアコンの効きはあまり良くありません。
扇風機と冷風機がありますのでフル活用しましょう。
冷風機は初期状態では水が入っていませんので、必ず注水して使用してください。
これが暑さ対策のメインウェポンになります。

朝夕なら、廊下の窓を網戸にしておくと真夏でも赤城山の良い風が入ります。
締め切ってエアコンよりも冷える時がありますので、時間によっては窓を開けましょう。

寝室

寝室は静謐な洋室になっています。
シャンデリアと柿渋染めの壁紙、グレーのカーペットが、とても上質な空間に仕上がっています。
ベッドはキングサイズが二つ、広いだけでなく布団も良いものを使用しており、柔らかさに包まれるようでぐっすり眠れました。

ベッドサイドにはスマホを充電できるジャックがちゃんとあります。
レトロな世界観を崩さないデザインはさすがです。

暖炉にはガスストーブが設置されており、冬場は雰囲気が出そうです。
寝室の一角にはレコードがあります。
LPも何枚かありますが、お気に入りがあれば持ってくると良いと思います。
再生した曲は和室のスピーカーから流れます。

バスルーム

バスルームはとても広くとってあり、入った瞬間芳しいヒノキの香りが迎えてくれます。
それもそのはず、浴槽は普通の2倍はあろうかという檜風呂です。

バスルームにはサウナもあります。
サウナはしっかりとしたドライサウナで、バレルサウナとは異なり110度までしっかり温まりますし、ロウリュもできます。
中は2人までと狭めですが、短時間でしっかり温めれます。
お風呂場のバルコニーには水風呂とリクライニングチェアがあるので、しっかり整う事ができます。
プライベートサウナの域を完全に超えた質の高さを独占できるのは、サウナ好きにはたまりませんね。

洗面台は広めで使いやすく、アメニティも質の高いものを用意してくれています。
サウナハットやサウナ用のマットもあります。
館内着はツーピースタイプなので使いやすく、足袋も用意してくれています。

トイレ

トイレの個室が2つで、どちらもウォシュレットです。
古民家ですが、しっかりリノベーションされているので、とても清潔で使いやすいです。
お風呂場の洗面台とは別に手洗いがあるので、大人数でも大丈夫です。

キッチン

キッチンはこじんまりとしていますが、必要な道具は一通りありますので自炊も十分可能です。
大型冷蔵庫には食材がたっぷり入りますし、電子レンジもあります。
ちなみにコンロは2つでガス火です。油と塩・胡椒もありました。

調理器具には炊飯器、フライパン2つ、ふた、ボウル、フライ返し、お玉、包丁2本、まな板があります。
電気ポットやカトラリー類、お皿なんかもたくさんあるので、料理には困りません。

難点としては近くにお店がないことです。
車は必須で、最寄りのコンビニは約3キロ、生鮮も買えるドラッグストアまで約5キロです。
道の駅もありますが、近くはないので、自炊するなら予め多めに食材を買っておくことをお勧めします。

るうふ定番のコーヒー豆とミルのセットもありますので、挽きたての豆で美味しいコーヒーを楽しめます。

裏庭

裏庭には焚き火セットと、薪、着火剤、チャッカマンも用意してくれています。
夏の夜、虫の声に囲まれて、火を眺めて過ごすゆったりとしたひとときは、なんとも贅沢な時間です。

庭では花火OKですので、花火を楽しみたい方は、事前にコンビニ等で買ってきましょう。
ちなみにドンキホーテなら冬でも花火を売っている場合があります。

食事

夕食

夕食はすき焼きかしゃぶしゃぶから選ぶ事ができます。
今回は上州和牛のすき焼きにしました。

みてください!和牛のサシの美しさを!まるでピンクの宝石のようです。
お野菜も締めのうどんもとても美味しく、大満足でした。

先付けの四品盛り合わせもどれもとても美味ですので、夕食は付けるのをお勧めします。
ちなみにデザートはアイスを用意してくれます。

子供にはハンバーグです。大人用に劣らず、とても美味しそうでした!

朝食

朝食は鮭と野菜のせいろ蒸しです。
せいろ蒸しのセットを夜の間に用意してくれるので、朝自分で日にかけます。
優しく蒸された野菜のポン酢がよく合います。
鮭も無駄な脂が落とされ、爽やかな朝にピッタリです。

スタッフの方の温かなおもてなし

るうふはスタッフの方がとても素晴らしいです。
一棟につき1人ついてくださり、夕食時には楽しい会話を楽しむことができます。

うちの子もよく懐いており、いつも遊んでもらえるので、もはや親戚のおじさんのようです。
スタッフの方との交流も魅力のひとつですが、そういうのが苦手な方は夕食をつけずに自炊をすると良いと思います。

レビュー

るうふ赤城宿清芳山荘は、大自然に囲まれた趣ある家で、家族全員がゆったりできる最高の一棟貸し古民家でした。
都心の暮らしで忘れてしまった、落ち着きあるひとときがここには流れており、心からリラックスできる、そんな魅力がここにはあります。
子供には昔の作りが珍しいみたいで、とても楽しそうにしていました。

お風呂を中心に、設備は最新のものにリノベーションされていますので、古民家ですが不便することは全くありません。

何よりスタッフの方の温かなおもてなしには心が癒されます。
スタッフの方に会うためにリピートしたくなってしまいました。

山中にあるため、街中より少し涼しいので、夏場避暑に訪れるのがおすすめです。
赤城山の大沼までは車で20分ほど。
そこまで行くと街よりもずっと涼しく、湿度も低いのでとても過ごしやすいです。

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アクセス

公共交通機関

上越新幹線「高崎駅」➡︎JR両毛線「前橋駅」下車。
タクシー約13km30分。

自動車

駐車場無料。
関越自動車道「赤城IC」から約30分。
もしくは北関東自動車道「伊勢崎IC」から約30分。

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