何者でもないカードそれは「ワイルドカード」

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WILD CARD/ワイルドカード(字幕版)
ジェイソン・ステイサム
2015-05-20


 ラスベガスの用心棒ニック、彼はかつてエリート兵だったが
いまではアル中のギャンブル中毒とすっかり落ちぶれていた。
ある時、かつての恋人が暴行を受け、大怪我をする。
その元恋人の頼みを断りきれず、引き受けるニック。
一方で頼りない若者サイラスからも用心棒の依頼を受けるニック。
彼との交流を経てニックの人生が変わろうとしていた。

この映画ストーリーが少しわかりにくい。
序盤は元恋人の復讐を果たす話、 これが片付いたらハッピーエンドかと思いきや、
元恋人はどっか行っちゃうし、ニックはギャングに追われる身になるしスッキリしない。
中盤からはどうにもならないニックのギャンブル中毒とサイラスとの触れ合いによる
ニックの心境の変化を、ギャンブルから離れて生きるイメージをニックが持てるのか?
というテーマを軸に描かれている。

要するに元恋人はステイサム無双をやるための動機付けで、
サイラスとはギャンブル中毒者のどうしようもない性とそこからの脱却を描いている 。
よく言えば一粒で二度美味しいおトクな映画なのだが、主題がブレた感は否めない。
まあそれが故に中盤のこの映画はどこに向かっているのだろうと、
へんなワクワク感をそそられるんだけどね、先が読めないのだ。
サイラスとの交流だけをもっと丹念に描いたら心温まる名作になったかもしれない。
でもステイサムファンはそんなの望んでなさそうだし、悩んだのかもな〜監督。
それでも、今作でもステイサムのスタイリッシュなアクションは健在だし、
つくりもスロー演出とかで見応えがあるのは間違いない。
純粋なアクション映画としてももちろん楽しめるぞ。

ところでこの映画、なぜワイルドカードと銘打ったのだろうか?
トランプでの最強カードとしてのワイルドカードすなわちジョーカー
をニックになぞらえてジャケットにあるように最強の切り札としたかったのだろうか?
それよりも何にでもなれるカードとしてのワイルドカードを
人生の可能性になぞらえて、ニックの変化を指していると考えたらどうだろうか?

こんなダブルミーニングでトリッキーな作品だが、いろんな楽しみ方ができる作品だ。
みなさんにもぜひ見てみてほしい。 

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