今日のamazonビデオはコレ!
天才的な武器商人が一代で莫大な富を築き、成功し続ける話。
ニコラスケイジの普段はちょっととぼけた感じがするけど
マジな時はすごみがあるキャラクターはアクションよりも、
実はこういうサラリーマン的な役のほうがしっくりくるんじゃないだろうか。
どうだろう、自分の取引先の営業担当がニコラスケイジだったら…
やっぱりいい気分で高い取引をしてしまうんじゃないだろうか。
この映画はそんなニコラスケイジの才能を垣間見れる作品だ。
そのニコラスケイジ扮するユーリーはちょっとひょうきんな武器商人。
弟はヤク中でしょうがないやつだが、二人で頑張るぞ。
残虐非道な顧客への営業だってやっちゃうぞ、そこはブルーオーシャン、大儲けだ。
でも仕事は楽じゃあない、ストーカじみた捜査官がどこまでも追ってくる。
まるで銭形のとっつあんだ。
ヤバイ証拠はマジックで抹消だ!跡形もないぜ。おかねのちからってスゲー。
美人の女優と結婚し、子供も生まれ、幸福の絶頂!
天才的なセンスで成功し続ける最高にクールな男の話だ。
だがみな考えてほしい、ユーリーは武器を売っていて、
武器を売っている相手はどんな人物で、武器をどう使うのかを。
そこに至ったとき、見方が変わる。
ユーリーは、妻は、弟は、そしてあなたは、何を感じどうするのか。
幸福とは成功とは何だろうか?
この映画の日本版で作ってみたらどうなるだろう。
今の日本の政治家、経営者は金儲けのためならなんでもアリだから
案外皆が彼の人生を大成功と褒めたたえて両親もウハウハ奥さんもニコニコ
果ては政界デビューまでしちゃうかもね。
こういう問題提起的な映画がきちんと作られるっていうのは
いいお国柄だなぁとつくづく思う。
最後はいろいろ考えさせられるエンドを迎えるからそこは自身の目で確かめてほしい。
シエラレオネという国が出てくるが、ディカプリオ主演の映画
ブラッドダイアモンドでも題材に上がった国、
この映画も見ておくと相互の映画の理解がより一層深まる。
どうでもいいけどロードオブウォーってすごく厨二っぽい字面だね!