天国と地獄は同じところに「EXO」

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EXO-エクソ-
ライナー・ヴェルナー

地球外生命体に占拠された地球、人類の多くは地下に避難し、地上に取り残された人々ははぐれ者として救助の対象になっていた。
人類が地上に出るには兵士として100日の任務をすることしかなく、今日もSUM1二等兵が地上の監視塔ケルベロスで任務に就いた。
彼の任務は監視塔周りのバリアーに異常がないことと侵入者がないことを確かめること。
緊急連絡では他のエリアがEXOに襲われ、避難を拒否したはぐれ者が死亡したと伝わってきた。
そんな時、監視カメラに異常を確認しに外に出たSUM1は、森の木に鳥が磔にされているのを見つける。
そこにはIDタグが付いていおり、IDは前任者のものであることが上層部より知らされる。
前任者のロッカーを漁ったSUM1はそこで奇妙なスケッチを見つけ、ケルベロスの近くにもう一つの監視塔魔剣グラムがあることを知る。
魔剣グラムに向かうSUM1だったが、バリアーに阻まれてしまう。
その晩停電したケルベロスで背後に何かが蠢くのを感じたSUM1は、EXOが侵入した恐れがあると上層部に報告するも相手にされない。
数日後、SUM1は前任者のロッカーで通信機がなっているのに気がつくが、通信相手は前任者がいないことに気がつくと通信を切ってしまう。
上層部に不信を覚えるSUM1、そしてある時洞窟の中ではぐれ者と遭遇するのだった。
はぐれ者の避難を誘導するSUM1だったが、はぐれ者はSUM1を見ると彼を恐れてバリアーの外へ逃げ出すのだった…
(あらすじここまで)
崩壊した近未来、 ディストピア真っ盛りの世界は何にもない。
無機質な監視塔ではアレクサが搭載されているのか電子音声でテンプレみたいな指示がくる。
兵士には名前すらなくコードネームが与えられるだけ。
同僚もいない、何にもない環境に一人で100日置かれるとどうなるのか?
そんな孤独の果てをのぞかせてくれる作品。
とは言ってもこの環境考えようによっては天国だよな。
仕事は超ラク、監視カメラ見て毎日異常ありませんと報告するだけ。
食事無料、茶色いペーストのディストピア飯だが、味にこだわらない人なら食事で悩む手間が省けたと喜ぶはずだ。
同僚がいないから人間関係に悩むこともない。
残業なし、定時に強制的に起こされて、定時きっちりで上がることができる。
強制シャットダウンによるノー残業、完璧な労務管理だ。
うむ、日本人向けだな!
監視塔の端末でユーチューブでも見れたらよかったのだが、自分の録画しか見れないのが残念だな。
余程のナルシストなら最高なんだろうが。
さて、四白眼が怖いSUM1二等兵は日本人ではなかったようだ。
監視塔の外の世界を想像するのだが、次第に精神をやられてくる。
そしてその末に…という映画。
数人の盲人が一頭の象を触って像とは何か?と問われ、てんでバラバラ的外れな回答をした話があるけど
人間自分がアクセスできる断片的な情報で世界の全てを判断しようとする癖がある。
この映画、まさにそんな話。
この映画をご覧になった皆さんがこの世界をどう判断するか?実に楽しみだ。
SUM1の主観的にはディストピアな世界も日本人にはエデンなんだ!
日本の労働環境ナメんなよ!
結末のどんでん返しはなかなか良くできている。
低予算ながら工夫で頑張った一本と言えるだろう。

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