【獣医師が教える】これから獣医師を目指す人のための仕事選び、ライフプラン!

うちのかわいいペットをいつも診療してくれる先生みたいなステキな獣医師になりたい。
国家資格を取っていい職に就きたい…

そう考えている中高生の方、あるいは獣医学生の方いませんか?
残念ながらイメージだけで漫然と獣医になってもみなさんの希望は叶いません。

この記事では、獣医師を目指す前に知っておくべき現実と、獣医師を目指す以上何をしておくべきなのかをお話ししたいと思います。

獣医師免許を取ってから、こんなはずじゃなかった!と思いたくない人は是非ご覧ください。

獣医師最強の仕事選び、ライフプラン!

動物病院勤務医挫折➡︎公務員の定番ロード

新卒で動物病院に勤めた同級生の9割は3年程度で公務員に転職しました。
最大の理由は将来に希望が持てないことです。

人間と違い、国民健康保険のない獣医師は、医師のように高い給料がもらえません。
そのため勤務医の給料は低く、年収300万程度でほとんど伸びません。

個人開業の動物病院は一般企業とは違います。
個人経営という点では、近所のレストランや八百屋に近いです。
そう考えれば、雇われで年収を伸ばすのがいかに難しいのは納得できますよね。

さらに休みは少なく、週休1.5日程度が普通。
その休日も入院ペットがいれば勤務になることも。

動物病院に就職した時は、かわいいペットのために頑張るぞ!
と意気込んでいた若者も、何年かやればサラリーマンになった友人がどんな待遇で働いているか見えてくるはず。

そうなった時に思うのです、このままではヤバい…。

そして何となく安定してそうな地方公務員に転職…というのが獣医師失敗王道パターンです。
こういう獣医師を私は何人も見てきました。

公務員になるんだったら、わざわざ獣医師免許なんて取らず、初めから公務員試験の勉強して入ればよかったですよね。
そっちの方が絶対楽だし高コスパです。
一体何のために獣医師免許を取ったのでしょうか?

基本的に割りに合わない仕事しかない

獣医師免許は取得の難易度が高いわりに、良い労働条件に恵まれない仕事です。

国公立大学の獣医学部を目指すと、偏差値の高いところで北海道大学、東大と同レベルです。
私立大学は国公立に比べるとはるかに入りやすいですが、学費が高いのがネックです。
獣医学科は6年制で、私学の学費は卒業まで1200万程度かかります。
学費だけでこれですから、一人暮らしの費用や交通費を考えると富裕層でもないと厳しいです。

薄給激務の動物病院で悩んだ末に地方公務員になるのなら、これだけの莫大なコストを投じた価値はあったのでしょうか?
価値観は人によってさまざまです。しかし少なくとも私には割りの良い投資とは思えません。

何となく就職してもコストに見合った待遇にたどり着けないのは知っていた方が良いでしょう。

獣医師の仕事の全体像についてはコチラ!

逆転の発想

獣医師は大学生徒数から言って年間1000人程度しか生まれないレア免許です。
法律上、獣医師免許がないとできない仕事もあり、地方公務員になりやすいのが特徴です。

そこで逆転の発想です。
最悪でも地方公務員になれる。そのための獣医師免許と考えましょう。

都心部は年齢制限が厳しですが、地方では59歳まで募集している自治体もあります。
都心部でも非常勤なら公務員獣医の募集は常にあり、(待遇はともかく)とりあえず食べるには困らない免許と言われています。

一番オススメしないなのは、新卒で地方公務員になってしまうこと。
地方公務員は安定ですが、人間関係とかで悩んだとき、スキルが身につかないので民間への転職はほぼ不可能です。
このため役所内で詰んでしまうとゲームオーバーが見えてきます。
一時の安定を求めると、長期的には一番不安定になってしまうパラドックスが起こるのです。

まずは別の業種にチャレンジしてから、ダメだったら最悪地方公務員を目指しましょう。

獣医師最強のライフプラン

ここからは地方公務員をセーフティネットにした獣医師最強のライフプランをご提案します。
今回は自由と安定2つのチャレンジ方法をご用意しました。

どちらも若い時しかチャレンジできないので、自分にマッチする方法でチャレンジするとよいでしょう!

1.経済的自由を目指すチャレンジ

スキルを生かして開業、経営者を目指せるのは獣医師の強みです。
そのために動物病院で実務経験を積むことは必須ですが、勤務医時代は独立のための勉強場所と割り切りましょう。

勤務医や学生時代から「3年勤務医で修行したら開業」とかゴールを決めておきましょう。
「一人で診療できるようになったら開業」と具体的な力量が明確だとなお良いです。

開業のために学生のうちから資金の集め方、動物病院経営、税金について勉強するのが重要です。
さらに独立を目指す仲間のいるコミュニティに入る、後継者のいない動物病院を探して就職するなど、勤める前にできることは山ほどあります。
できることはやり尽くしてから、動物病院に勤めましょう。

さらにネットの発達した現代では、固定費の高い動物病院を構えなくても開業できてしまいます。
ネットやSNSを活用して往診専門の動物病院を開く、クラウドソーシングやブログ集客でリモート診察やペット相談を行うなどできることはいくらでも。
競争相手が少ないので、単価も上げやすく、好条件で働ける環境を自分で作ることができます。
いい時代になったものですね。

基礎的なITスキルやネットでの稼ぎ方は、学生時代から試しておくと、どこに行っても役立ちます。
これは獣医師に限ったことではありませんね。

2.安定の雇われで高待遇を目指すチャレンジ

安定の固定月給が欲しいなら、新卒で国家公務員になることです。
東大京大の学閥が支配する霞ヶ関に、無名の私学で入り込めるのはあまりに巨大なメリットです。
獣医師免許の偉大さとっても過言ではありません。

仕事は全国転勤で大変ですが、その社会的地位と給料はそれを補ってあまりあるでしょう。
仮に国家公務員試験に失敗しても、地方公務員への再チャレンジは楽ですし、民間企業で人並みの待遇は十分受けることができます。

新卒切符がほぼ必須なので、若いうちに試してみる価値は十分にあるでしょう。

いかがでしたか?

獣医師を目指すのに前に大切なのは、獣医師の仕事の現実を知っておくこと。
そして獣医師を目指すから獣医師免許を使ってどう稼ぐかを早いうちから考えておくことです。

学生時代からできることなんていくらでもあります。
それをせずに獣医師免許が役に立たないというのはただの怠惰です。

何となく憧れで目指すと現実とのギャップにうちのめされる職業ナンバーワンですので、事前の下調べは入念に行ってください。

獣医師のなり方はこちらの記事をどうぞ!

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