【獣医師が解説】自粛は不要!継続できる対策だけして日常生活に戻りませんか?【3度目の緊急事態宣言に思うこと】

みなさん、緊急事態宣言の2週間延期に続く3回目の緊急事態宣言、いかがお思いですか?

内心「またか…」「いつまで…」とうんざりしているのではありませんか?
世間での動きを見ていても、早く子供を遊びに連れて行ってやりたい…いつまで子供の行事を禁止させるの?という切ない想いが伝わって来ています。

今日は獣医師免許持ちの私が調べた新型コロナウイルスの特徴と、データから考えたコロナ対策の限界をお伝えします。

これをみてどう考えるかはみなさんの自由です。

継続できる対策だけして、もう日常生活に戻りませんか?

理由➡︎新型コロナウイルスを完全にこの世から無くすのは無理

新型コロナウイルスは、無症状患者大半で、さらにウイルスが変異もします。
なので無症状のまま、感染に気づかず広め続けてしまう。
ワクチン開発しても変異してウイルスは免疫機構から逃れるから、いたちごっこにしかならない。
そもそも無症状で終わるウイルスなら、撲滅する必要なんてないのでは?

というのをデータから解説していこうと思います。

無症状患者が大半

まず新型コロナウイルスに感染した場合の症状を見てみよう。

ダイヤモンドプリンセス号に乗っていた新型コロナウイルス陽性者は96人いた。
11人は症状が出たため入院したが、85名は無症状だった。
つまり大半の場合新型コロナウイルスに感染していても症状が出ず、知らない間にウイルスをばら撒き続けることになる。

・藤田医科大学岡崎医療センターで行われた研究内容
https://jeaweb.jp/files/about_epi_research/9_article_intro.pdf

さらに新型コロナウイルスによる死亡者率は80歳から急増している。
高齢者が高リスクであることは事実だろうが、日本の平均寿命はだいたい84歳。
寿命で亡くなった人がたまたまコロナに感染していた可能性もありそうな数字だ。

もし毒性が極めて強く、感染したらすぐに死亡してしまうウイルスであれば、逆にここまで感染は拡大しないだろう。
毒性の弱さゆえに感染がいつまでも治らないのは一つのポイントだろう。

新型コロナウイルスの特徴

もともとコロナウイルスというウイルスは広くありふれたウイルスで、かぜの原因にもなっていた。
動物の感染症としてもメジャーなウイルスで、豚などではPEDという重篤な下痢を起こすほかは、ほとんどが軽度な呼吸器症状を示すだけである。

ウイルスが増える過程で遺伝子が変わるインフルエンザウイルスと違い、コロナウイルスはあまり変異しないと考えられていたが、そうでもないことが明らかになってしまった。

日本ウイルス学会の研究では、新型コロナウイルスでは遺伝子変異がすでに起こっており、宿主の免疫から逃れるように変異しているという。

つまり一度かかったらもうならないという訳ではなく、常にできる新型ウイルスに感染する可能性がある。
ワクチンができても、それに勝る変異が起こってワクチンが効かななくなる可能性すらあるのだ。

・日本ウイルス学会の研究
http://jsv.umin.jp/news/news20210225.html

感染してもわからずにウイルスをばら撒き続けること、ワクチンができてもそれに対応する変異株ができ続けることから、何日緊急事態宣言やっても新型コロナウイルスは完全にゼロにはならないであろうことが推察できるだろう。

新型コロナウイルスだけゼロにする必要って本当にあるんですか?

ノロウイルスの場合

感染性胃腸炎とは、下痢や嘔吐をするいわゆるお腹の風邪で、秋から冬にかけて感染する。
この原因ウイルスの代表選手がノロウイルス。

ノロウイルスは大規模な食中毒の原因となることもあるから、みなさんもお耳にしたことがあるのではないだろうか?
ノロウイルスによる食中毒は、過去10年感染者トップを走り続けている。
ノロウイルスを含めた感染胃腸炎の感染者数は2018年1年間で85万138件、死亡者数は2363人だった。

恐ろしいのは死亡者が毎年このくらい出ていることだ。
新型コロナウイルスの累計感染者数約43万人、死亡者数約8000人という数字と比較しても、到底軽視できるウイルスではないと思われる。

・厚生労働省の統計
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html

さらにノロウイルスの厄介なところは、新型コロナウイルスと違い、エンベロープという膜を持っていないこと。
新型コロナウイルスはエンベロープを持つので、エンベロープを攻撃するアルコール消毒が有効だが、ノロウイルスにはエンベロープがないのでアルコールが効かないのだ。
対策の難しさから言ってもノロウイルスの方がやばいとすら思えてくる。

なぜ新型コロナウイルスだけゼロリスクを求めるのか?

インフルエンザウイルスやノロウイルス然り、これまでも死亡者が出るようなウイルスに人類は出会ってきた。
しかしその度にうまく折り合いをつけて、日常生活を送ってきたのだ。
それがなぜ新型コロナウイルスに対してだけはゼロリスクを求めるのかがどうにも解せない。

新型コロナウイルスは完全にこの世から無くなるようなウイルスとは思えない。
ならば、緊急事態宣言やまん延防止をどれだけしても意味がない。
ゼロにならない以上、解除で人の往来が盛んになればまた感染者は増えてくるからだ。

自粛は不要!継続できる対策だけして日常生活に戻りませんか?

今回の緊急事態宣言は5月11日まで。
IOCのバッハ会長が5月中旬に来訪するのに合わせたのは明らかだ。

それまでに感染者数を抑えてイメージをよくしたいのだろうが、ここまで国民を痛めつけてまでしてオリンピックを行なったとして、みなさん楽しめますか?
自粛で中止になった、お子さん遠足や運動会といったイベントの方が私たちにはよっぽど大事ではないでしょうか?

もちろん今回調べたところは日本国内に限ったことで、諸外国では事情が違うことも心得ている。
であれば、国外からの来訪者の一時隔離は例外なく重要だし、それはIOCのバッハ会長も例外ではないはず。

自粛要請のような強い対策は一時的には効果がありますが、やめた瞬間元に戻るのは皆さんも経験済みのはず。
つまり自粛など継続できない対策は無意味なのです。

必要なのはマスクや消毒など継続できる対策だけ。
それだけ続けてもう日常に戻る時なのではないのかと思う今日この頃。

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