正義の価値、そしてその代償は?

2014年のアイスランド映画
出演者はダリ・インゴルフソン、オーグスタ・エヴァ・アーレンドスドーティル
マフィアと警官の癒着を描いたアクション映画
こんな人にオススメ!
・暗い話が好き
・警察って○○だよね
・汚職警官って許せない!
プライムビデオ「ディール・ブレイク」が5分でわかる!
あらすじ
伝説的な警察官を父に持つハンネスは特、殊部隊の試験に落ち、父のツテで警察の内務調査室に入る。
ハンネスは逮捕された麻薬の売人グンナーより、警察の麻薬課トップマルゲールがギャングのセルゲイと繋がっていると教えられる。
ハンネスは特殊部隊のヴァル、内勤に左遷された女性刑事アンドレアとともにマルゲールの捜査をする。
ハンネスはマルゲールの車に発信機を仕掛けていたが、偶然からマルゲールに見つかってしまう。
マルゲールはハンネスを疑い、彼を食事に誘い反応を試しハンネスが自身を探っていると確信する。
マルゲールは部下にハンネスの妻子が乗った車を襲撃させる。
ハンネスの娘は幸い無事だったが、妻は重体だった。
このことをグンナーに相談するハンネス。
そしてハンネスはグンナーと取引し、グンナーが襲撃の実行犯を問い詰める代わりにハンネスは証拠品の麻薬を持ち出すことになる…
レビュー
アイスランド発のポリス映画。
ポリス映画といえばスカッと爽快、悪い奴は皆殺し!
みたいなハリウッドテイストが思い浮かぶかもしれない。
しかし本作は極寒の国アイスランド発、その作風は暗く重い。
まず、話が警官の汚職である。
主人公は内部の不正を暴く内務調査室として、同僚の警官を調査するのだ。
この時点でだいぶ暗い。
しかも特殊部隊に落第しての配属である。救いはないのか…
しかも内務調査室の面接担当が実はギャングとつながっており、それを調査するのが初ミッションという無茶振りっぷりである。
伝説の警官の息子だからって期待されすぎだろ…
最初にエンカウトした敵がラスボスでしたみたいな感じだぞ!
そんなんだから捜査は難航、あたり前だがラスボスは強い。
ハンネスも仕掛けを見破られたり、迂闊すぎて尻尾を出したりとわりとダメダメである。
初ミッションだから仕方ないが。
そしてハンネスの周りで不幸が次々に…
ハンネスも手柄が欲しかったのかもしれないけど、そうまでして働かないといけないのかなぁ?
無理なものは無理と諦めていれば、周りの人は幸福に暮らせたと思うよ。
警官とギャングの癒着は良くないけど、そのために犠牲気なった人が不幸すぎる…
内部告発って多くが告発者の破滅につながっているんだよね。
どんな犠牲を払ってでも悪を暴く正義となるか、悪事を見過ごし自身の生活の安定を望むか。
皆さんはどちらの人生の望むだろうか?
それにしてもラストが救いなさすぎだろ…どんだけ暗い作風にする気なんだよ。
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