現代社会の縮図は一台の鉄道のなかに「スノーピアサー」

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スノーピアサー(字幕版)
クリス・エヴァンス
2014-06-07


2014年、地球温暖化防止のため地球全体に冷却物質が散布され、地球は氷河期に突入した。
それから17年、人類は一台の鉄道の中で生き延びていた。
そこでは鉄道のオーナーウイルフォードを頂点とする厳しい階級制度が成立し、最後列の車両では最下層の人々が窓もない部屋でひしめき合って生活していた。
そこの住人カーティスはエドガーと先頭車両への反抗を企てており、片手片足を失った老人のギリアムは配給のプロテインに入っているメモを見てカーティスに指示を与えていた。
そこに小太りの富豪女性が現れ子供2人を連れ去っていく。父親が怒って靴を投げると女性に当たり、父親は片腕を凍結する刑に処される。
凍結を待つ間首相のメイソン最後列の車両に現れ身の程をわきまえろと演説、凍った父親の片腕はハンマーで砕かれてしまう。
カーティスは監獄車両にいるセキュリティのプロ、ナムを助けて先頭車両を目指すためドラム缶を密かに集め扉を突破する。
監獄車両でナムとその娘ヨナを助け、幻覚物質クロノールと引き換えに扉を開ける約束を取り付ける。
プロテイン製造車両を越えた時、ギリアムが発見したメモには水と書かれており、カーティスとエドガーは給水車両を目指すことにする。
次の車両への扉を開けるとそこには武装した覆面の一団、途中新年を迎え氷塊にぶつかりながらも驀進する鉄道で混乱しながらも死闘を繰り広げるカーティス達。
しかしトンネルに差し掛かったところで暗視ゴーグルをした兵士達に一方的にやられ出す。
カーティスはわずかに残ったマッチから松明を作り、目が眩んだ兵士達を逆襲。
その最中、カーティスはエドガーが兵士に捕まり降伏を迫られるが、目の前には督戦に来ていた首相のメイソン。
エドガーの命を助けるか?メイソンを捕らえ前に進むかカーティスは究極の二択を迫られることになる…

荒廃した近未来シリーズ。
今回は温暖化対策しすぎて氷河期に逆戻り、人類は車両の中だけで生きている時代。
もはや痛勤電車とかそういうレベルじゃない、痛勤生活というこの世の地獄が来たのだ。
毎日の通勤が辛いのお嘆きの諸君は、それが生活にならないよう地球温暖化に一層の問題意識を持って欲しい。

さてそんな箱庭の世界で人々は何をしたか?特権階級を作りそこでぬくぬくと暮らす人々と最下層で人権も満足にわない階級を虐げる世界を作ったんだな。
最下層の人々に配給されるプロテインの原料なんてXXXだぜ!?長野あたりの郷土食もびっくりだよ。

でもこの階級社会って現代社会の縮図だよな。もしも日本が100人の村だったらみたいな。
我々も最後列の車両にいつもいて、その世界しか知らないから当たり前と受け止めているけど、
前列の車両には何にもしないで税金を啜っておいしい思いをして、罪を犯しても問われない上級国民がいる。
さらにその上にはその仕組みを作り、維持している者がいて高みから見下ろしている。
反逆しても無駄に終わることを知っている最下層の我々は学習的無気力に陥り、日々を怠惰に過ごしている。

だからこそカーティスとエドガーはすごいのである。そんな絶望的な環境にありながら座して死を待つを潔しとせず反逆の糸口を掴み、手繰り寄せ、活路を探し続ける。
上級国民へ革命を起こしたカーティスがどんな風景を見るのか?
その結末はみんなの目で確かめてほしい。

そんな格差社会への風刺が効いた一本、日々起こる理不尽に耐えきれなくなる前に見てほしい。

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