引きこもりやるのも楽じゃあない「パッセンジャー」

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パッセンジャー (字幕版)
ジェニファー・ローレンス
2017-06-28


宇宙船アヴァロン号、限界を迎えた地球から新天地ホームステッド2に向け乗客5000人を乗せて120年の星間航行の途中にある。
乗客のみならずクルーもコールドスリープで眠る中、乗客で技師のジムは1人コールドスリープから目を覚ました。
美しい船内では会話の相手はホログラムのアテンダントと自動音声ガイダンスしかない。しかしそれも定型文を繰り返すのみで要領を得ない。
地球への通信も10年単位でかかる距離、クルーの眠る部屋は堅くロックされており破壊もできない。
話し相手はバーのアンドロイドアーサーだけ。
色々試みてひとつわかったのは、この船が航行の30年目であり、ジムはあと90年宇宙で1人生きなければならないということだけだった。
ジムはスイートルームを使ったり、映画館やダンスゲーム、バスケで遊んだり、全裸で徘徊したり果ては宇宙遊泳も楽しんでやりたい放題で約一年を過ごす。
そんな時コールドスリープする1人の女性にジムは心を奪われる。
女性の名はオーロラ、作家であり、乗客の1人としてゴールドクラスの搭乗していた。
オーロラのコールドスリープ前のビデオメッセージを閲覧する度に思慕の念は募る。
そしてとうとうジムはオーロラのコールドスリープマシンを操作し、彼女を眠りから醒ましてしまう。
混乱するオーロラはジムと同じように自動音声に腹を立てたり、クルーの部屋を開けようとするもうまくいかない。
やがて2人は映画館やダンスゲーム、バスケで遊んだり、中華料理店で食事したり関係を深めていく、ジムがオーロラを起こした事を秘密にしたまま…
宇宙に1人放置された男の話。
宇宙じゃ無くて遠洋上の客船とかでも同じことできそうだけど、やはり太陽の光も届かない闇と静寂の世界での孤独は地球上のどこよりも深いのだろう。
宇宙に放置された状況は火星に置き去りにされたあの人と同じだけどなんだろう、この雰囲気の違いは?
片や家も食料もなく、生き残ることすら絶望的な状況でありながら、どこか楽しげにジャガイモ栽培した人。
片や豪華な家と豊富な食料、有り余る娯楽と生きるには何の不足もない状況で絶望している人。
元の性格もあるんだろうけど人間を苦しめる最大のものは退屈なのではないだろうか?
死と隣り合った環境でも生き残りに必死になっている間は、充足感があるのではなかろうか。
ジムも全ての娯楽に飽き、気を紛らわす相手もいない、そんな環境で寿命まで生きる。そんな退屈に耐えられなかったんだろうね。
退屈を忘れさせてくれる他人を求め、悪いことと知りつつオーロラを起こすジム。
自分生き残るために他人の時間を奪ったのだから強盗となんら変わらない。
ジムも絶体絶命な状況だったらこんなことしないんだろうけど、それだけ退屈は恐ろしいのかもしれない。
そう考えると引きこもりってある種の才能だな…
クルーに交代勤務とかなく1人も起きていないとか、緊急用の連絡手段がないとか設定に御都合主義感は否めないが、
船内の美しさや、無重力の描写、アンドロイドのアーサーの絶妙なマシン具合、そして盛りだくさんのオーロラのサービスシーンなど見所は沢山!!
映画の後半はなぜジムは早く目覚めたのかという物語の核心に迫っていくんだけど、ラブロマンスからガラッと変わる感じはアンハサウェイのあの映画そっくりだなwあれは飛行機だったけど偶然?タイトルもそっくりだ。
もう全てが煩わしいとお疲れのあなた!
この映画で退屈の恐ろしさを実感しよう!きっとあなたを煩わせていたものに愛着が湧いてくるぞ。

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